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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

読売新聞紙朝刊の記事「認知症 将来発症の恐れ400万人」を拝読しました

2013年11月27日 | 日記
 2013年11月26日発行の読売新聞紙朝刊の一面に掲載された「認知症 MCIって 将来発症の恐れ400万人」という記事は衝撃的な中身です。

 日本で将来、認知症になるリスクが高いMCI(軽度認知障害)の高齢者は400万人と推定されていると報じています。これは、厚生労働省の認知症の研究班が「2012年時点では、認知症高齢者が462万人いると推定した」という内容の発表を基に、認知症の専門家の医師・研究者にうかがった意見と伝えています。
 
 認知症高齢者の実態は、2013年11月23日土曜日の午後9時から日本放送協会(NHK)が放送したNHKスペシャル「"認知症800万人"時代 母と息子 3000日の介護記録」を拝見し、かなり衝撃的な中身に驚きました。



 この番組は、NHKの元敏腕ディレクターで、現在は当然、リタイアしている相田洋さん(77歳)が、母親の認知症の発見から最期を看取るまでの、在宅介護の一部始終を3000日にわたってビデオカメラで撮影し続けた個人の記録を基に編集したものです。ごく普通の市井の家族が介護に格闘する日々をつぶさに捉えた映像は、これまでにない貴重な資料として専門家からも高く評価されているとのことです。

 読売新聞紙朝刊の一面の記事によれば、MCI(軽度認知障害)の多くは認知症の前段階と考えられているそうです。MCI(軽度認知障害)の兆候とは、「買い物の道順が突然、頭から消える」「日常生活は送れるが、言葉が出てこない」「誰にも会いたくない」などの症状を示す高齢者のことだそうです。

 MCI(軽度認知障害)の兆候が出始めた時点で、認知症に対する支援や治療を施せば、状態を改善したり、認知症の発症を遅らせることができると考えられています。

 別のページの記事では、認知症が専門の和光病院(埼玉県和光市)が行っているMCI(軽度認知障害)向けの改善策などの実例が紹介されています。記事よれば、ふだんの日常生活動作をよく観察し、“より複雑な日常生活動作”を自分ができるかどうかの観察が大切になるそうです。

 NHKスペシャル「"認知症800万人"時代 母と息子 3000日の介護記録」の放送内容を考えると、認知症を発病すると、介護する家族や子供の負担がかなり大きいことが大きな問題になります。

 日本の高齢者・その予備軍の方々がMCI(軽度認知障害)対策・対応にどう取り組みかは、各人がそれぞれが十分考えるべき課題だと感じています。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
NHKスペシャル (獅子唐辛子)
2013-11-27 07:00:14
私も土曜日のNHKスペシャル「母と息子 3000日の介護記録」を見ました。
相田さんが認知症になったお母さんを介護するご様子を拝見し、その大変さと苦労を知りました。
こうした家庭が多くなると思いました。
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超高齢者社会 (とおりもん)
2013-11-27 10:01:26
土曜日のNHKスペシャル「母と息子 3000日の介護記録」を見ました。
日本は先進国の中で、先頭グループとして超高齢者社会に入ります。
豊かな食事などや医療によって、80歳ぐらいまで生きることができる長寿社会は、人類の達成点です。
しかし、認知症の問題を解決しないとかなり大きな問題になります。このことを考え続けたいです。
安倍政権はこの問題を最優先で取り組むべきです。
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超高齢者社会 (超人ハルク)
2013-11-27 12:03:39
最近は、高齢者の方による自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いや、高速道路での逆走など、笑えない問題が起こっています。
MCI(軽度認知障害)向けの治療法などを、是非、普及させてほしいと思います。
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認知症患者 (マリノス)
2013-11-28 09:22:23
NHKの番組で、一人住まいの認知症患者をケアしたいと奮闘する地方自治体系のケアマネージャーなどの番組を見ました。
判断能力が落ちている認知症患者と向き合う苦労は大変なものでした。超高齢者社会に向けて、準備することが多いようです。
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