田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

八紘学園栗林記念館 見学

2015-07-04 21:51:19 | 「めだかの学校」関連

 巨大な銘石がいたるところに並べられている石庭である。記念館内には馬・馬・馬…、所狭しと並べられた馬のコレクションが壮観である。一般には公開されていないという八紘学園内の敷地に在る栗林記念館を訪れる機会を得た。 

          
       ※ 八紘学園のシンボル的存在である二連式サイロです。今回内側を覗かせてもらいました。

 6月22日(月)午後、「めだかの学校」6月の野外学習は豊平区・月寒の八紘学園の見学だった。
 学習は前半は八紘学園の関係者から学園の歴史を学び、後半は「八紘学園資料館」「栗林記念館」の見学からなっていた。

 八紘学園の歴史については、その名称の由来が最近ちょっと話題となった「八紘一宇」から採ったということなど、その設立の過程はなかなか興味深かったが、本日のレポでは割愛させていただく。

          
          ※ 八紘学園が運営する「北海道農業専門学校」の校舎です。

 後半の「八紘学園資料館」、「栗林記念館」は共に一般公開はしていない施設で、今回は「かえるの学校」の企画担当者が八紘学園と折衝の末に許可を得たという貴重な機会であった。
 一般公開をしていない理由は学園関係者によると、一般公開するためにはいろいろと規制があるようで、そのため無理して公開することもないという判断だと伺った。 
 一般公開していないため、内部写真については撮影しても良いが、ウェブ上などで公開はしないでほしい、というお達しがあったので、ここにおいては外部から見える部分のみの写真公開としたい。

          
          ※ 二連式サイロに接続して建つ「八紘学園資料館」の入口です。

 「八紘学園資料館」の方だが、旧牛舎を利用して歴代の農業機械が各種展示されていた。特にトラクターなど大型農業機械は北海道内でも初めて導入されたのでは、と思われる貴重な機械がたくさん展示されていたのが印象的だった。
 詳しくは分からないが、その分野ではかなり貴重なものではないかと思われた。

          
          ※ 「栗林記念館」を門扉の外から見たところです。大きな庭石の一部が見えます。

 続いて、隣接する「栗林記念館」を訪れた。普段は高く門扉が閉ざされているが、それでも外から大きな庭石が鎮座しているのが見えたが、中に入ってみて、そうした庭石がごろんごろんと並べられているのには驚いた。
 特に説明がなかったので、何時の時代に集められたのかは不明だが、現代の大型機械をもってしても運んだり、並べたりするには苦労するのではと思われるほどの大きさだった。

          
          ※ 「栗林記念館」の敷地の外にも収容しきれない(?)庭石が転がっていました。

 そして明治40年に建てられたという洋館の「栗林記念館」である。歴史的には現在の地の開拓者である吉田善太郎氏の別邸として建てられたものを、昭和8年に栗林元次郎氏が購入したということのようである。
 2階建ての広い邸宅は、全ての部屋が栗林氏がコレクションした品々で埋まっていた。特に栗林氏は馬に関するコレクションに熱中したらしく、もうそれは馬・馬・馬……、馬のオンパレードといった趣だった。(もちろん他のコレクションもあったのだが)

 「八紘学園資料館」、「栗林記念館」という二つの貴重な施設が一般公開されていないのはとても残念に思われる。両方の施設とも、管理や整備が行き届いているとは言い難い状況のようにも映った。
 学芸員など専門家を雇用し、有料施設として開放することによって、貴重な品々が散逸しないような方法が取れないものだろうか、と思ったのだが…。

 いずれにしても今回、貴重な見学の機会を得ることができ幸運だった。



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