ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都千代田区の皇居の東御苑の本丸跡では、カンヒザクラの花がまだよく咲いています

2019年03月23日 | 季節の移ろい
 東京都千代田区の皇居の東側に広がっている東御苑の本丸跡では、早咲きのカンヒザクラの花がまだよく咲いています。

 入り口の大手門から広大な東御苑の坂道を上がって本丸跡に進むと、その北西方向の奧には天守台跡の巨大な石の積み重ねが見えます。



 広大な本丸跡の中に植えられている春咲きのサクラの木々の中で、カンヒザクラ(寒緋桜)の木がまだ花をよく咲かせています。



 カンヒザクラは花期が長いようで、濃い赤色の花をまだ、たくさん咲かせています。



 その一方で、リュウキュウカンヒザクラ(琉球寒緋桜)の木は、明るいモモ色の花をまだたくさん咲かせていますが、3月初めから花を咲かせ続けて、若葉色の葉もたくさん出ています。







 このリュウキュウカンヒザクラは、明るいモモ色の花が美しく、多くの入園者が写真を撮っています。

 このリュウキュウカンヒザクラの木の側に植えられているツバキカンザクラの木は花が終わっています。

 本丸跡に近い側に植えられているカワヅザクラ(河津桜)の木もまだ花を付けていますが、若葉もだいぶ育っています。



 この本丸跡では、あまり目立たない感じですが、シデコブシの木が花をいくらか咲かせています。



 このシデコブシの木は愛知県内などに自生する野生種です。

 また、ニワウメという低木も、小さな花をたくさん咲かせています。





 東御苑の本丸跡では、本命のソメイヨシノの開花はこれからです。ソメイヨシノの花が開花すると、多くの方で賑わいます。

 そのソメイヨシノの花見の前夜の東御苑です。
 

埼玉県坂戸市郊外の浅羽ビオトープには、シメが数羽、まだ滞在しています

2019年03月23日 | 季節の移ろい
 埼玉県坂戸市郊外の西部を流れている高麗川の河川敷につくられた浅羽ビオトープには、シメが数羽、まだ滞在しています。

 この坂戸市浅場にある浅羽ビオトープは、埼玉県内ではとても有名な野鳥観察ポイントです。

 浅羽ビオトープの中を流れている疏水は、高麗川(こまがわ)水系の水を呼び込んで設けた流れです。今年2月には関東地方では雨がほとんど振らなかったために、乾燥注意報が出るほど、乾き上がり、この疏水も上流側部分までしか水が流れない渇水状態になるという非常事態でした。

 3月はじめに関東地方では雨がよく降ったおかげで、この疏水も流れが復活していました。



 うららかな春の小川という雰囲気です。3月下旬になり、冬鳥の多くは姿を消しています。

 その中で、この疏水沿いには、シメが数羽、滞在していました。

 疏水の流れる水を飲むシメです。







 実は、このシメが水を飲む動作が早く、クチバシを水に入れた瞬間を撮影できませんでした。

 このシメは体長が18センチメートルぐらいとやや大きく、大きなクチバシが特徴です。日本の北海道などを含めたユーラシア大陸の北側で繁殖し、冬にはいくらか南下します。埼玉県では、冬鳥として滞在します。

 疏水の対岸の木の枝に留まったシメです。



 枝から枝へと移動します。







 この疏水の湿ったところでは、タテハチョウのキタテハが水を飲んでいました。



 この近くには、ヒヨドリも数羽が木の枝に留まっていました。

 背の高い木の上には、シジュウカラがよく出て来ます。



 実は、ジョウビタキも数羽、見かけたのですが、すぐに繁みに入ってしまい、その姿を撮影することはできませんでした。

 林の奧では、ガビチョウがよく鳴いています。ガビチョウの美しい大きな鳴き声は春の本番到来を伝えるものです。

 浅羽ビオトープのヤブの中から、キジのオスの大きな鳴き声が何回か聞えました。たぶん、数羽のキジのオスがいて、それぞれが自分の縄張りを主張し、メスを呼んでいます。

 ヤブの中にいたキジのオスです。





 もし、この浅羽ビオトープに、ヒレンジャクが到来すると、野鳥観察愛好家の方々は大騒ぎします。

 約1カ月前に、この浅羽ビオトープを訪れた話は、弊ブログの2019年2月18日編をご参照してください。