札幌に転居して16年、お正月には欠かさず北海道神宮での初詣を欠かしたことがない。それも当初は1月1日だったり、2日だったりしたものが、2013年以来は混雑を避ける意味もあって3日に固定した感がある。本日3日、いつものようなルーティンで今年一年の無事を祈願してきた。
正式な初詣といえば、昨日「上野幌神社」に詣でたのが初詣ということになるのかもしれない。しかし、私にとってはやはり北海道神宮に参ってこそ初詣という気持ちである。そこでいつものように箱根駅伝の駒大優勝を見届けた後、午後1時半すぎツルツル路面に苦労しながら北海道神宮に出かけた。我が家から北海道神宮までは2キロ弱くらいあるだろうか?いつものように徒歩で向かった。三が日の最終日とはいえ、車の車列が長く伸び、初詣に向かう人の列も切れ目なく続いていた。
※ 北海道神宮の第一鳥居です。
第一鳥居、第二鳥居をくぐり、表参道のじゃり道を進んだ後に北海道神宮の神門にいたる。神門の手前の手水舎はコロナ禍のため今年も閉鎖したままだった。
※ こちらは第二鳥居です。
そこからはいつものルーティンだった。拝殿においてお賽銭と共に今年一年の無事を祈願し、その後拝殿の横に設置された臨時の店舗で今年の干支である兎の「神楽焼」を購入し、お御籤を引くという順に回った。
※ 手水舎はご覧のように閉鎖されていました。
※ 拝殿前はお参りをする人たちで若干混雑していました。
※ お御籤などの販売所です。もう一か所境内には別の販売所もありました。
干支の神楽焼は11年前に気が付いて、できれば全てを集めようと考え来年の初詣で十二支が完成することになる。神楽焼には次のような説明書きが同封されていた。「神領地に出土したる神土を拝領し、神水で練り固め、一体一体手描きの上、浄火で焼き上げたものであります。大神さまの広大な無辺な御神徳を受けることができます」とあった。御神徳をぜひとも受けたいものである。
※ 本日購入した今年の干支の「兎」の楽焼です。
※ これまで11年間に収集した干支の楽焼です。のこり「辰」のところを空けて並べました。
お御籤の方は、ふだんの自分の行いに自身のない私は大して期待していなかったのだが、なんと今年は「大吉」であった。ちなみに妻は「中吉」だった。
これで北海道神宮におけるルーティンは終わりなのだが、今年は「御朱印」をいただくことが一つ増えた。しかし、事前にお聞きしたところ1月いっぱいは御朱印帳に直接書き入れていただくことはできないとのことなので他日を期すことにした。
※ 例年より規模は小さいようですが、帰り道のところに出店が出ていました。
※ 円山公園口鳥居は参拝客の帰り道専用の通路となっていました。
そして私の初詣の最後のルーティンは甘味処でぜんざいに舌鼓を打つことだ。なぜ初詣に甘味を?と不思議に思われる方もいるかもしれない。私が特別の甘党というわけではない。今思い出すと、初詣を終えて表参道を帰宅する際に気になる小さな甘味処があり、初詣客がそこに吸い込まれるのを見て、私たちも訪れてみたのが始まりだった。その甘味処は「巧」という店名で、毎年お正月に訪れるのを楽しみにしていた。ところがその店は2020年末に閉店してしまった。そこで次の年からは同じく北海道神宮の近くにある「六花亭円山店」の喫茶部において「土鍋ぜんざい」をいただいている。本日も最後のルーティンとして「土鍋ぜんざい」に舌鼓を打ち、今春の初詣を無事に終えることができた。
※ 六花亭円山店の正面とは反対の入口です。
※ 私が舌鼓を打った「土鍋ぜんざい」です。
今年も一年、無事に暮らしていけますように…。
楽焼も来年でコンプリートですね。来年の今ごろも同じことを書くと思いますが、二巡目三巡目を目指してご壮健でお過ごしください。
そうなんですよね。なぜか初詣の甘味が私の中ではリンクしてしまっています…。今年は六花亭円山店は大賑わいで、1時間以上待たされてしまいました。来年は別なところを探そうか?と妻と話し合っておりました。
楽焼の方は来年で完成です。二巡目なんて考えません。その完成は見込めませんもね…。