インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

ゲゲゲの女房

2010-06-19 08:38:01 | 映画や小説、テレビなど
  さっき、たまたまNHKをつけていると、『ゲゲゲの女房』なる連続ドラマが放映されていた。そういえば、この前実家に帰ったとき、インディオの母親が楽しみに見ているようで(テレビの極貧ぶりを?)、15分見ていたが、漫画家水木しげるが、軍艦のプラモデルを作っていたり、漫画家を辞めて看板屋になろうか(カネがないので病気の女房の鼻紙も買えない)とこぼしていたり、エピソードが盛り込まれていた。

 戦争で片腕を失ったから、漫画家にならざるを得ない事情もあったのだろうが、好きなことばかりやって子供のように生きていくのはなかなか楽しそうに思えた。確かに恐ろしく貧乏だが、周りもそんな感じだったろうし(?)、戦後の日本はまだまだ希望があったのかもしれない。

 今は漫画とてあまり画期的ではないし、世の中何もかにも飽きられているような気さえする。妖怪マンガのどろどろした創作物を執筆していると、いつの間にか本人も巻き込まれておどろおどろしい精神状態になっていくのかもしれない。

 逆に暗くて希望のない世の中(特に日本)だから、今こそ、光のような創作物が必要なのだろう。だからスピリチュアル関連の著作物が売れ、パワースポットやら開運グッズも脚光を浴びている。

  このブログも、成功キーワードを盛り込んで、プラスの効果をもたらすようなものでありたいものだ。文字が呪文であるなら、読み手が幸せになれるような文章でありたい(もちろん自分自身も)。

 しかし人間はマイナスの暗い部分に興味があるのだわい(それで巻き込まれていきます)