「雪印乳業」というとかつて乳業メーカーとしてトップメーカーの地位を誇った北海道発の大企業である。その関連会社である雪印パーラーのアイスクリームは北海道ブランドとして根強い人気を誇っている。
登録№012に「雪印パーラー 札幌本店」がランクインされていた。
ウェブ上で「雪印パーラー」は次のように紹介されていた。
「1961年に創業した老舗の雪印パーラーは、北海道のみならず国内外のスィーツファンが訪れる有名スポットです。酪農が盛んな北の大地が生み出した、新鮮な“乳”を使った至福のスィーツが味わえます。」
こう紹介されると、札幌を訪れたは観光客は「札幌ならでは…」と思い、訪れること必至だと思われる。そこで在札13年目の私は初めて訪れることにした。
ところが、ここでも飲食業の変転の速さを味わうことになった。私は確か店舗は札幌駅前通りにあったはず、と思い周辺を探したが見つからなかった。改めてスマホで住所を確認して探したところ、以前の場所からそう遠くない、しかし駅前通りではなく一本東に寄った通りに面して店舗があった。
※ 「雪印パーラー」のエントランスは意外に地味な感じの店構えの印象を受けました。
ガイドマップができたのが2015年であるが、その後に入居していたビルの解体に伴い2017年4月に移転していたということだった。
店のウィンドウには多彩なアイスクリームやパフェ類がいっぱい飾られていた。
※ ウィンドウにはたくさんのアイスクリームやパフェが飾られていました。
※ その中でも特大の「パラゴン」と称するパフェはなんと!9,500円の値札が付いていました。誰がこんな巨大なものを味わうの???
私は開店時間の11時と同時に入店し、この日一番の客だった。オーダーはガイドブックで「スノーロイヤルを使ったメニューを選ぶべし」との指示通りに「スノーロイヤルストロベリーパフェ」(1,160円)をオーダーした。
※ コロナ禍が影響して観光客は少なく、店内は閑散としていました。
「スノーロイヤル」なるものが何者か?も分からずにオーダーしたのだが、ウェブ上では次のように紹介されていた。
※ これが話題(?)の「スノーロイヤルストロベリーパフェ」です。
「スノーロイヤルアイスは、昭和43年に当時の天皇・皇后両陛下のために作られたアイスクリームである。乳固形分24.5%、乳脂肪分16%の最高級のアイスクリーム。宮内庁より両陛下のために、最高のアイスクリームをとの依頼に基づいて開発された。」とあり、「濃厚な割には、アッサリで、極端な濃厚さを感じさせない仕上がりである」とあった。
※ 良く分かりませんが、スノーロイヤルなるものをほじくりだしてみたつもりですが…。
さて、私がオーダーした「スノーロイヤルストロベリーパフェ」であるが、辛党の私にとっては濃厚なのか、アッサリなのか、その基準が判らない。ともかく甘く、そして量も多く、完食(?)するのが大変だった、というのが正直なところである。甘党にはたまらない味なのだろうが、残念ながら私にはその価値を測るだけの感覚が備わっていなかった。しかし、創業以来半世紀を超えて長く愛されているということは、紛れもなく北海道の味として長く長~くファンに愛されてきたということなのだろう。そのことに納得!
※ パーラーの入り口にはショップも併設されていました。
※ 雪印名物飲料の「ソフトカツゲン」をキャンディ化したものが販売されていました。
《雪印パーラー 札幌本店概要》
〔住 所〕札幌市中央区北2条西3丁目1-31
〔電 話〕050-5596-8107
〔営業時間〕10:00~21:00(但し、現在はコロナ禍のため変更)
〔定休日〕 無休
〔駐車場〕 無
〔座席数〕 104席(テーブル席)
という昔が良かった発言は年寄り臭いですね。
そこへ行くと、パーラーでパフェを食べるという田舎おじさん様はお若い!
山行といい、パフェ敢行といい、チャレンジ精神が満ち溢れていて近づきがたいほどです。
それにしてもパフェねえ…。
女の子と一緒なら行けそうですが、ぼく一人ではちょっとなあ…。
女性ばかりいそうですから、ぼくのようなハンサムで上品な中年紳士(自称)が登場したら、店内にキャーキャーという声が響き渡らせたりしたら、お店にもご迷惑ですし。
しかもハンサムで上品な中年紳士(僭称)は、食べる時にこぼしがちなので、その意味でもお店に迷惑かもしれませんし~。
と、パフェに行かない理由を探すチャレンジ精神のない色男でありました。
そうですか?私は以前の駅前通りにあった店の様子は分かりませんので比べようもないのですが…。
ハハハハハ…、きっとパーラーでパフェを運んだ女性のスタッフは、相当に気味悪がっていたのではないでしょうか??
まあ、私の方はパフェを楽しむのではなく、ガイドブックに従って必須のメニューを頼んだのに過ぎないのですが…。
まあ、たまあには出ちゃっ太さんもチャレンジしてくださいな。