田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

これからに期待!?クラーク大サーカス

2019-07-02 16:31:32 | ステージ & エンターテイメント

 う~ん。構想は素晴らしいのだが、内容的には少し寂しい感じだったかな?北大の文科系サークルであるブルーグラス研究会、交響楽団、落語研究会が集い、市民に日常の活動の成果を披露する「クラーク大サーカス」を拝見した。

                

 6月30日(日)午後、北大クラーク会館において「クラーク大サーカス」とやらが開催され、北大のブルーグラス研究会が出演すると知って興味を抱き参加した。

 “大サーカス”の意味するところは、文字どおりサーカスが人間の曲芸、道化芸、動物の芸など、さまざまな芸を披露して人々を楽しませることからヒントを得て、北大で活動する文科系のサークルが一堂に会して、さまざまなジャンルの芸や技を披露し、市民に楽しんでもらおうと企画したようで、今年がその第一回目ということだった。

          

          ※ 北大交響楽団の金管8重奏の演奏です。

 主催は、北大ブルーグラス研究会と北大交響楽団とのことだったが、今回はそれに加え落語研究会の三団体の参加だった。おそらく数ある北大の文科系のサークルに呼びかけはされたのだろうが、準備期間などの関係から今回は三団体にとどまったということではないかと推測した。

          

          ※ 北大ブールグラス研究会の「アノマロカリス」の演奏です。

 内容としては、交響楽団の木管5重奏、金管8重奏、弦楽3重奏、ブルーグラス研究会の二つのバンド演奏、そして落語が一席という内容だった。

          

          ※ 北大落語研究会の南茶亭大人(なんちゃっていおとな)さんの一席です。

 交響楽団のパートごとの重奏も、落語もそれなりのレベルで楽しませてくれた。私の興味の対象だったブルーグラス研究会の演奏も酪農学園のブルーグラス研究会と比較すると、レベル的には上かな?と思わせてくれた。しかし、演奏自体は純粋のブルーグラスからやや離れ、他の曲をブルーグラス的にアレンジしたものが演奏されたことで、ブルーグラスのテイストが薄らいだ印象だったのが、私にとっては残念だった。彼らにとっては意欲的な取り組みだったのかもしれないが…。

          

          ※ イベントの最後は全員での合同演奏でした。

 会場のクラーク会館講堂にはけっこうなお客さんが入り、期待の高さをうかがわせてくれた。その期待に応えるべく、2回目、3回目と継続して参加団体を増やし、北大の一つの特色あるイベントとして定着してほしいと願った「クラーク大サーカス」だった。

               

               ※ 翌日、北海道新聞もイベントの様子を伝えていました。