まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を長年楽しんでいます。
*画像等はクラブより使用許可を得て使わせて頂いています。

岩田と大庭とフィックルと

2009年04月21日 04時33分10秒 | 今日の日記
私は競馬場に行くと、途中で眠らない限り全てのレースに手を出してしまいます(笑)

そんな馬券下手な私が贔屓にしている騎手は岩田騎手と大庭騎手。
あれ?武豊じゃないの?と言う声も聞こえてきそうですが、武豊騎手の場合は最近それほどでもなくなってきましたが、必ず人気になりますのでオッズ的な旨味は殆ど無く、取捨をしっかりと選定しています。
しかし岩田騎手と大庭騎手は新聞で名前を見つけるとよほどでない限り買ってしまいます(笑)

今週はフローラSです。
私が大庭騎手を知ったのは昨年のフローラSで愛馬フィックルベリー(レースは逃げて欲しかったのに中途半端に先行して失敗)に乗る1ヶ月前に大万馬券を取らせてくれた時から注目していた騎手です。

大庭騎手は関西の方には馴染みがないでしょうが、関東では知る人ぞ知る大穴を出す騎手。
なかなかの技術があるのに乗り馬に一向に恵まれず、先日の桜花賞カツヨトワイニングでG1初騎乗を果たしたくらいです。

大庭騎手の穴を出すパターンは大逃げか最内で脚を溜めての豪快な追い込み。
決まらない事もありますが、時々ハマります。
最近で言えばファルコンS。
私は普段は買う大庭騎手も含めて予想していましたが、重賞だった事もあって愛馬フィックルベリーで失敗した事を急に思い出し、直前に武豊騎手に変えたんです(泣)
そうしたらズドンと2着。
ジョーカプチーノはシルクメビウスと戦った素質馬でしたから同頭から三連単12点。
1・3・4着を全て当てていたけど2着が抜けた為に超万馬券(4824倍)を取り逃し、非常に非常に悔しい思いをしました…。
事前に新聞に記した買い目が思わず涙で滲んだ始末。
穴馬券を好む方は大庭騎手は狙ってみて下さい。
そして買い続けて下さい!

岩田騎手は実力よりも馬券にまだ旨味がある騎手。
特に武豊騎手や安勝騎手が一緒のレースにいるときは妙に人気が下がります。


岩田騎手はフィックルベリーのデビュー戦に乗り、2戦目は大庭騎手が乗りました。
そんな共通点が実に面白い。
今日話題のフィックルベリーはすぐ1000万を勝てるレベルにまで来ています。
差してくる競馬を覚えてきました。
次も岩田騎手でお願いします。
将来はオープンに上がる馬だと思っています。

シルクイーグルについて

2009年04月20日 02時42分33秒 | まさるの「この一頭」
シルクイーグルが見事2勝目をあげてくれました。
じんわりと嬉しくなる勝利でした。
この馬とはたくさんの時間接していますので思い入れも強く、また私のブログの左の写真に使われている大先生「シルクトライアンフ」の意志を継がせた出資でもありました。

イーグルは父がコマンダーインチーフですが、コマンダーらしからぬ軽い動きをする馬でした。
雨の天栄で私は佐藤伝二さんにこの馬とシルクレセプションとシルキーチーフの3頭の中でどれが良いかお勧めを伺ったらヒガシオリビアと即答されました。
なかなかいい見方をしていると誉めて頂きました。
良い意味でコマンダーらしくない素軽さがあるし、脚も丈夫で馬体的にはその3頭で一番とお墨付きを頂いたので、その場で大先生の補償を使って出資しました。


競馬場に勝利を信じて何度も応援に行きましたし、休養中の天栄でも2回会っています。
そういう意味では現在の出資馬の中で、最もたくさん実馬と接している思い入れの強い馬なのです。

競馬場だといつもチャカチャカしていますが、それは真面目な気性だから。
いつも一生懸命走ろうと気持ちが入ってしまうのです。
天栄で会うと、昨日のブログで使った写真のようにおっとりしてやさしい表情のイーグルになるのです。
20分くらい馬房の前にいてもずっと付き合ってくれますし、顔を触っても鼻をいじっても嫌がらずにいてくれるおとなしい馬なのです。
あごが痒いのか自ら首を振って馬房の鉄壁にあごをガンガンぶつけたり、歯が痒いのか壁をかじったりとお茶目なイーグル。
あのイーグルがまたやってくれたかと思うと心が沸き立ってきます。

また来春に天栄で3勝目をあげて休養中のイーグルをナデナデしたいと思っています。
イーグルはトライアンフとイグニションの分も頑張ってくれています。
とにかく無事にこれからも頑張って欲しいです。

アンライバルド恐るべし

2009年04月19日 17時28分22秒 | 今日の日記
皐月賞を現地で見てきました。
さすがのメンバーにお客さんもたくさんでした。

アンライバルドはデビュー戦の走りからかなりの大物感を感じましたが、皐月賞を取るとは大したものです。
豪快に先頭に立ち、一気に突き抜けました。
さすが岩田騎手ですね。
器用さも身に付けたこの馬はダービーも人気を集める事でしょう。
ブレイクランアウトも相当レベルアップしないと跳ね返されそうです。

キャロットのレクチャーに参加しましたが、変な悲壮感は無く、思っていた以上に出資者もサバサバとしていた気がしました。
狭いところに入ってしまったフィフスペトルは力を出し切っておらず、息がすぐ入ったようです。
どうやらマイルカップに向かう公算が高い模様です。
最後かなりの脚を見せていたようにブレイクランアウトの強敵がまた現れたと少々複雑な気持ちがしています。

トライアンフマーチは段々と血統の確かさが出てきた感じですね。
展開がやや向いたかもしれませんが、大外ぶんまわしで中山の直線を凄い脚で上がってきています。

加えてセイウンワンダー、シェーンヴァルトの好走には嬉しくなりました。


それにしてもキャロットは絶好調ですね。
今や本家のサンデーRを脅かす存在になりつつあります。
ますます欲しい馬が取れなくなりますね(汗)

シルクイーグル2勝目!!

2009年04月18日 13時33分19秒 | 今日の日記
4月18日(土)
シルキーキュート   中山7R   4歳上500万下   D1,200    55 武士沢   12着   

シルクイーグル   福島8R   4歳上500万下    D1,150    57  的場     優勝


シルキーキュート…絶好の気配。牝馬限定戦でもあり「これはもらった!」と直前で馬券を買い足しました(単複1000円ずつ)。スタートまずまずに先行。これはいい位置につけたなと勝利への欲が出てきますが、3コーナー過ぎから手応えが…。4コーナー前で手が動いて外を回すのがパターンですが、今日の場合手応えが悪くて動いていたようです(汗)今日はキュートの力が出ると思っていましたが、思わぬ惨敗。しっかりと休ませてまた次のパフォーマンスに期待しましょう。無事であればそれでいいのです。

シルクイーグル…競馬の神様は私の今週のブログを見ていましたね(笑)福島賛辞に纏め上げた私に対して神様は2週連続の同条件(D1,150)での勝利をプレゼントしてくれました。パドックではちゃかちゃかして少し焦りましたが、トモの張りが絶好です。休み明けでもいい状態に思えました。気性が勝っている方が休み明けもいいし、と都合のいいように解釈。伸び上がるようなスタートから先行していい位置に。これはシルキーキュートと同じような流れ…。でも道中の追走が楽に思いました。4コーナーでいい位置につけ手応え抜群に外を回ります。これはやったと思いました。渋った馬場も味方しましたが、なかなか強い内容です。これなら上のクラスでも頑張ってくれるでしょう。何せこの馬は私が自分の眼でシルクレセプションと天秤にかけて選んだ一頭なのですから…。シルクトライアンフもきっと喜んでくれている事と思います。

【2009年愛馬成績  -3-3-9-1-14

今週の出走馬

2009年04月17日 19時24分03秒 | 今日の日記
4月18日(土)
シルキーキュート  中山7R  4歳上500万下   D1,200   55 武士沢

シルクイーグル  福島8R   4歳上500万下  D1,150  57 的場


シルキーキュートは前回勝つかと思われましたが、スタートで失敗。あおってしまいました。スタートの良い馬ですから痛かったですね。シルキーキュートは我が厩舎の土台を作った一頭です。現級勝ちもあり、このクラスは勝てる馬です。無事に走り続けてくれるキュートには最敬礼です。なかなか勝てなかった先週のルージュアルダンに続いて勝って欲しいです。地味ですが私は大変評価している馬です。ピンクのメンコにシルクの勝負服は実に映えます。


シルクイーグルは5ヶ月振りの出走となりました。順調でしたが、尾形厩舎が3歳好調の為かなかなか天栄から戻してもらえずに不安になりましたが、尾形師もさすがにこのブログに書かれる事を恐れてか入厩の運びとなりました(笑)相性の良い津村騎手は阪神で重賞がある為に的場騎手。入れ込み易いので当日の気配が大事。叩かれた方がベターだが、上手く好位につける事ができればこのクラスは突破できる馬です。

福島競馬観戦記(グルメ編)

2009年04月16日 06時54分46秒 | 今日の日記
私は競馬場の食べ物が大好き。
いつもお腹いっぱいになるまで食べてしまいます(笑)
福島は新潟や宮城に負けず劣らず米が美味いんです(野菜果物もうまい)
私が知り得る12の競馬場(中央8場+南関4場)の中でトータルで一番食べ物がおいしい競馬場かもしれません。


福島の食べ物で最強コンビです。これは外せません。
埼玉人の私が初めて訪れた秋の福島で食べた新米(おにぎり)のおいしさには言葉を失いました。
当時、米がグイグイ喉を通る快感を思い出したのでした。
そして福島競馬場といえば「モツ煮」。
これは私の知る競馬場の煮込みでもダントツに旨いです。
おにぎり200円、煮込み400円の計600円也!


喜多方ラーメンです。福島の有名なラーメン。
鶏がらベースのあっさりとしていてすっきりとした味わいにはやさしさを感じます。
麺は太目の縮れ麺。
シンプルですが旨いです。
写真はちょいと奮発してチャーシュー麺680円。


今回は愛馬の出走や勝利があり、それほど食べられませんでしたので2品目と少々少なめ(おいおい、十分じゃないか!)
次回はまた違うおいしさを探してみようと思います。

一階フードコーナーの昼前に無くなる数量限定のシャケ弁当は個人的おすすめ。
みそ汁変わりにモツ煮込みの組み合わせだけでも福島に来た甲斐があったというものです。

ビバ!福島!

福島競馬観戦記(後編)

2009年04月15日 00時50分33秒 | 今日の日記

シルクユニヴァースです。
短距離を走る馬にしては薄手でゴツくありません。
基本的におっとりとした馬です。


ルージュアルダンが登場しました。
おお、初めて会えました。
思ったよりも胴が詰まっています。


うーむ、これは短距離馬の体ですね・・・。
力強いですよ。


舌を出していました。
気合いは乗っていますが、リラックスしている感じで余裕があります。


嬉しさのあまり顔が桜色の私です(笑)
福島バンザイ!

福島競馬観戦記(中編)

2009年04月14日 00時01分27秒 | 今日の日記
私は福島競馬場はこれで3度目でした。
一応の施設面は把握しているのですが、まだ内馬場には行った事はないし、端から端までは歩いていません。
福島競馬場を語るにはまだまだ情報が不足しているのですが、少々お話してみたいと思います。

まず、私はかなり好きな競馬場であると再確認しました。
もともと福島は好きな地であって、贔屓目で見ているきらいもあるのですが、それを抜きにしてもとてもいい競馬場です。



前面に見える山が信夫山です。ローカル競馬場は馬場との距離が近くていいですね。
ふかふかの緑のじゅうたんを想像していましたが、まだ冬があけたばかりのみちのくの地では芝が育っていませんでした(汗)


これが有名な2階にあるパドックです。
馬が実に近い。地方競馬並みです。ですから馬が良く見えて楽しいです。
オッズ板がちょっと見辛いですかね。
馬は下からパドックのある2階まで坂道をあがってきてお披露目となるのです。
夏は厩務員さんも大変でしょうね。



これが福島のゴール板です。
上の飾りは「三春駒(みはるこま)」といいます。
これは昔、坂上田村麻呂が蝦夷を討つのに苦戦してそれを助けた伝説の馬と言われています。
今では郷土玩具として伝統工芸品とされて親しまれています。

福島競馬観戦記(前編)

2009年04月13日 05時33分56秒 | 今日の日記
朝2番の電車に乗り込み宇都宮まで向かいます。
早起きは苦にならないクチですので、途中まで鈍行で行きます。
宇都宮からは新幹線を利用。さすがにここから福島までは遠いです。
福島には7時48分に到着。鈍行を交えても2時間かかりません。

ゆっくりとコーヒーでも飲んで…と思っていましたが、お腹の調子が悪くなりトイレを探していたら8時半になってしまいました。
福島競馬場までは駅から約3キロ。
決して歩けない距離ではありませんが、バスを使って行くのがスマートです。
今、福島は桜が満開なので有名な花見スポット「花見山公園」に向かう車で混んでいました。

国道4号線沿いの市街地にある福島競馬場。
新しくてキレイです。東京競馬場のようにデカ過ぎないのでいいですね。


指定席を買い求め場内を歩いていると競馬場内に地元の農家さんが野菜を直売していました。
こういうの悪くないですよ。なんだかホッとするような風景です。

指定席を買う人は開門前でも入れてくれます(笑)
並んでいる人に申し訳ない…。
福島はB指定しか使ったことないから今回はA指定にしてみよう!


私は疲れやすいので競馬場に行く時はいつも指定席を求めます。
関東の指定席証とは全然違います。
ちなみにパドック大好きな私はA指定は失敗でした。
少々遠くて歩かないといけないからです。
パドック派はB指定がいいでしょうね。
座席にコンセントが無いので電源が取れず、携帯充電が出来ませんでした。
パソコンを使う人は要注意です。

つづく

ウィナーズサークルにて

2009年04月12日 04時10分52秒 | 今日の日記
ルージュアルダンが勝ってくれた福島競馬場にて私は色々な経験をさせてもらいました。
それは素晴らしい経験でした。

まず、ルージュアルダンは短距離の体をしていました。
私は初めて本馬をナマで見ましたが、マイルくらいがいいとテレビなどから推測して勝手な発言をしていましたが、訂正させて頂きます。
今のルージュアルダンは短距離馬です。
しなやかなイメージとは裏腹。
思っていた以上にゴツい感じがしたし、胴は短く、トモの充実はダート馬のそれ。
あの体型なら文句なしの短距離馬の体つきです。
陣営は様々な条件を試さないし、厩舎が悪いと批判してばかりでしたが明らかに私の間違いでした。
厩舎先生はプロです。
プロがこの条件がいいと決めて取り組んでいる事に、私のような単なる一口会員(素人)はゴチャゴチャ言うのは失礼なのだと今更ながら感じました。
なんと、和田先生は我々口取り出資者に向かって「ありがとうございます」とお辞儀をして下さいました。
我々も自然とお礼の言葉が口をついて出ていました。

そして極めつけは中舘騎手。
この人はやはり凄いですよ…。
我々一口会員ごときに対してお辞儀をして迎え、撮影終了時にはこちらを向いて、ありがとうございましたとお礼を言って次のレースに向かっていったのです…。
なんと言う腰の低さ、謙虚な人柄なのだろうと私は感激してしまいました。
この人柄だからこそ、数多くの厩舎からこれだけの乗り馬を集められるのだという中舘騎手の営業のうまさや人格の一端を見た感じがしました。


私などはもっと謙虚にならなくてはいけないなと思いました。
どうしても愛馬が負けて納得いかないと調教師や騎手に対して不満を言いたくなるのですが、それは極力やめなくてはいけないと思いました。
私も今回の経験で暴言は少し減ると思います(笑)

柔らかな風の吹く春の福島は、私の一口馬主としての新しいスタンスを教えてくれたのでした。