田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スパイク付長靴 de 三角山登山

2020-04-12 17:50:14 | 北海道低山紀行 & Other

 靴底のスパイクが雪面を嚙み、気持ち良く登り続けることができた。“窮すれば通ず”というほど大げさなことではないが、「そうだ!スパイク付き長靴がある!」と思い付き、早速購入して雪融け期の軽登山に臨んだ。

   

   ※ ホーマック山の手店の駐車場から見た三角山です。

 連日ウォーキングに取り組んでいたが、どこか物足りなさを感じていた。「やっぱり山を登らねば、春山登山のトレーニングにはならないなぁ」と…。「あの融け出した雪道で、泥だらけの藻岩山になんとか登れないものか?」と考えていた時に、ふっと「そうだ!スパイク付き長靴がある!」と思い付いた。

 今朝、藻岩山に向かい、その麓にあるホームセンター(ホーマック旭ヶ丘店)でスパイク付き長靴を購入しようとした。ところが!陳列棚にスパイク付き長靴はひとつも無かった。店員にも聞いたが、「すでに春物に陳列替えをしてしまった」という答えだった。

 そこで比較的近くにあるワークマンに電話を入れたが、答えは同じだった。

 諦めきれない私はダメモトでホーマック山の手店に向かった。すると何とスパイク付き長靴がたくさん並んでいるではないか!(どうして同系列のホーマックでこんなに違いがあるの?)内心狂喜しながら早速買い求めた。(税抜き2,980円)

   

   ※ 購入したスパイク付き長靴です。

 さて、ここから改めて藻岩山へ向かうのは精神的にきつい感じがして、近くにある三角山に目的を変えた。三角山は藻岩山に比べると小ぶりではあるが、それなりに登山気分を味わえることもあり、たくさんの車が駐車していた。

 早速、購入したスパイク付き長靴を履いて三角山登山を開始した。ところが三角山の麓部分は登山道が乾いていて、夏靴でも登山ができるような状態だった。「これでは購入した意味がないかも…」と思いながら登り続けた。

   

   ※ 登り始めの登山道はご覧のように乾いていました。   

ところが最初の登りが一段落する「こぶし平」まで上がると、突然登山道が融けた雪道に変わった。そしてしばらく行くと「四の坂」(4合目と同義語?)からいよいよ本格的な登りとなった。スパイク付き長靴が本領を発揮する場面が訪れた。軽アイゼンのように爪が長くないためにスパイクが効いているのかどうか、体感としてはイマイチ分からないのだが、斜面において滑ることがなかったので確かに効いていたのだと思われる。なにせ靴の裏全体にスパイクが打たれているのだから…。

   

   ※ 「三の坂」を過ぎると登山道はご覧のように融け出した雪道に変わりました。

   

   ※ 「四の坂」から始まった本格的な登り斜面です。

 「四の坂」からの登りは背中に汗を感ずるほどの登りで、負荷もそれなりに感ずることができた。今日は日曜日の上、天気も良かったので小さな子どもを連れた家族連れが目立った。コロナ禍のため家で過ごす時間が多くストレスを感じることが多い中、親子でストレスを解消する良い手段となっているのかもしれない。

   

   ※ 好天も手伝って多くの家族連れの方々と出合いました。

 山頂で一休みした時に、長靴に打たれているスパイクの数を数えてみた。(暇ですなぁ)するとかかと部に14本、足部に26本、計40本のスパイクが打たれていることが分かった。以前から山登りのベテランの方がスパイク付き長靴を愛用しているところを目にしていたが、なるほど安価な割に有効な雪道の登坂アイテムである。心強い味方を得て、雪道も泥道も気にせずに山に向かいたいと思う。

   

   ※ 三角山山頂から札幌市街を眺めた図です。

   

   ※ 同じく山頂からは「円山」(左)と「藻岩山」(右)が望めます。

   

   ※ 下山時に唯一目にした「ナニワズ」の黄色い花です。

 さて、いつ藻岩山を目指そうかな?



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スパ長デビューてすね (sakag )
2020-04-13 15:26:56
ついにスパ長デビューですね。
春先、初冬、雨上がりなどなどメリットは数知れません。
下りで滑らないのが一番です。
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ハイ、デビューです! (田舎おじさん)
2020-04-13 17:33:55
 まさに“窮すれば通ずる”でした。sakagさんたちはずーっと以前からそうしていたことを聞いていたのに、私は案外無関心だったんですね。
 今日も藻岩山で試しましたが快適このうえないですね。いい武器を手に入れました。
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♪de♪ (おなら出ちゃっ太)
2020-04-15 18:06:16
高価な登山靴でなくとも、ちょっとした登山ならば長靴でもOK、かもしれないのですね。
存外、軽さや防水性が優れているのかも。ただし紐で締める訳ではないので足回りをピッタリとはいかないのかしらん?
ところで、「de」の使い方が楽しくていいですね。ラテン系というか、踊りだしたくなるような語感です。
「de」シリーズになりませんか?
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♪de♪ねぇ… (田舎おじさん)
2020-04-15 18:26:59
 コメントありがとうございます。
 安価なスパイク付き長靴、すっかり気に入っています。ご指摘のように足回りは登山靴のようにピッタリとはいきませんが、万事アバウトな私は今のところそれほど気になっていませんね。これからも重宝したいと思っています。
 ところで、de ねぇ…。何の気なしに付けたタイトルでしたが、面白いご指摘ですね。シリーズとなると???
 例えば?「眺望を楽しん de 藻岩山」とか「雪の中 de 盤渓山」とか??
 う~ん。考えてみます。
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