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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川遡行河岸トレッキング 2 前編

2018-09-17 20:48:56 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

石狩河口橋 ⇒ 豊平川河口 トレッキング月日 ’18/09/15

 

 けっして体調は万全ではなかったが敢えて石狩川に向かった。私にとって石狩川河岸を遡行することに特別な意味があるわけではない。ただ、自らの中に何か目標を置いてみたかったのである。好天の中、私は勇躍歩き始めた…。

         

         ※ この日のスタート地点となった「石狩川河口橋」です。

 朝、札幌ターミナル7時15分発の厚田行のバスに乗って「石狩川河口橋」を目指し、8時25分、「石狩川河口橋」の袂の停留所「矢臼場」に降り立った。

 天候は快晴、まだ朝が早いせいか吹き渡る微風は心地よく、快適な河岸トレッキングが予想された。

 8時30分、トレッキング開始。

          

          ※ 「石狩川河口橋」の直ぐ近くに石狩川から切り離された「茨戸川」が石狩川に繋がっていました。

 石狩川河口橋の直ぐ近くには茨戸川が流入している(石狩川の直線化工事によって生まれた川)ので、そこは道路に沿って進み、茨戸川を渡ってから石狩川の河岸を行こうすると立派な堤防が築かれていた。

          

          ※ 手前が茨戸川、その先合流しているのが石狩川です。その向こうに「石狩川河口橋」が見えます。

 ところが、よく見ると堤防よりも低い川沿いに人一人が通れるくらいの細い舗装路があった。「何だろう?」と思いながらも、堤防と並行していることもあり、そこを歩くことにした。

          

          ※ 石狩川の堤防は右上です。堤防の下に写真のような舗装された歩道が伸びていました。

 すると間もなくその細い舗装路の意味が分かった。その舗装路沿いに「まくんべつ湿原」という小さな看板があった。つまり細い舗装路は「まくんべつ湿原」に導く誘導路だったらしい。

          

          ※ 舗装された歩道の先に「まくんべつ湿原」と書かれた看板が立っていました。

 その看板のことろから、石狩川に向かって真っすぐに木道が伸びていた。「まくんべつ湿原」については予備知識もなかったので、ちょっとだけ覗くだけで本格的に観察することは止めて先を急いだ。

          

          ※ 石狩川に向かって真っすぐに延びた木道です。

 やがて細い舗装路はなくなり、私は堤防上に押し上げられた。湿原には灌木が生い茂り、堤防から石狩川はまったく望めない中、アスファルト舗装された堤防のトレッキングは続いた。

          

          ※ 堤防は写真のようにアスファルト舗装が真っすぐに伸びていました。

 スタートから45分後、石狩川ではなく、反対方向に水の流れが見えた。私は茨戸川が現れたと思っていたのだが、流れの傍に看板があり「真薫別川」となっていた。茨戸川と同じく石狩川から切り離された川であり、同じ川なのだが川の命名方法によって、その一部だけ敢えて「真薫別川」と命名されたようである。

          

          ※ 「真薫別川」を堤防上から見たところです。

 堤防上の単調なトレッキングが続く。するとまた進行方向右手に記念碑のようなものが目に入った。近づいてみると、「石狩川治水発祥之地」と書かれた石碑が立っていた。

          

          ※ 「石狩川治水発祥之地」碑です。

          

          ※ 碑の横に写真による説明板があり、昔の石狩川がいかに曲がりくねっていたかを表示しています。

 帰宅して調べてみると、石狩川における最初の切替工事(直線化工事)である生振捷水路(大正7年着工、昭和6年完成)を記念した石碑だそうだ。

 堤防上は舗装されている上、ほとんどの区間は車の乗り入れが制限されているため格好のサイクリングロードと化しているようで、土曜日の好天とあって多くのサイクリストたちが楽しんでいるのとすれ違った。

          

          ※ 絶好のサイクリングコースとなっているようで、30人以上のサイクリストに出合いました。

 スタートして1時間20分後、またまた堤防右手に何やら石碑状のものがたくさん立っているのが目に入った。そして遠くには寺院のようなものも望めた。周りには何の表示もなかったが、CMなどでよく目にする「茨戸霊園」らしいと思われた。広い芝地が印象的だった。

          

          ※ 「茨戸霊園」で間違いないようです。

 それにしても肝心の石狩川の川面がまったく見えないのは辛い。堤防の内側で目立ったのがラジコン飛行機の飛行場である。私が確認しただけでこの日石狩川沿いに3カ所、豊平川沿いに2ヵ所もあり、それぞれのところで愛好家たちの姿があった。

          

          ※ このようなラジコン飛行場が何カ所もありました。

          

          ※ 盛んに旋回していたラジコン飛行機を捉えた一枚です

 続いて目に入ってきたのは、堤防に沿うように造成されたゴルフ場である。調べてみると「茨戸CC」だった。ゴルフ場には人一人見えなかった。絶好のゴルフ日和かと思ったが、ゴルフ離れが進んでいるのだろうか?

          

          ※ 堤防横に長々と拡がっていた「茨戸CC」ですが、一人のゴルファーとも出会いませんでした。

 ゴルフ場を過ぎると、またまた川が顔を見せた。こちらは「茨戸川」である。河岸では釣り糸を垂れる人いた。また、反対側の石狩川沿いではホーストレッキングを楽しんでいる人にも出会った。

          

          ※ 「茨戸川」に釣り糸を垂らす釣り人です。

          

          ※ 反対側の石狩川沿いの河原ではホーストレッキングを楽しむ人が…。

 サイクリング、釣り、ラジコン、ホーストレッキングとそれぞれが、それぞれの赴くまま秋の日を楽しんでいる風情を目にするのは悪くないものだ。

 やがて遠くに見慣れた(?)「札幌大橋」の橋脚が望見できるようになってきた。冬のスノーシュートレッキングでは疲労困憊しながら橋に辿り着いたことを思い出していた。

 10時50分、スタートしてから2時間20分後に「札幌大橋」に到達した。

          

          ※ 私にとっては懐かしい「札幌大橋」です。

 ここまで歩測では13.5キロを計測していた。足底が少し痛みを感ずるが、身体の方はまだ先へ進むだけの余裕を感じていたのだが…。

(長くなるので、前後編に分けてレポすることにした)



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