田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

大人のまちなか探検隊 6(最終回)

2009-11-04 19:23:44 | 札幌(圏)探訪
※ 昨日は面白くも何ともない地味レポに260人もの訪問をいただきありがとうございました。でもページを開いた途端に地味すぎて直ぐに閉じてしまったのではないでしょうか? 
 そこで今日は同じ地味レポでも少しだけ皆さんと一緒に考えてみたいことを取り上げてみたいと思います。
 実は、体調不良をおしてこの週末唯一参加した催しがあります。それが「大人まちなか探検隊」の2回目(最終回)の会合です。私としては珍しく入れ込んだ企画でしたので少々無理をして参加したのです。そこで・・・、


 ジェネレーションギャップという言葉がありますが、今回のワークショップではそのことを痛感させられる一場面がありました。
 
 札幌商工会議所が主催する「大人のまちなか探検隊」は私のレポでは6回目ですが、2~5回は私個人の「おやじのまちなか一人探検隊」のレポですから、実際には2回目で最後となる会合が「OYOYOまち×アートセンターさっぽろ」という何やら訳の分からぬ名の事務所を会場(場所はこちら)に行われました。
        
        ※ 入り口に描かれていた事務所のマーク(?)です。

 ワークショップそのものは、前回のまちあるきでチェックしたポイントにコメントを書き入れ、グリーンマップで使われているアイコン(地図記号)に整理していく作業でした。ただし、私の班は私が新たに発掘した24のポイントが追加されたためにみなさんに煩雑な思いをさせながらの作業となりました。
        
        ※ それぞれ作業を進める三つの班の様子です。

 私が所属したA班の構成は、20代半ばと思われる女性が2人と私たち退職世代の男性が2人、それに30代半ばと思われる女性のリーダーの5人でした。
 主催者から「担当したエリアを表現するキャッチコピーを考えよう」という課題が出されました。
 私たちの班は女性陣が積極的に発言します。発言を聴いているとなかなか優秀そうです。
 彼女たちは私たちが担当した北1条から南1条にかけての西1~2丁目(大通公園を含む)のエリアが一時より衰退していると分析し、「追憶の街」というキャッチコピーにしようと衆議一決しそうになりました。体調不良も手伝い話し合いを見守っていた私でしたが、自分たちが住む街、しかもその中心街をネガティブにしか捉えようとしない議論に異議を唱えました。「確かにそうした側面もあるかも知れないが、エリア内は常に再生を図りながら新しく生まれ変わり続けているのではないか」と・・・。
        
     ※ 完成した各班のマップです。一番手前が私たちの制作したマップです。

 私は知っている。
 若者が現状に不満を抱くことによって、それをバネとして新しい何かを実現させようとしていることを・・・。
 若者がおよそ20年間という短いスパンの中で華やかし頃の札幌と今を見比べていることを・・・。

 私は言いたかった。(その場では言わなかったが・・・)
 もっと自分たちの街をポジティブに眺めてみようよ!
 20年という自らの体験の中だけで語るのではなく、過去も未来も、もっと遠くも眺めて考えてみようよ!
 おじさんの目から見たら、いろいろと課題はあろうとも日本が成熟期を迎えた今、札幌はそのことを視野に入れながら確かな歩みを進めていると思えるよ。と・・・。

 結局、キャッチコピーは私の考えも取り入れた形で「追憶と芽吹きの街」というなんだかわけの分からぬコピーとなりました。
 そうしたジェネレーションギャップを感じながらも、なんとか一つの作業を完成させることができたのは一つの成果かな、と思っています。
 しかし、私が入れ込んだ割には消化不良に終わったワークショップだったな、と思えたのも事実でした。(そのことはぐっとお腹の中にしまっておきましょう)


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2 コメント

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エネルギーギャップ (タンキダイガク)
2009-11-04 22:34:15
 ジェネレーションギャップを感じたということですね。ジェネレーションの違いを体験したということは、歴史を知る者として当然で、さすがだと思いますよ。若者はいつも現在を否定して改革しようとするので、それは一種の生きるエネルギーです。大人は、自分たちもそのようにして生きてきたのにもうそうしなくても済むだけ進歩していますから、若者の考えとエネルギーギャップを起こすのだと私は思います。
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おっしゃるとおり… (田舎おじさん)
2009-11-05 20:39:46
 かつて自分もそうだった…。そうなんですよね。私も彼女らの思いが十分すぎるほど分かる気がするのです。
 そうしたギャップがぶつかり合いながら時代は動いていくんでしょうね。
 
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