インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

勝手に看板

2014-04-13 14:29:17 | 考えるインディオ
  4月は思えないくらい染みるほど寒く、雅太は毛布の中で震えて寝た。起きたら喉が痛い.ビタミンCが足らないのかもしれぬと、日曜日は食材を買いに店を渡り歩く.自炊というのは面倒だが、健康に直結するので、雅太は人一倍気をつかい、地産地消なネーブルやらキウイフルーツ、サツマイモやキャベツを切らさないようにしていた。出来ればカボチャとか欲しいところだが、季節外れでニュージーランド産しか無い。激安スーパーではなぜ安いのか不気味で、中国地方の魚、カレイやイワシを調達して、焼いて食べることにした。

 雅太が国道に車を転がしていると、新しい看板がやけに目立っているのに驚いた。時折スーパーの無料広告に空き不動産が出ているのチェックし、「ここに店を出したら」と雅太は妄想していたのだ、実際にドンピシャな場所に看板を出している強者が居て、感動したりする。

 モノがあふれている時代だが、金が回らず、仕事が少ない。だから地元を去る若者が多く、何としてでも地元に居続けたいのならば、それなりの勝算があれば、商売をするのも良いかもしれぬ。特に「仕事帰り、18時から20時あたり」が狙い目で、カラオケやら踊り場やら、面白そうなサービス業が狙い目なのかもしれぬ。とはいえ、若者が少ない地方だと、仕事が終わったら、疲れをとったり家庭へ戻るためにそんな集いに寄らぬかもしれぬ。

 大都会ならばクラブ以外も、英会話教室やらトレーニングジム、趣味の催しがあったりするが、「呪術の学校」なども、怪しげな宗教サークルみたいな感じで、存在するのかもしれぬ。

 雅太の今、手元にあるゲートウエイの教材であるが、これは自宅用だが、説明書にあるように「期待しないで下さい」というのが、正に的を得ていると思われる。ゲートウエイに期待してはならない.しかし期待しているからこそ、うん万円も払って購入するわけで、実に矛盾している。

 というか、体外離脱とて、大したことではなく、単なる夢の一部に過ぎないと言ってしまえばそれまでで、「体外離脱に期待してはならない」というのが雅太の本音だろうか.ただ、浮遊霊となって、色んな場所へ行ったり色んなことを知ったり(遠隔透視)出来るようなレベルに達すれば、マクモニーグルのように「遠隔透視をビジネスに応用して、コンサルティング会社を起こしてみてはどうか」と考えるかもしれぬ。

 ただそれば出来れば客が殺到するので看板など出す必要も無く(裏を返せば客が見つからないから看板を出しているということ)、逆に人から逃れるような生活をしなければならないのかもしれぬ。

 妄想がそこまで発展したとき、雅太は頭が混乱し、ブログを書くのを止めるのであった。