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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

地球の深部を探る

2015-11-25 21:58:02 | 大学公開講座
 理系の先生のお話をうかがっていると、いったいこの方の頭の中はどうなっているのだろう? 研究をされていて何が面白いのだろう? と思うことがある。本講座がまさにそれだった.凡人の私にはチンプンカンプンの講座だった…。 

 なかなかレポできずにいた講座だった。いっそ止めてしまおうか、とも思ったのだが、それも情けない話だと思い直し、敢えて分からない話をレポすることにした。
 
 私は北大の総合博物館が開催する「土曜市民セミナー」を一昨年くらいから都合がつくかぎり受講するようにしてきた。博物館の主催であるから、当然のように理系の話が主なのであるが、これまで受講した際の話はなんとか付いていくことができた。しかし、今回は完全にマイッてしまった。
 11月14日(土)午後、「地球深部にひそむ隕石をさぐる」と題して、北大総合博物館の山本順司准教授が講義した。山本准教授の専門は「固体地球惑星物理学」だそうである。他にも複数あるようだが、これだけ聞いても私の頭はクラクラっとする。

               
               ※ 講義をする山本准教授です。

 さて、そんな山本氏の講義の中で、私がメモをし、なおかつ多少とも理解できたことについてレポすることにしたい。
 まず、私たちの住む「地球は隕石でできている」ということである。
 その隕石の構成は、鉄隕石が6%、石鉄隕石が2%、石質隕石が92%の割合らしい。そしい石質隕石のうちコンドリュールという物質を含むエイコンドライトが8%、それを含まないコンドライトが84%ということだが、このあたりから私の頭の中では拒否反応が起こってきたようだった。
 なお、私のメモによると、一時ヒーローともなった「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子は地球のものとは異なるコンドライトであることが確認されたそうである。(と私のメモにはあるのだが、はたして正確か?)

 地球の生成であるが、古来(40数億年前)宇宙空間に漂っていた小さな隕石が衝突や合体を繰り返しながら、現在のような地球が生成されたと考えられているということだ。その生成過程において、重いものから順次、地球内部に沈んでいき、内核・外核・マントルというような地球内部が構成されたという。
 なお、隕石の衝突時に隕石内部に含まれていた二酸化炭素・水・窒素などが放出され、それが地球の大気を生成していったと考えられているそうだ。
 
 太陽系の他の惑星も生成過程については地球同様であるということで、木星などは厚い大気に囲まれていて、その大気を含めて私たちは木星の形を認識しているということだった。

                  

 私がかろうじてメモし、理解できたのはここまでである。山本氏の研究は、地球内部のことを調べることによって地球の生成過程を探求することらしいが、地球の中心まではおよそ6,300kmといわれている。現在、人間が機械で到達できているのは1万m内外である。
 未知のことを探求するのが科学の世界の研究者たちの使命なのだと思うが、手の届かない世界を相手にする研究っていうのは、いったいどのような感覚なのだろうか?
 難解な故、またやりがいも大きいということなのだろうか??

 いやいや、私にとっては難解すぎる講座でした。はい。


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