田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔26〕北海道神宮

2020-11-07 16:15:15 | 札幌でしかできない50のこと

 私にとって北海道神宮は毎年初詣に参るなど比較的馴染みのある神社である。秋も深まった11月2日、改めて訪れてみたが、七五三のお祝いする家族連れなどで賑わっていた。ところで北海道神宮が多くの神社とは違い、その向きが北東を向いていることをご存じだろうか?                             

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№024は北海道総鎮守の「北海道神宮」が入っている。

 ガイドマップでは「6万坪の鎮守の森に包まれる。北海道総鎮守の神社。桜と梅が同時に見られる季節や、6月の『北海道神宮例祭』は多くの人が訪れる。自然に囲まれた場内で心を落ち着けていると、ひょっこりエゾリスが顔を見せることも。」と紹介されている。

   

   ※ 北1条通り(表参道)にある「第一鳥居」です。

    (この鳥居だけ逆光のため反対側から撮影しました。

   

   ※ 第一鳥居の延長線上にある「第二鳥居」です。

   

   ※ 前二つの鳥居とは全く反対側の動物園側にある「第三鳥居」です。

   

   ※ いわゆる裏山道側から入る「円山公園口鳥居」です。

 北海道神宮は、北海道の歴史が浅いのと同様1870年(明治3年)に開拓判官・島義勇開拓三神を携えて仮社殿を建立し、開いたのがその始まりとされる。だからその歴史はまだ150年余りと歴史は浅い。今、その北海道神宮の本殿横には開拓三神を携えてきた島義勇の大きな像が立っている。

   

   

   ※ 北海道神宮本殿の拝殿です。

         

         ※ 「北海道開拓の父」とも称される開拓判官・島義勇像です。

 さて、歴史の解説は他の方のより詳しい解説にお任せして、私が時々訪れる北海道神宮の光景で意外に思うのがコロナ禍に遭う前、外国人観光客の姿が想像以上に多かったことだ。これはどう解釈したらよいのだろうか?単に観光コースに含まれていたからなのか?それとも日本人の心の拠りどころである神社というものに接してみたいという思いの表れなのだろうか?今回はコロナ禍のためそうした光景に出会うことはなかったのだが…。

 北海道神宮は紹介文にもあるように広い森の中に桜や梅の木がたくさん植わっている。春にはその桜と梅の花がほぼ同時期に咲き、多くの市民が訪れ春の到来を楽しむところでもあり、私も毎年のように訪れている。

   

   ※ 北海道神宮内の梅園です。

   

   ※ こちらはソメイヨシノを中心とした桜の園です。

   

   ※ 神宮内のほぼ中心部には献木によって造成された「明治の森」があります。

 また、北海道神宮には境内末社として「開拓神社」(北海道開拓功労者37柱を祀る)、「穂多木神社」(北海道拓殖銀行物故者御霊を祀る)、「鉱霊神社」(北海道鉱業会物故者御霊を祀る)の三末社がある。

   

   ※ 末社の一つである「開拓神社」です。

   

   ※ こちらは「穂多木神社」です。

   

   ※ 「鉱霊神社」です。   

 北海道神宮を訪れる時、私が密かに楽しみしていることがある。それは神宮境内に出店している北海道銘菓の一つ「六花亭」が神宮茶屋店で食することのできる「判官さま」と称する餅菓子を味わうことができるのだ。1個110円と安価なお餅を目の前で焼いてくれ熱々のお餅を頬張ることができる。残念なのは、以前は1個100円だったものがいつの間にか110円に値上がりしていたこと。さらに以前は熱々のほうじ茶が無料で提供されていたのが、無くなってしまっていたことだ。コロナ禍の影響で経費節減を図っての措置だろうか?残念である。

   

   ※ 北海道神宮内に出店する「六花亭神宮茶屋店」です。

   

   ※ その神宮店でしか味わえない「判官さま」の餅菓子です。美味しいです!

 さて、リード文の北海道神宮の正面が「北東」を向いていることについてである。我が国の神社のほとんどは南向きが多いそうだ。その理由は太陽の光が最もあたる位置ということらしい。そうした中、北海道神宮がなぜ「北東向き」かというと、それは当時北海道進出を目論んでいたロシアからの守りを固めるという意味があったようだ。ちなみに私は この日第二鳥居と神宮本殿の延長線上に立って、磁石で確認したところ真北から30度東に寄ったところで針は止まった。したがって正確にいうと、北北東向きというのが正しいのかもしれない。

       ※ 昼過ぎに本殿に通ずる参道から撮った一枚ですが、逆光ですね。    

 北海道神宮の境内はさまざまな碑がたくさん立っていることでも知られている。私は3年前にそれを調べてみたことがある。そのことについてレポした拙ブログがあるので参照してほしい。(こちら⇒ その① その②)碑はまだまだあるかもしれない。興味のある方は調べてみてほしい。

     

《北海道神宮 概要》

〔住  所〕札幌市中央区宮ヶ丘474番地

〔電  話〕011-611-0261

〔開門・閉門時間〕時期によって違いあり。(例:4/1~10/31  6:00~17:00) 

〔休    日〕無

〔駐車場〕 有

                                    

                                                                                                      

 



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