離島の学校
色とりどり花に囲まれた離島の学校では、子どもたちが明るく輝き、すくすくと育っている印象を受けました。
旅の途中でも報告しましたが、今回の旅で私は訪れた三つの島でそれぞれ三つの小学校を訪問させてもらいました。
やはり昔(?いや、つい最近のことか)取った杵柄、どうしても学校が気になります。そして今の仕事にも多少は関わりがあることから、いずれの学校ともプライベートだったとはいえ快く訪問を受けてくれました。
訪れた学校は、与那国町立比川小学校、竹富町立竹富小中学校、竹富町立波照間小学校の3校です。
竹富小中学校だけは放課後の訪問だったため、子どもたちに直接は会えませんでしたが、他の2校は授業中の様子を参観させていただきました。
特に比川小学校では子どもたちに直接お話しさせていただき、短時間でしたが授業のようにして「北国の生活」についてお話させていただいたり、質疑応答の時間を作っていただきました。4人の5・6年生はどの子もはきはきと受け答えをしてくれ、伸びやかに育っていることをうかがわせてくれました。
※ とてもはきはきと明るかった比川小学校の5・6年生です。
お話の中で「北海道の雪はさらさらで固まらず、雪合戦が難しいんだよ」と話をすると驚いていましたが、少しオーバーだったでしょうか?
先生方からは離島の教育の特徴を伺いました。
島で伸び伸びと育った子が、島外の高校に進学したときに壁にぶつかり、中退する子がけっこう多いというお話でした。
また、どの学校も小規模校だったのですが、交流学習をしようとしても予算が十分でないため、島外の子たちとの交流が十分に出来ないという悩みを聞かされました。
施設的な意味で特徴は、廊下が教室の外についていて屋根があるだけ、教室から直接外に出られるようになっているところです。
また、3校ともグランドは全面芝に覆われていたことも特徴的なことでした。
しかし、教育の内容などには北海道と大きな違いはなく、日本の教育システムの優れた(?)一面を見た思いでした。
波照間島の集落を歩いているときでした。路で出会った中学生の男の子が大きな声で「コンニチワ!」と私に挨拶してくれました。
旅人である私にまでも挨拶ができる純真な気持ちをいつまでも失ってほしくない、と願ったのでした。
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