砥山発電所 → 小金湯温泉
砥山発電所の脇を通り、一路目的地の小金湯温泉を目ざした。スノーシュートレッキングに比べて、道路上のトレッキングは楽チンではあるがやはりどこか味気ない。私は何度か豊平川河畔への接近を試みた…。
砥山橋を渡り、砥山発電所の脇を通ると、道路は豊平川から少し遠ざかる。
道路の名前はまたまた変わって「砥山 豊平川沿線」となっていた。
マップを見ると、途中で豊平川に近づく小路があったので、そこから一度豊平川に近づこうと思った。ところが冬季は除雪されておらず、その上立ち入り禁止の看板がかかっていて断念せざるを得なかった。
※ 北側から見た八剣山である。一つの頂しか見えません。
あきらめて道路に戻り、小金湯方面にトレッキングを続けると目の前に八剣山が現れた。しかし北側から見る八剣山は南側から見るような恐竜の背のような山容は見えず平凡な山に見える。
ここでもマップでは八剣山トンネルを通らずに旧道を行くと豊平川が直ぐ近くを流れているので旧道を行こうと思った。幸いなことに旧道が除雪されていた。
ところが旧道をかなり進んだ地点で突然道路が行き止まりになった。どうやら除雪されていたのは住宅が建てられているところまでだったようである。
そこからスノーシューで、という手段も考えられたのだが、昨年のトラウマからスノーシューを履く気になれず、もと来た道を引き返す私だった。
※ 八剣山トンネルの入り口です。左側が旧道に導かれる道だったのですが…。
※ 八剣山トンネルの中は光が届かないため凍りきっていました。寒い!
八剣山トンネル内を通り南側に出て振り返ると、あの特徴のある八剣山の山容が見えてきた。
さらに進むと豊平川と砥山豊平川沿線が交差する「砥山栄橋」に至る。このあたりの豊平川は川幅が割合広くなっていて、中洲のようところは雪が被っていたが流れる川面が顔を出していた。
※ 振り返ってみた南側から見る八剣山です。いくつもの頂が見えます。
※ 砥山栄橋の上から眺めた豊平川です。けっこう川幅があります。
ここで豊平川とは再び別れ、残るは小金湯温泉のところまで豊平川とは対面できない。
小金湯温泉まで約1.7キロ。昼も過ぎていたので先を急いだ。
小金湯温泉は小さな温泉場である。温泉ホテルが2軒と札幌市アイヌ文化交流センターが建っている。
そのアイヌ文化交流センターの裏手を豊平川が流れている。かなり上流にきたつもりだったが、川幅はまだけっこうある。豊平川も上流になると、ほとんど整備の手が入っていないためか、川幅は場所によってまちまちである。いわば生成時の姿を残しているともいえそうな流れである。
※ 小金湯のアイヌ文化交流センターの裏手で見た豊平川です。遠くにダムが見えました。(砥山ダム)
本日のトレッキングはスタート時が遅かったこともあってここまでにした。
私は入場料が無料であったことをいいことに、アイヌ文化交流センター内で昼食を摂らせてもらった。冬のトレッキングは腰をおろして休んだり、食事を摂るところがなかなかない。それもまた冬季トレッキングのある意味面白さだろうか。
※ 昼食休憩を取らせていただいた札幌市アイヌ文化交流センターの建物です。
ところで私のレポートの中に「マップ」という言葉がときどき出てくるが、今回のトレッキングでは1/4,000というゼンリンの住宅地図をコピーして使用している。私が知りたい情報は網羅されているので重宝している。
さて、次回は目ざす定山渓温泉まで辿り着けるはずである。実施日を何時にしようかと思案中である。
《トレッキング実施日 ‘12/02/16》
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しかし、建物内には暖房が入り、職員ももちろん勤めていました。
まあ、こうした施設をコストだけで云々することはナンセンスなのかもしれませんが…。