田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

小樽市・穴滝 山中彷徨編

2021-09-05 16:31:16 | フットパスウォーク & トレッキング

 何故私は「穴滝」を見つけることができなかったのか?振り返ってみると、さまざまな原因が重なっての失敗だった。失敗の原因を反省し、近いうちに是非ともリベンジを果たしたいと思っている。

 昨日、私は少し出遅れてしまったのだが自宅から約1時間かけて12時20分、小樽市の「穴滝」の入口にあたる天神浄水場のところに着いた。ここから「穴滝」までは4.5キロと出ていた。浄水場のところから林道(車道)は続いていたが、ガイドブックでは道が細くなり、道端の雑草が車を叩くので「歩いたほうが良い」というアドバイスに従い浄水場のところから林道ウォークを開始した。

   

※ 天神浄水場横の穴滝へのスタート地点です。「穴滝」まで4.5kmと出ています。

 しかし林道は多少細くなったものの、車が走るのには支障がないと思えた。どうしようか迷いながら入口からおよそ1キロ進んだところで、帰りのことも考え戻って車で向かうことにした。ここで無駄に往復約2キロ無駄をしてしまった。これがこの後の失敗の始まりだった…。

   

※ このような林道なら車が十分に走れます。   

 浄水場の入口から車を駆って進むと、やがて林道に車止めが現れ、車はここまでだった。そこに出ていた表示では「穴滝まで3キロ」とあった。車で1.5キロ進んだことになる。

   

※ 林道の車止めのところに案内板があり、ここから「穴滝」まで3.0kmと出ています。

 ここからはいよいよ林道ウォークの開始である。矢印は林道の延長方向を示していたので、その矢印の方向に私は進むことにした。林道はそこからぐいぐいと斜度を上げていった。そのとき、林道わきの眼下に流れが見え、そこに橋が見えて林道も整備されているようだった。この眼下に見えた林道が私を迷わせた。私が歩いていた林道はその後もどんどん高度を上げて、流れから遠ざかっていく。滝は流れの先にあるはずだ。それから5~600m進んだろうか?私は流れの脇の林道を進むことを決心し、スタートしたところまで戻った。

   

※ 私は勝手な思い込みで、こんな道なき藪を超えて違う林道に出たのでした。(下りたところから撮ったものです)

 そうして、道の無いところを藪漕ぎしながら崖下に降りた。「こちらこそ滝に通じているはずだ!」と確信し、流れを脇に見ながら進んだ。何度か分岐したところがあったが、メインと思われる道を進んだ。40分以上歩いたから2km 以上は進んだと思う。そろそろ「穴滝」への案内が現れるのではないか?と思っていたところ、前方に小さな小屋が出現し、林道はそこで終わっていた。小屋のところまで近づいてみると、小屋の壁には「小樽市水道 松倉水路トンネル 第4接合井」と出ていた。とうやら私は「穴滝」とは別の水系を上っていたようだ。がっくりときた。無念の気持ちを抱きながら来た道を引き返した。

   

※ 行きついた先は、林道が無くなり小さな小屋が建っているだけでした。

 この日は車まで戻って帰宅しようと思っていた。約40分かけて車のところまで戻った時に、なんと私の車の隣に2台の車が駐車しているではないか! ということは、私が出会わなかったのだから、この車の人たちは私が最初に目ざした林道を上がって「穴滝」を目指したんだ!と考えた。時間は2時半を回っていたが、こうなると勇気が湧いてきて、疲れているが「もう一度穴滝を目指そう!」と奮い立った。できれば彼らの帰路と遭遇し、情報を得たいとも思った。今度は迷わずにぐいぐいと坂道の林道を上がり続けた。坂道と格闘することやはり30~40分。頼りとする先行した方とは出会わない。そうしているうちに、進行方向の左側にきちんと笹が刈り取られた小道が延びていた。少し前方には柱が2本立っていてゲートのようにも見える。「ここが穴滝への入り口か?」と考えた。しかし、案内がないのがおかしい?100mほど進んでみると、急に崖のようなところを下りるように道が続いていた。かなり疲労が蓄積している上、確信が持てないで先へ進んでみて違っていた時のダメージが大きすぎることを悟った。私はここでまた、本日中の穴滝行きを諦めた。時計はすでに3時近くを指していた。

   

※ 穴滝を目指して林道の激しい上りが続きました。

   

※ 林道脇にこのような小道が出現し、ゲートのようなものも目に入りました。しかし、違った…。

 再び傷心の復路ウォークである。30分かけて車が駐車しているところに戻った。そして帰り支度を急いだ。物語はこれで終わりではなかった。

 私が帰宅しようとしてエンジンをかけた時だった。一人の男性が林道の上から下りてきた。私は情報を得ようと彼に駆け寄り、そして聞いた。「穴滝へ行ってきたんですか?」と…。すると「そうだ」との答えだった。彼は件の車の人とは違う人だった。彼に話を聞くと、穴滝への入口は、どうやら私が到達した分岐のところよりさらに先にあるとのことだった。そこにはしっかり案内板も出ていると…。これで私自身が独りで問題を難しくしていた問題を解ける糸口を見いだすことができた。なんと遠い回り道だったことか…。私は次回のリベンジを期して帰路についたのだった。

 結局、私はスマホの歩数計を確認すると12キロあまりも小樽市の山中を彷徨い歩いていたことになるという情けないレポをこれにて終了としたい。

小樽市山中の秋の花たち

 ※ 秋の山野草は少ないのですが、なぜか紫色の花が目立ちますね。

   

   

※ オオウバユリの花が大きな種子を付けていました。

   



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