私が憶えている手は
殺してごめんなと謝りながら
木を切っていた
親父の手。
私が憶えている手は
花というものの目的を教えてくれた
お袋の手。
私が憶えている手は
いつか鹿を殺す日の稽古に
野ウサギを殺していた
兄貴の手。
私が憶えている手は
新しく生え出る木を見つけようと
土をほじくっていた
姉の手。
私が憶えている手は
私の人生の頂に行く道を教えてくれた
爺さまの手。
『今日は死ぬのにもってこいの日』より
殺してごめんなと謝りながら
木を切っていた
親父の手。
私が憶えている手は
花というものの目的を教えてくれた
お袋の手。
私が憶えている手は
いつか鹿を殺す日の稽古に
野ウサギを殺していた
兄貴の手。
私が憶えている手は
新しく生え出る木を見つけようと
土をほじくっていた
姉の手。
私が憶えている手は
私の人生の頂に行く道を教えてくれた
爺さまの手。
『今日は死ぬのにもってこいの日』より
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