田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スピレアマジックカーペットを刈る!

2021-10-27 16:32:43 | ボランティア

 北海道知事公館前や道立近代美術館前の歩道のところにヨーロッパ原産でバラ科のスピレアマジックカーペットという被地植物が植わっている。それが徒長して醜くなったので手作業で整枝作業を試みた。(但し、私たちが刈ったところは近代美術館前だけである)

 「スピレアマジックカーペット」という植物は、それほどポピュラーな園芸植物ではないだろう。私も初めて聞いた名だったが、調べてみると原産地がヨーロッパで、バラ科の植物だという。そして耐寒性に優れていて草丈は50cm程度の常緑低木とのことである。

 「スピレアマジックカーペット」が最も鮮やかなのは春である。常緑とはいっても冬の時期にはかなりの葉を落としてしまう。それが春を迎えると一斉に黄緑色の葉を出す。この時期はカーペットの名のごとくまるで萌黄色のカーペットが地面を覆っているように見える。その後の夏の頃には緑色が濃くなり、さらにはピンク色の花を付けたりしながら夏から秋の間を彩る植物である。

 その「スピレアマジックカーペット」がところによって成長し過ぎてしまい、中には80cmを超えるようなところも出てきて、全体が醜い状態となっていた。近代美術館前の路上を清掃する私たち「近美を愛するブリリアの会」にそこを整理したり、管理したりする責任も義務もないのだが、気になる存在だった。会員の方から「なんとかしたい」という希望も伺っていた。

   

※ 刈り込む前の状況です。(上下ともに)

   

 そこで路上を管理する中央区土木部に「刈り取って、整備したいが良いだろうか?」と伺ってみたところ、「構わない」との回答を得た。

 私たちには刈払機のような機械はなく、刈込挟による手作業で行うより他に方法はなかった。昨日(10月26日)会員の一人に声をかけ、二人で整枝作業に取り組むことにした。素人作業のため、仕上がりに不安があったが…。

 支柱を立て、綱を張って高さを一定にするように工夫を凝らした。高さは枝の高さが最も低い60cmに合わせることにした。(それでも基準よりは高いのだが…)

   

※ 支柱を立て、綱を張って高さを揃えるようにました。

 二人で懸命に鋏を動かし、枝の高さを揃えていった。同時に前側も切り揃えていった。ただ鋏を動かし続けるだけなのだが、年老いた私は直ぐに息が上がった。それでも鋏を動かし続けた。途中で作業に気付いた会員の方が一人駆け付けてくれ、作業を助けてくれた。

   

※ 私たちが使用した刈込挟です。

 幅1m40㎝、長さ約25m。一応刈り終えた時には2時間が経過していた。刈り終えた後を見てみると、やはり手作業であり、その上素人作業である。けっして満足できる出来ではなかったが、「まあ多少なりとも切り揃えることができたかな?」ということで妥協することにした。

   

※ 刈り込みを終えたスピレアマジックカーペットの様子です。(上下ともに)

   

 来春にはきっとそれなりに整った萌黄色のカーペットを見られるだろうと夢見て作業を終えた。



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