インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

食べ物の「一覧表」

2014-12-21 11:23:48 | 身の回り
  雅太は、買い物から帰ると野菜たっぷりのイカの煮付けを作り、煮込んでいる間、ブログでも書くことにした。寒波の影響で実家に戻らず、アパートに引きこもる日曜日は、傾向として、お決まりの「買いだめ」巡りを行うのであった。雅太の「一覧表」には、お決まりの品物や店が並び、魚はどこで買うか、野菜や果物はどこか、壁画のごとく刻まれていたのである。

 近場に「ええじゃん尾道」というJA主催の、地産地消の野菜売り場で、ミカンやらキウイフルーツ、椎茸やらサツマイモなどを調達する。ビタミンCを補うのである。卵などは平飼いの卵(一個25円と安い)10個入りのを買っておく。鍋に放り込むため、よもぎ餅なども買うのは、雅太が食いしん坊なところであろう。

 激安スーパーでは「味ポン」やら「ヨーグルト」、さらにはなぜか充実している地産地消な魚を調達するのである。イカの類、煮付けに適した魚、さらにはエイなども買って冷蔵庫に放り込んでおくことにした。

 お菓子コーナーでは、とんがりコーンやらピックアップなどを懐かしむものの、食指が動かない。フライ類や砂糖は体に悪いとかあるが、実際に食べていると気分が悪くなるからだ。その中でも、麻薬ともいえる「チョコレート」のコーナーだけ、雅太は気になっていた。唯一買う商品は「チョコレート効果86%」であった。砂糖が少ないこととポリフェノールがどうのこうのが、雅太の唇を釣り針に引っ掛けたのである。74%は甘いし、95%は冷凍庫にあるが減りが少ない。

 菓子パンに至っては、腐らない「ヤ○○キパン」などは、ここ1年めっきり食べていない。実家が農家で、主食を玄米としているので、パンの代わりに、せっせと、むすびを作っているわけである。その割には、餅類には釣り針に引っかかり、おはぎだとか、砂糖が多いくせに、好んでいる矛盾もあった。

 書いているうちに時間が経ち、鍋が煮えており、味ポンと卵、よもぎ餅を二つほど放り込む。酒を少し入れ、食欲をそそる香りが、部屋に充満し始めた。そろそろ食べるか、と雅太はブログを終えるのであった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿