胴切坂(どうきりざか)
お腹がちぎれほど苦しい坂が続くことから、そう名付けられた、伝えられている。
今日のハイライトはその胴切坂を克服することだった。
「円座石」を終えた後から、千メートル以上にわたって急登が続いた。そのピークは「越前峠」という所だったが、標高840メートルだそうだが、スタート地点の小口集落の標高が60メートルということだから、一気800メートル近く高度を上げたことになる。まさに胴切坂である。
その胴切坂で私が一人で格闘しているときだった。突然後ろから激しい息使いで追い付いてきた人がいた。
見ると、外国人(西欧系)の青年だった。
今回、熊野古道を歩いてみて、外国人(西欧系)の姿が非常多かった。
どこの宿でも、宿泊する人の6~7割が外国人だそうだ。
西欧人の健康志向とスピリチャル好みがこのような傾向を生んでいるのかな、などと思ったりしたのだが、果たして?