インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

あまみエフエム②

2010-10-10 17:51:00 | 考えるインディオ
 さっき、BSで先週の奄美のラジオ局の続きをやっていた。奄美大島出身者は、高校を出たらほとんど皆、東京やら大阪へ出るわけで(それで戻ってこないわけで)、ならば東京で奄美出身者のライブイベントをやったら、ということだ。

 六本木のミッドタウンで、奄美出身のアーティスト(ビッグなので元ちとせ)を集めてライブイベントやら島の商品を出したり、ラジオとかも紹介していたようだ。大島紬やらハブ革の商品やらで、昔から島にあるもので、新しいものをクリエイトし、見せていたようだ(イベントは中止されたようだ)。

 客から「島の魂は踊って楽しいことだけじゃないことを伝えてくれ~」とか主催者が言われたり、色々絡まれていたようだ(音楽で伝わらないなら、田中一村の画で…)

 この奄美のラジオ局が支援していたカサリンチュなるバンドが全国デビューしたようだ。調べてみるとあった→ カサリンチュ

 仕事の少ない島で働きながら音楽活動していたようで、島のライブで700人集めたとは大したものだ(やはり公共電波の力か)。もっとも、年配者を含めた多数は冷めていて、「それが自分とどのような関係にあるのか?」「ぜんぜん奄美っぽくない音楽だ、他人事だ」と考えているのかもしれない。

 やはり奄美大島にいる大多数のアリは、キリギリスが何を歌おうと、毎日の生活やら将来のことで手一杯。が、それが実生活の何かを変えてくれるのなら大いに関心を持ち、支持するだろう。これはもう、「島が自立していないから、個人が自立できない! 島の自立を目指そう!!」的な運動でもやるしかないわけであるが…、

 やはり皆、日本国の福沢諭吉が好きなのだわい(踊念仏交換券など要りません)

 とはいえ、奄美大島とかでも、地産地消の動きはあるし、カネが無いなら無いなりに店とかで買わず、知人からもらったり、安く買ったりしている(だからますますデフレ経済が進行する)。農産物はその典型か(ネットオークションもか?)。

 ただ石油とか工業製品とか、どう考えても島では手に入らないから、それを手に入れるためには現金が必要であり、付加価値が高いことをやらざるを得ない。

 奄美大島をゲームソフトやらアニメを作る拠点にするとか(ゲームオタク求む!) 

 観光客がぞろぞろ来るような映画の拠点にするしかない(『南島ダンスバトルロワイアル』)

 そんな博打に手を出す会社があるわけもなく、せいぜい沖縄のように経済特区とかで税制上の優遇をするぐらいだが、「自分達の力で何かしら付加価値の高い事業を立ち上げよう!」という地域運動が起こり、ボランティアが集まったら、面白いことが起こるような気もするのだが(そういうのをラジオ局が宣伝してブレーンを集める)…、

 まずはアイデア募集、とりわけ「奄美大島ファンタジー大賞」募集からか(売れそうな小説を送ってください)

  奄美大島の運命がかかっているのですね(応募要綱には、「ゲーム性があること」、「必ずを入れること」となります〔しかし変な宗教は入れてはいけません〕)