ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

静岡県河津町にカワヅザクラの花見に行った時に、イソヒヨドリに出会いました

2014年02月21日 | 旅行
 静岡県賀茂郡河津町に、カワヅザクラ(河津桜)という早咲きのサクラの花を見に行った話の続きです。

 カワヅザクラの並木は河津川沿いにつくられています。河津川は伊豆半島の中央部の天城連山を源にして流れだし、東側の太平洋の相模灘に流れ込んでいます。



 河津川沿いのカワヅザクラの並木を歩いていると、川の方に伸びて突き出たカワヅザクラの枝に野鳥がいました。その枝と河原との間を行き来しています。川の流れの中にある岩に降りたった野鳥を見ると、イソヒヨドリの雄でした。数羽います。





 イソヒヨドリの雄は頭や背中の羽根の色が少しくすんだ青色、胸やお腹の部分が赤褐色、翼の先には黒色系と、目立つ色合いの羽根の姿です。



 河津川の河原に生えているナノハナ(菜の花)の草みらにも、イソヒヨドリが時々、顔を出します。



 ナノハナは正確にはアブラナ科アブラナ属の植物など、春に咲く黄色い花の総称で、いろいろなナノハナがあります。

 今回出会ったイソヒヨドリは、その名の通りに日本では海岸近くの磯や岩場などに住みついています。ただし、内陸部でも見かけることもあるそうです。

 日本では「ヒヨドリ」と名付けられていますが、分類上ではヒヨドリ科ではなく、ツグミ科の野鳥です。体型がヒヨドリに似ていることから名付けられたようです。

 Webサイトで調べてみると、イソヒヨドリはユーラシア大陸では、ふつうは標高2000メートルから4000メートルと高山の岩場に住んでいるそうです。日本ではなぜ海岸沿いの磯など住みついているのかは不思議なことです。

 日本では最近は、イソヒヨドリが都市部にも住みつくこともあるようです。不思議な野鳥です。