田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道を歩こう! 無念のリタイア

2019-05-26 20:03:52 | 札幌ウォーク & Other Walk

 溜まりバネなどどこにも残っていなかった…。老いて伸び切った筋肉に真夏を思わせる強い太陽の光が容赦なく襲い掛かった…。徐々に、徐々に、頑張ろうとする気持ちが萎えていった…。スタートして10キロ、私は早くもリタイアを決断したのだった…。 

 本日、真駒内⇒支笏湖間33キロを歩き通す「北海道を歩こう!」(札幌スポーツ財団主催)が行われた。私は過去何度(確か3度)か出場していたが、今回は体力の衰えと、準備不足から不安を感じながらの出場となった。

 天気は朝からドピーカン。気温の上昇が心配された。

 朝8時15分、33キロの部1,001人、10キロの部509人がスタートした。

          

          ※ スタートして間もなく、真駒内川沿いを往く参加者です。

 過去3度の出場も特別準備はせずに出場していたのだが、体を休めていたことによる“溜まりバネ”を活かし、後はひたすら耐えることで、これまでは支笏湖までなんとか辿り着いていた。ところが今回はスタート直後から体が重い。溜まりバネなどどこにもない感じだった。日陰の多い真駒内地区を抜け、日当たりのよい石山通りに入ったころには体中が汗にまみれていた。スタートから4キロの表示を見たとき、もうはや「どこかで休もうか?」と考えていた。真夏を思わせる太陽の光は容赦なく老いた体を痛めつけた。

 長~く一列になった参加者が歩道を往くのだが、次々と後列に置いて行かれるようになった。

 8キロの表示を見たときは、コースは山中に入り、傾斜がついてきたころだった。悲しいかな、私はそのときすでに限界を感じていた。頑張ろうとする気持ちが湧いてこないのだ。暑さが私の気持ちを萎えさせていた。そして私はこのとき「10キロ参加者と同じ地点でリタイアしよう」と決断した。

 決断するまでの間、私はデジャブ(既視感)を感じていた。それは3年前にSea to Summitと称して富士市の海岸から4日間かけて富士山に挑戦した1日目の時だった。当日(8月21日)富士市の気温は30度を超える夏日だった。重いザックを背負いダラダラと続く坂道に私は完全にグロッキーとなり、脱水症状寸前の状態で宿舎に辿り着いた苦い思い出が蘇った。「あの苦しさは味わいたくない」と思った時、リタイアすることに躊躇はなかった。

 考えてみると、私はこれまで猛暑の中で体をいじめたという体験をほとんどしていないことに気づいた。冬なら相当の寒さの中でもスポーツをした体験は豊富なのだが…。

          

          ※ スタートから8キロ地点近く、コースは徐々に傾斜していきます。

 リタイアを決断した8キロ地点から10キロ地点までの2キロはきつかった。それまでにもう2度も休憩をとっていたので、それ以上休むわけにもいかなかった。自らを励まし、なんとかスタートから2時間20分後10キロの部のゴールに辿り着いた。

 事務局にリタイアを告げると、帰りのバスを案内してくれた。

 情けない途中リタイアとなった今年の「北海道を歩こう!」だが、このまま引き下がれない。今年は準備不足だったが、入念に準備をしてリベンジしたいと思う。

 

 ※ 今日は「真駒内支笏湖トレック ライブレポ」を発信予定だったのだが、なぜか発信することができなかった。



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2 コメント

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記録的な猛暑の中・・。 (夢逢人)
2019-05-26 21:28:59
お久しぶりで~す。

私は家内が入院している関係で、家事で多忙となり、
やむなくコメント欄は閉鎖していますが、貴兄の投稿文は読ませて頂いております。

今回の貴兄の《真駒内⇒支笏湖間33キロを歩き通す「北海道を歩こう!」》を読ませて頂く中、
ここ数日は北海道の各地で猛暑となり、本日は記録的な熱さ、とテレビのニュースで視聴したりしました。

このような状況下の中、やむなく貴兄はリタイアされた件、
投稿文を読む中、貴兄の決断は、これまで貴兄は過酷な歩きを幾たびもされた経験を配慮されても、
正鵠と思い深めた次第です。

貴兄は御身体を程々に御自愛され、お過ごしして下さい。
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夢逢人さんへ (田舎おじさん)
2019-05-27 11:10:26
 コメントありがとうございます。
 御地の方も猛暑に見舞われているようですが、当地の方もこれまでにない激暑に毎日見舞われております。そんな中でのウォーキング大会だったのですが、どうも私は北国の人間のために基本的に「暑さ」には
弱いようです。無念ながらリタイアを選択することになってしまいました。無理をしなったことで、ダメージも少なく、本日はもう普通のコンディションに戻ることができました。
 今夏には別な形でリベンジできたらと思っています。
 夢逢人さんは、ご自身の病と共に、奥様が病気にお罹りになったということで大変なこととお察しいたします。ご自愛されるとともに、奥様の看病に尽くされ、ご回復に向かわれることを祈っております。
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