石山大橋 → 石山橋
私はこの間(石山大橋→石山橋)のルート選定を間違えたことによって大ピンチに陥ってしまいました。この後私は恐怖(少しオーバーかな?)の1時間弱を体験することになってしまいました。
私は「石山大橋」で小休止を取った後、再スタートをして今までと同じように左岸を遡り始めました。
スタートして直ぐに硬石山から採取した岩石を砕く採石場がありましたが冬期間のためが操業はしていないようでした。
対岸には「穴の川」の流入口が見えます。(石山大橋の前にも穴の川の流入口がありましたが、どちらも穴の川が豊平川に注いでいる流入口です)
※ 硬石山の裾野には岩石の砕石場が何社か工場を並べていました。
採石場の敷地を過ぎると広い川原が広がります。その雪原を悠々と歩いている北キツネを見つけました。比較的距離が離れていたためスノーシューが雪を噛む音も聞こえないようです。私は近づいてから写真を撮ろうと思い、かなり近づいたのですがやはり気付かれて逃げられてしまいました。それでも逃げる瞬間を何とかカメラに収めることができました。
※ 少しピンボケ気味ですが、激安デジカメでは上出来でしょう。
ここまで来て、私はルート選定を誤ったことに初めて気付きました!!
というのは、私がルートを取った左岸はこの先が川面まで崖が迫っていることをこの時点で初めて思い出したのです。思い出したというのは、夏に対岸を歩いたとき、向こう岸は崖がぎりぎりまで迫っていて「とても近寄れないなぁ」と見ていたのです。
私は引き返そうかどうか迷いました。しかし「石山大橋」からすでにかなり進んでいます。一歩一歩がぬかるむ雪の上を引き返すことにも躊躇してしまいました。
私のいるところから「水道橋」が見えます。「もしかしてその橋を渡れるかもしれないのでそこまで行こう」と歩みを進めました。
※ この辺りで左岸にルートを取ったことの誤りに気付きました。
「水道橋」に到達してみると、どうやら一般人は渡ることができないように柵で橋には入れないようになっています。
「さあ、どうしょう?」と思案したのですが、名案は浮かびません。
そこで私の出した結論は?
「現在は渇水期だから、もしかしたら崖の下の方に人が通れるくらいのところがあるかもしれない。行けるところまで行ってみよう!そしてダメならそこから引き返そう」と決心しました。
しかし、この決心はけっして褒められる決心ではありません。安全第一を考えるなら、絶対にその時点で引き返すのが正解でしよう。私は冒険家でもなんでもなく、単に趣味でスノーシューを楽しんでいるだけなのだから…。
※ ご覧のとおり「水道橋」は人が渡るようにはなっておりません。
私はスノーシューを脱ぎ、スノーシューをザックに括り付け、岩場の崩れたところを辿りながら慎重に歩を進めました。その姿を誰かが見ていたら、きっと崖にへばりつくように恐る恐る歩を進めているように見えたでしょう。
中には足場がなく、川底が浅いのを確認して川の中に入りながら歩を進めたところもありました。
次から次へと襲ってくる難しい岩場の中から比較的安全なところを見つけ慎重に、慎重に歩を進めました。
その岩場の様子を写真でご覧いただければ、私がいかに無謀なことをやってしまったかお分かりいただけるかもしれません。
※ 以下のような崖の縁を恐る恐る進むこと1時間弱。
今振り返っても冷汗ものです。
冷汗をかきながらもなんとか目標の「石山橋」が見えてきました。
しかし、「石山橋」を目前にして、橋の下へ進むにはもうどこにも手がかりがありません。右手はかなりの崖だったのですが、なんとか崖の上に這い登りました。
結局、「石山橋」を下から眺めることはできず、遠くからの写真となってしまいました。
※ 「石山橋」の橋脚にはまったく近づけず、こんな遠くから
の一枚になってしまいました。
この時、12時20分。
なんとか難所を切り抜け、ホッとして昼食にしました。
別に左岸を遡ることにこだわったわけではないのですが、事前にもっと慎重に川岸の様子を読むべきだったと反省しています。 (続きは№8で)
《トレッキング実施日 ‘11/02/17》
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整備されていない原始に近い(これもオーバーな表現ですが…)状態の河原は人が踏み込めるような状態にはなっていないことを今回は教えられています。
まあ、そうしたことを知ることができたことも今回のプロジェクトの収穫の一つと考えています。
まあ、初老のオヤジがやることでないことは確かですが…。深く反省しています。
この後は少し考えたいと思っています。
その辺は次回に触れることにします。