田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

春はそこまで? or まだまだ?

2017-03-27 19:13:54 | 環境 & 自然 & 観察会
 森の中はまだまだ雪深かった…。しかし、そこかしこに春の息吹が感じられた。昨日(3月26日)野幌森林公園ふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会主催の「森の中で春を探そう観察会」に参加してきたのだが…。 

               
               ※ 野幌森林公園の森の中はご覧のとおり雪がまだかなり残っていました。

 膝に違和感はあるものの、少し体を動かさなくては、と思い上記観察会に参加した。数日前の荒天が嘘のように晴れ上がって、絶好の観察日和となった。
 参加者は80名を超えたということだが、5人ずつのグループに分けられ、それぞれにポランティア・レンジャーの方が説明ガイドとして付いてくれた。
 私たちには小林英世というベテランのガイドが付いてくれた。

               
               ※ 80名を超えたという受講者たちです。圧倒的に高齢者が多かったようです。

 野幌森林公園はまだ厚い雪に覆われていた。いつもの年だと積雪は35センチ程度になっているはずなのだが、今年はまだ65センチくらいある、と交流館の方が話されていた。
 森の中の木々もまだ一枚の葉も付けてはおらず、灰色の世界だった。それでもガイドは、枝の先を私たちに見せながら、春を待つ幼芽について説明してくれた。

               
               ※ 日当たりの良いところはご覧のように一足早く春が訪れているようでした。

 この種の観察会(講習会)に参加すると、いつも私は劣等生の思いを噛みしめる。というのも、受講生とはいってもみなさん森の動植物についてかなり詳しい人が参加している場合が多いのだ。この日も一人のおっさんと、二人のご婦人はかなり樹の種類について詳しい方のようだった。
 私は?というと、葉や花が付いていてもよく分からないのだから、幼芽などを見てもちんぷんかんぷんである。

 それでも気分は悪くはなかった。何せ素晴らしい好天である。春はそこまで来ていることが実感され、もう少しで冬から解放されると思うと気分の悪いはずがない。
 ガイドが説明してくれたうちのごく少数についてはカメラに収め、名前をメモすることができた。

 スノーシュートレッキングで分からなかった木の実がケヤマハンノキの実だということが分かった。
               
               ※ 手前の男性はガイドを務めてくれた小林英世さんです。

 イタヤカエデの樹皮を伝って、樹液が流れているのを確かめることができた。
                

 いち早く芽吹くオノエヤナギ(尾上柳)は、青空に向かって大量に芽吹いていた。
               

 ウダイカンバとは、和名で「鵜松明樺」と表記するそうだ。それは樹皮が雨中でもよく燃えるため、鵜飼いの松明(たいまつ)に用いたことから、鵜松明樺と命名されたということだ。
               

 それよりなにより、春の使者ともいわれるフキノトウとフクジュソウをそれぞれ一輪ずつだったが、確かめることができたことが今回の観察会に参加した何よりのご褒美だった。

               

               ※ 日当たりの良いところでは、一足早くフキノトウやフクジュソウが顔を覗かせていました。

               


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