田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私のニュージーランド紀行 4

2013-02-08 20:59:58 | 海外の旅

 親しみを感じさせる国 ニュージーランド 

 「マルちゃんKIWIの国を往く」№8で私は「完全に欧米風の街並みなのですが、どこか親しみのようなものを感じます」と記した。
 そう感じさせるものは何なのか? 私は旅の間中考え続けた。
 わずか2週間の旅でその答えが見つかったわけではない。また、そんなに簡単に答えを導き出すことも避けなければならない。
 しかし、わずか2週間という短い間で私なりに感じことを記すことは許されるだろう。

          
     ※ クイーンズタウンからダニーデンに移動するバスの中から、典型的なニュージーランドの牧場風景です。

 そうした前提の上で、私がまず表層的に感じた点は…。
 第一にニュージーランドが今や多国籍国家の体を成していて、先住民族のマオリ、イギリス系の白人をはじめとして、さまざまな人種が生活していることがあげられるように思う。その中でもオークランドあたりではアジア系の人たちがかなり目立った。
 それに伴ってだろうか、漢字や日本語の表示する店が街中にずいぶん目立っていた。

          
          ※ オークランド市内ではこのような看板がけっこう目立ちました。

 さらには街を走る自動車の約7割程度が日本車であったという事実だ。ニュージーランドは自動車を自国生産していないことにもよるが、とにかく日本車が目立った。
 そしてしばらくして気付いたのだが、ニュージーランドの車の走行レーンが左側走行だったのだ。このことも違和感を感ずるより親しみを感ずることに繋がったように思う。

          
     ※ ダイソーまで進出していました。$3.5ですから270円前後だから日本より高めの値段設定ですね。

 そして家だが、日本の新興住宅などから比べるとはるかに敷地もゆったりしていて芝生の庭もあり大きな住宅なのだが、アメリカのようなバカでかい邸宅をあまり見ることがなかった。このこともどことなく親しみを感じさせる一因だったように思える。

 親しみやすさを最も感じさせてくれたのは、ニュージーランダーの人柄によるところが大きかったように思う。
 オークランドのような大都会ではあまり感じなかったが、ダニーデン(人口11万人余り)では、朝、道を行き交う人同士が「グッモーニング」あるいは「ハーイ」と私たちにも気軽に声をかけてくれた。だれにも分け隔てしないニュージーランダーに好感を抱いたものである。
 また、私が道などを尋ねた経験(私は通算7~8度尋ねただろうか?)では、誰一人断る人はなく、親切に教えてくれた。
 そして、一度はダニーデンのカーギル山を登った帰路、バス停目ざして歩いていた時、見ず知らずのニュージーランダーの女性から「車に乗っていけ」と招き入れられ、ホームステイ先まで送ってもらうという貴重な経験ができたのもニュージーランドならではと思っている。

 このように僅かな滞在経験であったが、ニュージーランドはどこか親しみを感じさせてくれる国だった。

          
          ※ 長距離バスで通過したニュージーランドの田舎町の様子です。

 友人T氏によると、ニュージーランドにおいて日本は相当な信頼を得ているとのことだった。そのT氏から面白い話をうかがった。
 ダニーデンの街中にも、「東京」とか「FUJI」など、日本を象徴する名を付けた日本食レストランがあるのだが、T氏によるとその店を経営しているのは日本人よりも韓国人とか中国人が経営している場合の方が多いという。この例なども日本が信頼されているということの証拠のように私には思えた。

          
     ※ あちらは今が夏真っ盛り!ダニーデンの海水浴場を見てました。好天も手伝いたくさんの人出でした。