インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

11枚目……。 妄想は膨らむ。

2013-03-09 21:05:03 | 映画や小説、テレビなど
  今日も執筆した。最初から推敲しながら書いたので、11枚目で終わった(原稿用紙換算で33枚程度)。

  黒田くんは、粒島のところまで来たわけであるが、この登場人物は「古い見る者」に近い存在であるからして、黒田くんにとって、不可解であり、不気味である。新しい見る者、ドン・ファンは「陰気な古い呪術師が嫌で嫌で堪らない」といいい、知覚の自由を求める。一方の古い見る者、粒島?は妄執に囚われているわけである。

 とはいえ、古い見る者も、新しい見る者も、共通の基盤はあった。

 世界はエネルギーでできており、人間は意識の存在であると考えていたことである。

 意識は、現実の体(肉体)に特有のものではなくて、もう一つの体(エネルギー体)にも備わっている。

 現代人は、肉体の意識、第一の注意力に固執し、それが唯一絶対であると考えている。それがすなわち、理性(集合点の固定)である。

 一方で、呪術師は、エネルギー体の意識、第二の注意力に、知覚の範囲を広げようとしている。それが高められた意識の状態であり、人間存在が生きている目的は、そこ、「意識を高めること」に在るというのだ(集合点の移動)。

 夢見を通じて、エネルギー体を鍛え、完成させるわけであるが、エネルギー体というのも、肉体の鏡の像であるがゆえに、日常生活のレベルをそのまま反映しているというわけである。

 日常生活が細かなことや妄執に囚われていれば、あっちの世界での動きも、それを反映するわけである。古代の呪術師の世界というのも、はっきり言ってそんな感じであったのだろう。

 …ということを考えながら、物語を書いているのだわい(頭がおかしくなりそうだ)

 今日はこれぐらいにしてください(これから夢見の時間ですね)

 

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