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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

好発進!「めだかの学校」野外講座

2018-04-28 16:45:15 | 「めだかの学校」関連

 ひとまずホッとした思いである。けっこう緊張して迎えた野外講座「さっぽろの古を訪ねて」だったが、受講者から好評をもって迎えられたようだ。講座を企画・運営する側としてはとりあえずホッと胸をなでおろしているところである。

             
             ※ 「北海道開拓の村」のシンボル的建築物の一つ、旧開拓使札幌本庁舎」を再現した建物です。
 
 私たちが企画・運営する野外講座「さっぽろの古を訪ねて」6回シリーズの第1回講座が昨日4月27日(木)、北海道博物館、北海道開拓の村を会場にして開催した。
 受講申し込み29名中(1名が申込後に辞退しため、定員30名を割る形になった)、1名が欠席して28名が北海道博物館ロビーに集まった。

 講座は、最初に博物館の学芸員による北海道(札幌)の歴史に関して「グループレクチャー」を30分間の説明をいただいた。
 私にとっては、事前に学習して知り得ていたことがほとんどであったが、札幌が北海道の中心として相応しい地であるとした江戸末期の蝦夷地探検家たちが描いたという図を示された。私にとって、この図は初めて目にするものであり、札幌が最適の地であることが良く理解できた。

             
             ※ グループレクチャーの講師を務められた北海道博物館の三浦学芸員さんです。

             
             ※ スライドを写させてもらったもので、鮮明でないため分かりづらいですが、札幌の地域的優位性が分かる図です。

 また、今年は北海道と命名されて150年とされるが、それは明治2(1869)年から数えて150年目にあたる年ということだ。ところが、国では今年を明治150年とも称している。それは明治元年(1868年)から150年経っての年として記念するという。
 つまり、国は満150年を記念して、一方北海道は数え150年を記念の年としていると違いがあるということを教えられた。

             
             ※ グループレクチャーを受ける野外講座の受講者たちです。

 順序は違ったが、グループレクチャーの後に野外講座「さっぽろの古を訪ねて」6回シリーズの開講式を行った。
 代表の挨拶の後、私の方から見学先において各種資料が配布される資料を保管するためのファイルノートを配布した理由、講座全体のねらいや流れなどについて説明させてもらった。
 そして、「受講者の中にも歴史に造詣の深い方がたくさんいらっしゃると思うので、一緒に学習を深めていきましょう!」と呼び掛けた。
 続いて、この日に観覧を予定している「北海道博物館」と「北海道開拓の村」について、その概要を説明し、北海道博物館の自由観覧に移った。

 北海道博物館の観覧の後、同じ野幌森林公園内にある「北海道開拓の村」に移動し、開拓の村ボランティアの方々から村内の「旧開拓使札幌本庁舎」、「旧開拓使工業局庁舎」、「旧札幌農学校寄宿舎」を回って説明していただいた。
 ボランティアの方たちが非常に熱心に説明してくれたのが印象的だった。

             
             ※ 北海道開拓の村の「旧開拓使工業局庁舎」です。洋風建築ですが、木造のところが明治初期の建築です。(屋根は柾葺きです)

             
             ※ 同じく、「旧札幌農学校寄宿舎」です。

 この日は二つの施設の見学だったため、3時間の講座となったが、講座後にアンケート記入をお願いした。その結果を見ると私たちの企画・運営を好意的に受け止めてくれる方が多かったことが嬉しかった。
 その要因は、もちろん学芸員の話、ボランティアの方の説明に依るところが大きいのだが、私たちの準備や運営について評価してくれる方も多かった。
 曰く「一生懸命な段取りに対して誠実な心を感じます」
 曰く「とても素晴らしい企画で、次回以降もわくわくです」
 曰く「きめ細やかな資料、スタッフの皆さまの案内、素晴らしいものがありました」、etc.etc…。

             
             ※ 旧開拓使工業局庁舎内でボランティアから説明を聞く参加者たちです。

 私は今回の野外講座の企画・運営にあたって、参加者に対してできるかぎりのホスピタリティーを発露しようという思いで準備し、運営にあたりたいと考えてきた。
 その思いが参加者に届いていたことがとても嬉しく思った。
 しかし、講座はまだ始まったばかりである。この後も緊張感をもって運営にあたっていきたいと思っている。



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