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~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

木を植えた男

2022年03月11日 19時13分48秒 | 里山


今から15年前、46歳の誕生日に妻から一冊の絵本をプレゼントされました。
ジャン.ジオノ作『木を植えた男』です。
不毛の荒野にひたすら木を植え、数十年後に自然豊かな素晴らしい土地になると言う物語でした。
丁度その頃、前回のブログで書いたように、仕事の合間にひとりで山に入りコツコツ整備をしていました。
その時は荒れた森を整備して子ども達の遊び場を作る作業でした。



今回は杉.ヒノキの暗い森を皆伐し、真っ新になった土地に落葉樹を植えます。
正に森づくりの始まりです。
植え付けの日程が決まったので、それまでに膨大な枝葉を片付けなくてはなりません。
タイムリミットが迫ってきたので急ピッチで進めます。
木を植えることは”未来への希望”のように思えます。
コロナ、戦争、温暖化、自然災害等不安がいっぱいですが、常に希望は持ち続けたいです。
5年後、10年後、20年後どんな森に変化して行くのか?
そのプロセスを多くの方と共有できたらいいな~と思います。

                              父ちゃん

 日時   3月19日(土) 8時より作業を始めています。

 持ち物  スコップ、クワ、軍手、弁当、飲み物、敷物、など

 参加くださる方、メールにてご連絡ください。
 場所などの詳細をお伝えします。

 
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森づくりの一日

2022年02月06日 23時46分56秒 | 里山






森づくりの一日。
働き者の方々の偉大さよ! 
重労働をものともせず、みるみるうちに片付いていく枝だらけの地。
表れた古い石垣とふかふかの腐葉土。
広々とした空も、そばを流れる川もいい感じ。
どんな森になっていくのか、楽しみでなりません。
一緒に働いて、拓いて、語らって、おやつも美味しくって…😊
とっても気持ちのよい一日でした。





※次回、2/13(日)森づくり作業を行います。
来られる方、メッセージいただけますと助かります。
今度のおやつは何にしようかしら~🍀

               母ちゃん

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森づくり、始めます

2022年02月01日 09時06分20秒 | 里山


2/6(日)森づくりを行います。
当日は8:30ごろ~夕方まで、下田市加増野にて作業をしています。
時間など出入り自由、飛び入り参加大歓迎です。
自然のなかで思い切り息吸って、体動かしてみませんか😊

参加される方…「怪我と弁当は自分持ち」でお願いいたします。
場所などの詳細をお伝えしますので、メッセージにてご連絡ください。





               母ちゃん

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新たな森づくり

2022年01月25日 15時56分45秒 | 里山


今から約20年前ふと思いつき、ビオトープ、里山,川などの周辺整備を始めました。
歳を重ねるにつけ、子どもの頃を思いだすことが多くなりました。
冬になると周りの山々からは炭焼きの煙が上がり、子ども達は整備が行き届いた里山を
落ち葉にまみれながら飛び回りました。夏には川に飛び込み魚を捕っては焼いて食べたり、、、
塾や習い事などすることもなく、毎日自然の中で遊びほうけていました。



子どもが誕生してから周りを見ると、外で遊ぶ子どもの姿を見ることが少ないのに気づきました。
あんなにきれいだった森は暗く荒れ果て、すぐ近くにあるのに入って行ける状態ではなくなっていました。
高度経済成長により日本人の生活様式が様変わりをし、森や里山は置き去りになったと言うことです。
こんな自然豊かな場所に生まれたのに自然に触れないまま大人にしてはいけない!
それが整備を始めるきっかけでした。
鬱蒼とした森や川がどんどん綺麗になっていくのが楽しく、重労働でしたが気分爽快でした。
地元だけでなく都会からもたくさんの子ども達が遊びに来てくれました。
子どもはいつの時代でも同じなんだな~と実感しました。





































子ども達が成長し、仕事に追われるうちに誰も入らなくなった里山はまた荒れ始めました。

この写真は今から57年くらい前、母親の実家に遊びに行ったとき姉と二人で撮ってもらったものです。



茅葺屋根の母屋と納屋、周りには雑木林と田んぼが広がり、おとぎ話のような世界でした。
山の中の一軒家から下の集落に越した後、建物は解体し周りの田んぼには杉や桧を植林しました。
若かった叔父は自分が定年を迎える頃には植えた木が大きく成長しているので、それで小屋を造り
悠々自適な老後を楽しむ夢を抱きながら森の手入れをしてきました。
ところが定年まであと一年、59歳の若さで他界してしまいました。
私が叔父の歳を越したころから、この森を何とかしなくてはと強く思うようになりました。
そんな時、この森の整備をする計画が飛び込んできました。
すごいタイミングと言うか、何かに導かれているようにも感じました。





杉や桧は伐採し、その後には落葉樹(クヌギ)、果樹、桜、楓など約1000本を植える予定です。
わさび仕事の合間の整備になるのでなかなか進まないかもしれませんが、あと20年は動けると思うので
私が生きている間にそれなりの里山にして次の世代に引き継ぎたいと思います。
暖かくなったら整備をしながらキャンプなどもやりたいです。色んな人が集まり楽しんでいただける事を
夢見てます。







還暦過ぎた身は動きも悪くなってきたので、力と知恵を貸していただける方大歓迎です。



                                      父ちゃん

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晩秋の山里

2021年11月23日 07時54分00秒 | 里山


ここ須郷の山里も晩秋の気配が漂いはじめました。
自然の中で仕事や生活をしていると”温暖化”を痛切に感じます。
毎年9月にワサビの種を蒔くのですが、今年は10月に入っての残暑(夏日)の為
発芽率が非常に悪く散々でした。



数年前の冬のワサビ田仕事は過酷すぎました。
陽の当たらない谷間のワサビ田は極寒で、収穫したワサビはその場で凍ってしまうほどでした。
焚き火で凍える指先を温めながら鼻水、涙を流しながらの作業でした。
それが最近では真冬でも凍ることもなく、秋からそのまま春が来る感じです。
台風や大雨によるワサビ田の被害、山崩れも多くなりました。
この先10年20年後はどんなことになるのか心配でなりません。



不安を感じながらも今のこの環境、自然に感謝しつつ楽しんでいきたいです。
そこで今回初めてワサビ田ウォーキングを企画しました。
初冬の色づく山々を見ながらのんびりと水源近くのワサビ田まで歩きます。
冬の足音がする郷愁をそそるような山里から,
鮮やかな緑が茂るワサビ田の風景を見ていただきます。
普段なかなか見られないワサビ田を間近でみてみませんか?

                           父ちゃん

【須郷の山里からワサビ田ウォーキング】

日時 12月5日(日) 9時集合、9時30分出発

集合場所 まるとうわさび

参加費  1000円 (下山後には、カニ汁を用意しております。)

持ち物  弁当、水筒、敷物、




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しあわせのlei

2021年02月15日 23時58分51秒 | 里山


素敵な贈り物をいただきました🌸
『しあわせの花飾り』大谷幸生さんよりleiの贈り物。
わさびの花から縁をいただいて6年。
「うわぁ、覚えてるよっ、この感じ!」
ばあばも子どもたちもしっかりと記憶にあり、大喜びでつけさせてもらいました🍀



ちょうど河津桜も満開の今。
花は鮮やかで、草木の芽吹きは力強い。
「祭り」はなくとも、たくさんの方がお花見に訪れたようで、
古くから人は自然の草花からたくさんの力をもらってきたのだと思わされます。



ふっと漂う甘い香り、美しさ、華やかさ。気づけば笑顔が広がっていて…。
素敵な贈り物をありがとうございました!

                  母ちゃん
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春が来た

2021年02月07日 23時55分15秒 | 里山


穏やかな日曜日。
河津桜も咲きはじめ、空気も緩んで春の気配。
鳥さんも猫さんも、おばぁも子どもも、ゆったり時が流れて…。
思わず気も緩み、いちご大福をバカ食いしてしまいました…
無敵な気分になってしまう春の陽気…🌸







                  母ちゃん
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やられた~

2020年10月31日 23時41分44秒 | 里山


やられた~!

10月、モクズカニ漁解禁となり、父ちゃんが毎夕毎朝の川通いして
捕ったカニさんたち、イノシシにやられました…
モクズカニは雑食で、水中昆虫やミミズ、カエルなど、
何でも食べるようです。そのため、捕ってすぐは生臭く
ギトギトとしていてとてもとても…。
わが家では、山水かけ流しの生け簀に入れて、
ひと月以上ゆっくり浄化させます。
その生け簀をイノシシが引き回し、がっちり作った金網の蓋もこじ開け…。
呆然…。
大量のカニが被害にあいました…。



川の恵みの元で育ったカニを丁寧に擂り潰して作るガニ汁は旨み、深みが絶品。
「この味を覚えていてほしい。次の世代に残したい…」。
ただただその思いで川通いを続ける父ちゃん。
気持ちが挫けそうになりながらも…、やっぱりなんとしてもこの味を伝えたい。
カニ祭りまであと少し、生け簀をイノシシから死守しつつ、川通い続けます。
皆さんの笑顔を思い浮かべながら!

                  母ちゃん
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山へ

2020年04月16日 17時13分02秒 | 里山


本日午後は、山菜採りへ。
山の空気はひんやり肌寒く、空気も薄いのか?
急斜面の丘を歩けば早くも息切れ…。いや、ただの運動不足です…💦
太くてグー(開いていない)のわらびがたっぷり採れて、食料調達兼、運動不足解消、バッチリです!







何より、これまた大パノラマ広がる絶景ポイント。
真っ青な海に浮かぶ伊豆諸島は三宅島まで確認する事ができました。
ここで聞こえてきた、雄叫び…。
「ウォー ヴェンガー ババギ~♪」。壮大な景色に興奮気味の次男…、
ひとりライオンキングの世界に行っていました…。
休校が続き、不安やストレスが溜まっているかと思いきや、
末っ子に限ってはマイペースに楽しんでいるような…💦







山菜採りから戻り、今度は筍掘りに行き、
火を起こして茹でた後は、ばぁばと「ミニ バーベキュウ~」…。
何事も楽しめるのは、ひとつの才能かもしれません…😊

たっぷり採れた山菜は、周りにお裾分け。
田舎のお年寄りは山菜好きなので、「久しぶりだなぁ」と喜んでいただけました🌱

                   母ちゃん
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自然のちから

2020年04月07日 16時59分48秒 | 里山


瑞々しい若葉、優しい風と桜吹雪、鳥のさえずり、清らかな湧水、抜けるような青空…。

何もかもが美しい。



疲れた心に染み入る美しさ…。

どうか人々が、強さと優しきと賢さを持って、不安に打ち勝つことができますように…。

                   母ちゃん
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