ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙に掲載された「賃金水準 世界に劣後 脱せるか『貧者の循環』を拝読しました

2019年03月20日 | 日記
 2019年3月19日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された見出し「賃金水準 世界に劣後 脱せるか『貧者の循環』を拝読しました。

 この記事のリードは「日本の賃金が世界で大きく取り残されている」と始まります。過去20年間の時給傾向を調べると、日本は9パーセント減り、主要国では唯一のマイナスになっています。

 日本は国際競争力の維持を理由に賃金の伸びを抑えてきたために、欧米に劣る水準になりました。

 このリードの横には「最低賃金と生産性(一人当たりのGDP)の比較が載っていますが、最低賃金は韓国より低く、低成鳥で悩むスペインに近いです。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版は見出し「賃金水準 世界に劣後 脱せるか『貧者のサイクル』と報じいます。



 日本では低賃金を温存したために、生産性の低い仕事の効率化が進まず、付加価値の高い仕事への転換も遅れ、この結果、賃金が上がらない『貧者のサイクル』に陥っていると伝えます。

 トヨタ自動車は、今回の春季の労使交渉では「頑張った人、成長し続ける人に報いたい」と、ベア見直しなどの含めた賃金体系の再考を提案しました。この点は、今後も労使で協議を続けます。

 トヨタ自動車は、新卒を一括採用し、終身雇用と年功序列という日本的な人事・賃金の先導役をになってきました。しかし、自動車の生産を半数は海外生産に映し始め、欧米並の賃金体系でないと、優秀な人材を確保できなくなっています。この点は多くの大手企業でも同様です。

 トヨタ自動車は現在、電気自動車や自動運転技術などで、欧米のIT(情報技術)大手と競争する環境になり、優秀な人材確保が課題になっています。

 “デフレ不況と円高、過剰な設備と人”という1990年代後半からの問題に対して、製造業大手企業は賃下げを含めた賃金抑制に動き、気がつけば日本の賃金は世界から大きく取り残されたと伝えます。

 経済協力協力機構(OECD)は、残業代を含めた民間部門の総収入について調べ、働き手一人当たりの1時間当たりの賃金を算出しています。

 これによると、国際比較が可能な2017年と1997年を比較すると、日本はこの20年間で9パーセントも低下しています。主要国では唯一のマイナスです。

 これに対して、英国では87パーセントも、フランスは66パーセントも、ドイツは26パーセント増えています。日本の平均年収は米国に比べて30パーセントも減っています。

 日本の賃金が減った要因は、金融危機に直面した1997年以降は1997年をピークに減り始め、2012年までに12パーセント減りました。その後は大手企業では定期昇給などで1パーセント台の昇給を続けましたが、追いつけません。

 それ以上に、正社員以外の非正規労働者が増え、一人当たりの1時間当たりの賃金は平均すると減っています。

 しかも、日本では長時間労働が当たり前になり、1時間当たりの生産性は低いままです。これが「貧者のサイクル」をつくり出しています。

 欧米のアナリストは「賃上げショックによって、日本の生産性を一気に引き上げる」という処方箋を日本企業や社員などに提示しています。

東京都千代田区日比谷公園にある日比谷公園では、コブシの花が咲き始めました

2019年03月20日 | 季節の移ろい
 東京都千代田区日比谷公園にある日比谷公園は、3月下旬になり、コブシの花がいくらか咲き始めました。

 広大な日比谷公園を4日ぶりに訪れると、公園内にある数本のコブシの木が花をパラパラと咲かせて始めていました。

 どのコブシの木も花がいくらか咲き始めたという感じです。



 4日前には、コブシの木は花を咲かせていませんでした。





コブシの木の開花は、春本番の到来を告げ、ソメイヨシノの開花が近いことを伝えます。

 日比谷公園の皇居側である北西側に植えられているオオカンザクラ(大寒桜)の木は明るい桃色の花が満開です。







 このオオカンザクラの花はサクラらしい雰囲気の花です。



 ジンチョウゲ(沈丁花)も花をたくさん咲かせいます。

 ジンチョウゲの花の薫りがいくらか漂います。



 日比谷公園の南西側にある心字池の中にあるツルの噴水は、水をある程度噴き上げています。



 逆光のため、噴水の水の飛沫がよく見えます。

 日比谷公園の中に多数あるソメイヨシノの木も枝先をよく見ると、蕾が膨らみ始めています。

 そのソメイヨシノの木の枝先に、オジロビタキが留まりました。





 全長が12センチメートルの小柄な野鳥です。



 1月ぐらいから、日比谷公園に出現して、野鳥観察愛好家の方から感心を集めている1羽の野鳥です。日比谷公園に迷い込んだといわれています。

 ウメの木の花がほぼ咲き終わり、オジロビタキはこれまで出没していた梅園から移動したようです。