田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

久闊を叙する

2012-12-03 23:43:12 | その他
 久しぶりに再会したN氏は大手術からの回復期とあって、心身ともに昔の元気さをまだ取り戻してはいないようだった。しかし、回復へ向けての意欲は十分で、控えめのアルコールを介して楽しく歓談した。 

 「きゅうかつをじょする」と読むらしい。恥ずかしながら、私はこの言葉を知らなかった。この言葉はログ友(こんな言葉はあるのかな?)さんで、教養溢れるYさんに教えていただいた言葉である。「久闊を叙する」とは意味的には「無沙汰をわびるあいさつをする。久し振りに友情を温める。」と云う意味のようだ。

 大学卒業後、東京の企業に就職し、家庭も東京に構えたN氏夫妻から「姪っ子の結婚披露宴に出席するため来札するので会えないだろうか」と連絡が入った。断る理由などない。即決OKの回答をした。
 妻と相談し、回復期にあるN氏の体調を考え、市内のお店などではなく我が家で歓待することにした。

 N氏とは高校時代の友人なのであるが、実はN氏夫妻には30代の頃に大変お世話になっていたのだ。私が1ヶ月の研修で上京した際、東京で他に知人のいなかった私は休みのたびにN氏宅にお邪魔して歓談させてもらったのだった。
 以来、私が上京した際、N氏が帰郷した際に、それこそ久闊を叙していたのだが、このところ久しく会うことがなかった。

 昨日(12月2日)、N氏夫妻が投宿しているホテルまで迎えに行き、札幌の大学で学んだN氏にとって懐かしい主だったところを車で案内したのだが、とても喜んでくれた。
 その後、我が家へ移って歓談した。
 懐かしい話、子どもの話、近況、等々…、話は多岐に及んだが、話の中心は何といってもN氏の手術のことだった。人一倍元気で仕事をバリバリこなしていたN氏だったから「倒れた」と聞いたときは信じられなかった。久しぶりに再会しN氏の口調に往時の張りが戻っていないことに大変な手術だったらしいことを想像させられた。

 しばらくの歓談の後、N氏から「今日のところは…」と解散宣言がなされた。体調を考えると引き止めることはできない。体調が回復した際の再会を約し、N氏夫妻を見送った。
 N氏の早期の体調回復を祈ると共に、自らの体調管理にも一層配慮しなくてはいけないことを痛感させられた夜だった…。


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