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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

利尻・礼文の旅 回想 1

2017-06-24 17:01:32 | 道内の旅

 久しぶりの旅だった。4泊5日の小さな旅だったが、やはり非日常の中に自分をおくことは新たな発見があって心楽しいものだ。今回の利尻・礼文の旅から新たな気付きや、出会いを一日2~3テーマずつレポしてみたい。 

フェリーもボーディング・ブリッジ時代? 

 稚内港から礼文島行きのフェリーに乗り込むときだった。フェリーターミナルからフェリー船内に導かれるとき、まるで飛行機に乗り込む際のボーディング・ブリッジを歩んでいるような気分だった。フェリーターミナルから一度も外へ出ることなく、船内に導かれたのだ。
 それは稚内港ばかりではなかった。礼文島の香深港も、利尻島の鴛泊港も同様だった。
 以前乗船した、鹿児島~沖縄間の奄美群島の島々を行くフェリーや、天売・焼尻のフェリーではそういうことはなかった。
 時代はどんどん利便性が進化しているようだ。
 それにしても、大きな船体の出入り口とボーディング・ブリッジを繋ぐためには、オーバーに言えば、ミリ単位の操船が求められると思うのだが、そうした意味では操船技術も進化しているということだろう。

               
               ※ 写真の真ん中の部分が船腹に伸びて乗客をターミナルに導きます。

               
               ※ ボーディングブリッジを通り、船を降りる乗客たちです。


離島のコンビニ事情 

 6月16日、礼文岳登山を終えた私はバス時間まで相当に時間があったため、島の中心である香深集落へ向かってのおよそ10キロを歩くことにした。
歩き続けて1時間半ほど経過し、香深集落まではまだまだと思っていたところ、突然セイコーマートの店舗が現れた。イートインコーナーもあり、疲れていたので私は躊躇なく店内に入り、ざるそばを頬張った。
 その後、店の方に「島の中でコンビニはここだけですか?」と問うた。すると「そうだ」という。「へぇ~」と思いながら、私は翌日の朝食と昼食を買い求めたのだった。(今回は礼文島も利尻島も宿は素泊りだった)
 それにしても、なぜ集落の中心にコンビニを設置しなかったのか、という疑問が残った。
 その日の夕食を摂りに中心部の居酒屋に入ったとき、店の主人にその疑問をぶつけてみた。すると主人は「いろいろあってねぇ…」と言葉を濁した。
 それを聞いて、私は以前に聞いたことがあることと合わせて次のように想像した。
 コンビニが道内に次々と進出してきた事態に対して、島内の商店主は危機感を抱いたのだと思われる。その結果、一致団結してコンビニへの業態変更の勧誘には乗らないことを申し合わせたのでは、と想像される。
 それから時代が推移して、コンビニの出店を考えたオーナーは、中心街でないところへ出店することで既存の商店主たちから了解を得たのではないだろうか?(あくまで私の想像だが…)

 利尻島でもコンビニはセイコーマートの一軒だけだった。こちらは鴛泊の中心街に位置していた。
 それにしても、セイコーマートは道内の小さな町村にも積極的に出店するような取り組みをしていると聞く。二つのセイコーマートともに比較的新しく見えた。コンビニが島内に出店したことは島の人たちにとっても嬉しい出来ごとだったに違いない。

                
                ※ 礼文島の香深の中心街からかなり離れた( 4キロ)ところにあったセイコーマートの店舗です。


6月のサクラ 

 礼文島で宿泊した「民宿 山光」さんは、施設が新しく気持ちの良い宿だった。
 女性の若いオーナー(?)に部屋へ案内されたときに、窓を開けて「礼文は今がサクラの季節なんですよ」といって、裏庭に咲くサクラを見せてくれた。見るとサクラはちょうど満開を迎えていた。
 花を見ると、どうもエゾヤマザクラとは違って見えた。そこでオーナーに聞いてみると「父が苗を取り寄せて、丹念に育てたもので、ソメイヨシノとかもあるはずです」とのことだった。ソメイヨシノは札幌近辺が北限と聞いている。果たして日本の北端の礼文島でソメイヨシノが育つのか、疑問ではあるが少なくともエゾヤマザクラではないことだけは確かのようだった。

               
               ※ 「民宿 山光」の裏庭で咲き誇っていたサクラです。



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