田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ライラックチャペルクリスマスコンサート

2023-12-25 13:45:16 | ステージ & エンターテイメント
 まるでクリスチャンの集会に紛れ込んだようなコンサートだった。私は新聞でコンサートの告知を知り、安易に出かけたのだが…。若干の居づらさを感じながらも4年ぶりに出会った双子デュオの「Milk & Honey」の上質のハーモニーを楽しんだ。

 私の住まいの近くにある「ライラックチャペル」で12月22日(金)の夕刻にクリスマスコンサートがあり、双子のゴスペルデュオが出演すると新聞に掲載されていたので気軽に出かけてみた。
 私はコンサート開始の30分前に会場のライラックチャペルに着いたのだが、小ぶりな教会は真新しく、調べてみると2019年末にスタートしたばかりの教会と分かった。(プロテスタント系ということだ)
 会場では双子のデュオのリハーサルが行われていた。その二人を見た時、懐かしさがこみあげてきた。実は4年前の2019年11月に「ローズガーデンクライスト教会」で開催されたコンサートに出演した「Milk & Honey」の二人ではないか!当時はまだ10代だと思われたが、この日見た彼女たちは女性として成長した姿だった。
   
※ コンサートの写真はNGだったが、リハーサル中に一枚撮らせてもらった。真ん中の人物はコンサート中も歌詞を手話に翻訳する役目で出演していた。

 そして予告どおり午後7時コンサートが始まった。しかし、普通のコンサートとは勝手が違った。初めに牧師の話が始まった。なんだか「ミサ」のような雰囲気なのだ。
 参会者全員が起立したり、何かを唱えたり…。「う~ん。これは場違いなところに足を踏みこんでしまったかな?」と思われたのだが、いまさら抜け出すわけにもいかない。成り行きに任せるしかなかった。すると今度は全員で「荒野の果てに」という讃美歌を全員で歌い出した。これはもう信徒のための信徒のクリスマスイブの集いである。迷い込んだ子羊(?)はじーっと小さくなっているしかなかった。
※ 4年前のまだ少女らしい素顔の二人です。

 一連の行事(?)が終わり、ようやく「Milk & Honey」のコンサートに移った。とは言っても披露された曲目は全て讃美歌であった。曲目は①「神さまの贈り物」、②「たがいによろこび」、③「まぶねのなかに」の3曲だった。
「Milk & Honey」の二人は4年前と比べて成長したハーモニーを披露してくれた。しかし、3曲だけとは私にとってはいかにも少ない曲数だった。
 この後、信徒たちのグループによる手話の披露があり、最後に参会者全員で「清しこの夜」を合唱してコンサートは終わった。やっぱり私は迷い込んだ子羊だったのだ。
   
   ※ 真ん中はアフリカ系アメリカ人の彼女らの父親である。彼女らは日本人の母親とのハーフである。

 コンサート、というよりは集会が終わり、教会側では飲み物やケーキなどの菓子類を用意し、歓談するようにと案内があったが、私はそそくさと教会を後にしたのだった。
 「Milk & Honey」の歌声は魅力だが、どうやら教会の外ではあまり活動をしていないようだ。彼女たちの歌声を純粋に楽しんでみたいと思うのだが、難しそうである。



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