インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

映画を観ながら…

2010-03-01 00:23:22 | 考えるインディオ
  さて、今日は晴天だったが、チリ地震の津波注意報で、海辺には出かけられなかった(瀬戸内海は島の要害だらけで関係ないか)。『ジェリコ』なるアメリカTVドラマシリーズを観ていて、世界がパニックになったら(自分の所だけ残ったら)どうなるのか考えさせられた。

 アメリカのTVドラマシリーズと言えば、『24』『プリズンブレイク』にもはまったが、これもリアルな感じでハラハラさせられて面白い(現在5を視聴中)。あと、主人公が若い女性の霊能力者?である『トゥルー・コーリング』『ゴースト』も最初の何本か観たが、まあ、きりがない。

 主人公が坊主とかの「おっさん」で、成仏できない幽霊やら、時空を遡ってやり返せるようなドラマが出来ても、リアルではあるが(?)、暗い感じの重苦しいドラマになってしまうのかもしれない。

 やはり「おっさん」は拳銃でも握って、ヤクザやら警察相手にバンバン撃ち合うようなストーリーでないと、刺激がないということなのか。しかも難題を次々に解決していく明晰さを備えていなくてはならない。常に死に掛け、血を見なければならないのだ(「おっさん」主人公の悲しい掟)。

 いや、霊感を備えた「おっさん」が主人公ものもあったかも。

 とにかく、主人公の意識は高い次元にあり、必要な物もカネも人も、次々と手に入り、目的を達成していくわけで、それはただの映画のセット・シナリオかも知れぬが、成功へのイメージトレーニングにはなるのかもしれない。

 ただ映画の観すぎも、お菓子を食べるようで、美味しいけれども全然栄養にはならないのだろう。恐ろしく冷静沈着になると、映画を観ている自分を、さらに映画で見ているような妙な感覚になったりする。こうしてブログを書いている自分を、背後で何者かが見つめているとすれば…

 このインディオも、大地を舞台とした映画に、主演しているというのだろう。タイトルは『もがく男』って感じか。

 もっとも、この世に生れ落ちた人間は皆もがいているのかも知れないが。