インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

島の経済システムを考える

2009-07-22 21:22:44 | 聖なる木を創る、地域通貨
 種子島の知り合いから電話がかかった。日蝕があったが曇っていて良く分からなかったという。辺りは暗くなったらしい。長いこと話したが、景気が悪く、ガソリンが142円になったと嘆いていた。

 南の島に持ち家があっても、現金収入がなければ生活できない。島で長閑な暮らしをするためには、島全体が一つの経済共同体でないとだめだろう。

 客観的に考え、沖縄だろうと、台湾だろうと、ルソン島だろうと、資源やら生産設備(会社)がなければ、現代生活が送れない(インディアン生活はできるが)。

 島で製造したものは出来るだけ島で消費しなければならない。安いからといって沖縄人が泡盛やオリオンビールを飲まずに、麒麟麦酒を飲めば現金が流出してしまう。島の収入と支出のバランスが取れないから、島人は出稼ぎに出なければならないわけである(or諦めて移住)。

 安くて良い品物がどんどん島に入ってくるようでは、島の産業は持たないから、多少悪くて高くても、出来るだけ島でつくられた品物を買うべきではないか。まさにインディオ組合でも作らねば、島の生活は持たないのである。

 島をカジノ化して、現金を落として貰うという手もあろう(犯罪率が高くなりそうだ)。だが島がカジノを営むより、産業を営むほうが健全ではないか(but財政難で無理か)。

 なんとなく、キューバという島が一番理想的なのではないかなぁ、と思うのだが(キューバ社会主義のすばらしさ)。閉鎖的な島は自由がなくて色々問題も多そうだが、ブロックしないと、下請けや派遣のように都合の良いように利用されるだけだと思う。

 沖縄とか独自の文化があるし、そういう共同体が出来そうな気もするのだが(現実を動かすのは「円」の力ですか)
 

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