インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

五右衛門風呂

2010-06-04 19:17:45 | 身の回り
ど田舎にある実家の五右衛門風呂(厳密には少し加工してあったような)が、ついに壊れたようだ。薪とかで焚いて温めるわけだが、どうしても水漏れが止めることができないようだ。

 普通の風呂にするという案もあるが、五右衛門風呂で育てられた自分としては、どうしても五右衛門風呂にこだわる。もはや絶滅しているのかと思ったら、広島とか九州とかでも製造している工場があった(ネット販売とかも見かけた)。

 実家の五右衛門風呂は50年近く経つらしく、あちこち修理もされていたし限界だったのかもしれない。思い返せば、亡き祖母も五右衛門風呂を愛し(せっせと焚き)、長生きしたわけで、一族の記念碑のようなものだ。

 アパートとかのガス風呂はすぐ冷めるが、五右衛門風呂は体の芯まで暖まる。時には釜茹での刑を髣髴することもあるが、冷水を大量に注げばいいわけで、温泉のようで気持ちが良い。

 もっとも太陽熱の風呂でもあるので、夏は問題ないが、やはり自分が帰省する時はゆっくりと五右衛門風呂を満喫したいものだ。風呂というのは健康上、かなり重要だから、どうせ造るならば立派なものが良いような気がする。ただし昔の記念碑(風呂)を叩き壊さねばならない。

 業者も経験無いようだし、何か良い方法がないでしょうかねぇ(屋外で五右衛門の露天風呂を造り、それに屋根を作ったら…目立ちますねぇ)