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介護保険施設と施設系の住宅とは?

2022-05-18 11:11:14 | 講演・講義・フォーラム等

 高齢者向けの施設や住宅にはさまざまな形態、さまざまな入居基準があることを知ることができた。聞いたお話はまだまだ入門編ではあるが、そろそろ私も知識として知っておくことが必要ではと考え、今回初めて受講した。

 最近はとみに体力の衰えを自覚させられることが多くなってきた。不養生もその原因の一つだが、やはり加齢による身体全体の衰えを自覚せざるを得ない年代に突入したということなのだろう。

   

 そうした私にとって、札幌市総合福祉センターが近くにあることは大きなアドバンテージである。今年は同所で開催される「私の生き方セミナー」や「札幌市高齢者市民講座」などに積極的に参加しようと思っている。今回はそれらとはまた別の札幌市社会福祉協議会が主催する「ワンポイント・シニア講座」に参加した。講座は今年度第2回目ということだったが、テーマは「介護保険施設と施設系の住宅とはどのようにもの?」と題して(一社)あんしん住まいサッポロの代表理事である篠塚正徳氏が講師を務められた。講義時間が30分と短いために、内容的には入門編といった感じだったが、この日得たことの概要を記しておくことにする。

   

 まず高齢者向け施設・住宅には大きく分けて3つの系統があるということだ。その3つとは「介護保険施設」「施設系」「住宅系」の3つである。このうち「住宅系」は民間サイドで運営されている「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」、「有料老人ホーム」、「シニア向け賃貸住宅」などがあるそうだが、今回は講座では内容的に触れられることはなかった。

 残る2つの系統はほとんどが公的に運営されている施設のようである。

 「介護保険施設」としては「特別養護老人ホーム」、「介護老人保健施設」、「介護医療院・介護療養型施設」があるという。ごく粗くいうと、こちらは医療を伴う施設ということが言えそうである。

 一方、特別に医療を伴わない自立型の「施設系」には、「ケアハウス・経費老人ホーム」、「認知症高齢者グループホーム」、「養護老人ホーム」などがあるそうだ。

 それぞれ入所するには介護度とか、収入の多寡、など細かな決まりがあるようであるが、 今回はそこまでの詳しいお話はなかった。

   

   ※ 講義をされた篠塚正徳氏です。

 ともかく多種多様な施設が用意されていることは理解できた。問題は必要が生じたときに直ぐに入所できるかというと、そうは簡単にはいかなそうである。入所待機されている方が相当数いるという。したがって、ふだんから施設の内容をよく把握しておくことがまずは必要に思われる。そして自らの身体と相談し、早め早めに準備することが肝要なのかな?と今回の講座を聴きながら思ったことである。