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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

北海道北見市常呂町にあるワッカ原生花園で、夏鳥のノゴマと出会いました

2015年06月28日 | 旅行
 北海道北見市常呂町にあるワッカ原生花園(わっかげんせいかえん)に行き、夏鳥のノゴマを観察しました。

 細長い北見市の北東部に位置する常呂町は、オホーツク海に面しています。その常呂町にあるサロマ湖の海岸側には長さ約20キロメートルに及ぶ砂州があり、サロマ湖とオホーツク海を隔てています。


 
 その砂州の東端に、ワッカ原生花園が広がっています。ワッカ原生花園では現在、ハマナスやエゾスカシユリなどがぱらぱらと咲いています。

 砂州の東端に広がるワッカ原生花園の入り口です。ここからは徒歩になります。



 実際には東西にそれぞれ約4キロメートル先まで開放されています。

 このため、入り口のワッカネイチャーセンターでレンタル自転車を借りて、回る方も多くいます(自転車ですべて回ると、90分ぐらいかかるそうです)。
 
 ワッカネイチャーセンター裏側のすぐ近くにあるサロマ湖側の入り江です(サロマ湖が砂州側に食い込んだ形になっています)。



 この浜に近い部分は塩性湿地になっているそうです。

 オホーツク海からの吹く風が寒い厳しい環境のためか、ハナナスの木は砂州を這う感じで育っています。パラパラと咲いているハマナスの花です。




 
 ワッカ原生花園には、ハマナスなどを含む多様な低木が育っています。少し背の高い木の上に、野鳥が留まりました。のどが印象的な濃いオレンジ色です。ノゴマのオスです。


 
 しばらくすると、ノゴマのオスが近くの低木に留まりました。昆虫をくわえています。




 
 ノゴマは、日本では夏に北海道などで繁殖のために飛来する夏鳥です。日本に飛来し、日本列島を北上する際に、埼玉県のある場所に毎年立ち寄ります。この時期は、毎年現れれる中継地点に、野鳥観察愛好家の方々が押し寄せます。
 
 この日のワッカ原生花園の天気は薄曇りで、寒い風が吹きました。多くの方はアノラックなどの防寒対策をしっかりして散策しています。
 
 なお「ワッカ」とは、アイヌ語で「ワッカ・オ・イ(=水が・ある・ところ)」という言葉に由来するものだそうです。また、ワッカ原生花園は、「北海道遺産」に認定されています