田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の都市緑地めぐり① 山口緑地

2020-06-09 18:34:47 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「山口緑地」は、かつてのごみ処理場を緑で覆った緑地だった。小高い丘状の広大な土地に子どもや家族が寛げるエリアと、パークゴルフ場が併設されている緑地だった。また、一角には「バッタ塚」もある。

     444,280㎡(ドーム約9個分)

 「山口緑地」は札幌市の西端、小樽市との境界に近く、しかも石狩湾も望める海の近くに立地していた。その昔は札幌市のごみ処理場だったところだという。そこを埋め立てて広大な緑地にする目的で造成されたそうだ。ゴミ処理場跡だけに住宅地からかなり離れたところにあるが、駐車場は完備されていた。

   

   ※ 公園検索システムの中で、唯一(?)緑地への行き方のマップが掲載されていました。

 緑地は二つの「パークゴルフ場」と子どもや家族が憩う「西エリア」からなっていた。

   

   ※ 「山口緑地」の標識とケートです。夜間は閉鎖されるようです。

 私はまず「西エリア」を訪れた。そこには広大な緑が広がっていた。傍らには立派な管理棟が建っていて、入口で「山口緑地案内図」を入手した。その案内図をもとに「西エリア」の外周を廻ってみることにした。外周は完全舗装され、子どもたちが自転車やスケートボードなどを楽しむことができるようになっていた。外周のところどころ(3ヵ所)には「望みの丘」という展望施設があり、遠くを遠望できた。つまり「山口緑地」は小高い丘のような状態となっていた。外周を廻っていて気づいたのが至るところに防風ネットが張り巡らされていたことだ。中を確認すると、たくさんの木々が植樹されていた。ネットが張り巡らされていたのは、石狩湾が近いことから相当に風が激しく吹き寄せるのだろう。育成中の木々を厳しい風から護るためと考えられる。エリア全体はまだ木々が目立つとはいえない。近い将来、エリア全体は大きな木々に囲まれた緑地となるのだろう。

   

   ※ 西エリア(上方)とパークゴルフ東コース(下方)の案内図です。

   

   ※ 西エリアの片隅に建っていた管理事務所です。

   

   ※ 「望みの丘」と称する展望施設です。

   

   ※ 小樽方面を望む「望みの丘」の施設です。

   

   ※ こうしてローラースケートやスケートボードを楽しむ子どもたちがいました。

   

   ※ 西エリア全体で、このような防風ネットが目立ちました。

   

   ※ 防風ネットの内部では、このように若木が育成されていました。

 外周の内部には円形の広い中央ローンが広がっていた。何もない芝生広場は多目的にさまざまな活用方法があると思われる。訪れた日は日曜日だったこともあり、家族連れが簡易テントなどを立てて楽しんでいた。

   

   ※ 西エリアの中心には広大な芝生広場(中央ローン)が広がっていました。

   

   ※ 中央ローンでは、簡易テントで陽射しを避けながら楽しむ家族がいしまた。

 一角には滑り台やネットツリーなどが備えられた「子どもの遊び場」があった。住宅街からちょっと遠いのは玉に瑕だが、家族連れにとっては健康的に一日を過ごせる絶好の設備と言えるかもしれない。

   

   ※ 「子どもの遊び場」の滑り台などの施設です。

   

※ 同じく遊び場のネットツリーです。青いところは水ではなく、ペンキが塗られていました。

 続いて隣接する「パークゴルフ場 東コース」を訪れた。立派なクラブハウスを備えた5コース、45ホールの大きなパークゴルフ場である。コロナ禍でしばらく閉鎖されていて、再開後まもなくだったが待ちかねていた方々がたくさん楽しまれているようだった。

   

   ※ パークゴルフ場のクラブハウスです。

   

   ※ 整備が行き届いたパークゴルフ場の一角です。

 次に私は「西エリア」や「パークゴルフ場」からは少し離れた「手稲山口バッタ塚」を訪れた。ここは昭和10年代、北海道に大発生したバッタの駆除のため、卵や幼体を畝状にうめた塚跡として有名である。昭和53年には札幌市指定史跡に指定されている。厳しかった北海道開拓の状況を私たちに伝えてくれる貴重な史跡である。

   

   ※ 「手稲山口バッタ塚」の石標です。

   

   ※ バッタ塚ですが、微かに畝状になっているのがおわかりでしょうか?

 「山口緑地」のことで今一つ分からないのは、上記に訪れたところとは離れたところに「山口緑地パークゴルフ場 西コース」があることである。どうやらこの地区にあったもう一つのごみ処理場跡も一体として「山口緑地」と称したのではないかと思われる。その離れた「西コース」へ行ってみようと車を走らせたのだが、交通量の多い国道337号線から脇道に入るところが分からずに、結局「西コース」を訪れることを諦めたしまった。資料によると「西コース」は3コース27ホールということで、「東コース」よりはやや小規模のようだ。しかし、近接してパークゴルフ場が二つもあるということはパークゴルフ人気衰えず、といったところだろうか?

 初めて訪れた札幌の緑地だったが、これからいろいろな緑地を訪れることによって緑地のイメージができてくることと思われる。楽しみながら緑地めぐりを続けたい。

 



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