AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

理念と経営五月号通信

2007-05-09 10:58:30 | Weblog
人間はもともと弱いものだし、力のあらわれは一様ではない、鉄石の強さも強さ、雪に折れない竹の撓みも強さだ、ここで剛毅心をふるい起こすよりは、この虚しいもの淋しさを 認めるほうが、おれにとっては強さであるかもしれない
            山本 周五郎 『樅ノ木は残った』より

★関連記事は、月刊「理念と経営」5月号に記載されています。
 (33~36ページ 「言海に漂う」)


◆◆企業事例研究 

 今回は、『株式会社サンタの創庫』をご紹介します。

長野では知らない人はいないとまで言われる総合リサイクル・ショップです。

「リサイクル品の付加価値は“感動”ですよ」

こう語るのは、代表取締役江口 光雄氏です。
リサイクル品が人と人をつなぐ。そして『感動』が生まれる。

現在では、長野県下に41店舗を展開。
『サンタの創庫』の航跡を、江口氏にお伺いしました。

☆『思いつきの経営』

江口氏は、1952年に長野市の大手豆腐店『末廣屋』の3男として生まれました。

高校卒業後、地元の一流デパートに就職。
熱心に仕事に取り組み、売り上げ成績はいつもトップを争っていたそうです。

しかし、入社16年目の1987年に、仕事上のトラブルの責任を取らされる形で解雇されてしまいます。
翌年4月、江口氏は個人で事業を始めました。その後江口氏は、実にさまざまな業種の事業に手がけました。

そのときどきに流行りそうなものをいち早く見つけ、同業他社が増えだし、利益が落ちてきそうなると見切りをつける。

当時のことを振り返り、江口氏はこう語ります。

「儲かるものやことを探すのに必死で、あのころの私はギラギラしていたと思います」

経営者は儲けることが一番。江口氏の当時の経営哲学でした。
まさに、『思いつき経営』だったのです。

☆『 “理念”が生まれ“リサイクル”と出会う』

しかし、江口氏は大きく考え方を変えました。

きっかけは、京セラの稲盛和夫会長の一言でした。

「会社というのは、世の中に貢献するため、地域社会に役立つためにあるんだよ」(稲盛氏)

この言葉をきっかけに、江口氏は世の中のために役立つ仕事を模索し始めました。
そして、リサイクルショップの特集番組を目にしました。

「もう画面に釘付けになりました。これだ!って思いました。

温暖化をはじめ地球環境の悪化が問題になっているなか、リサイクルはこれからの時代に必要とされる事業だと感じたのです」(江口氏)

1999年5月に『サンタの創庫』1号店をオープン。
その後、7年後には41店舗にまで増えました。

「ちょうど時期がよかったんです。ひとつはバブルがはじけた後で、店舗の確保がとてもやりやすかったことがありました。
しかし一番の要因は、時代がリサイクルの方向に動き、みなさんのリサイクルへの関心や意識が高まったことです」(江口氏)

理念が『社会のニーズ』を捉えた好例だと言えます。
☆『もったいないの精神』
2005年に来日したノーベル平和賞受賞者である
ケニアのマータイ女史が、日本語の『もったいない』という言葉に感動し、これを世界に広めたいと語りました。

サンタの創庫では、すぐに『もったいないの心の輪を広げよう』というチラシを撒きました。

『もったいない精神』が同社の理念と響きあうからでした。

下記は、同社の経営理念です。

「私たちは、お店を通してお客様の不要と、お客様の必要をつなげることにより、地球にやさしい環境づくりに貢献します」

江口氏は、この『つなぎ役』であるスタッフの教育にも力を入れ、一人ひとりが、もっと感動を与えられる感性をもった“人財”に
 なってほしいと願っています。

「明確な理念を持ち、人が育っていれば大企業にでも勝てる」(江口氏)

最後に今後のビジョンを伺うと、次のような言葉が返ってきました。

「株式上場を果たして全国展開したいと言いたいところなんですが、はたしていまの自分にそれだけの器があるのかと思っています。学べば学ぶほど、自信がなくなっていくんです。
自分の器を大きくすることが、今後の経営課題ですよ」

★関連記事は、月刊「理念と経営」5月号に掲載されています。
  (38~45ページ「企業事例研究2」)

青年農業者

2007-05-09 01:24:59 | Weblog
◆◆ピッツェリア会議

今朝は月次店舗会議でした。パートナーリーダーの南川さんも参加してくれました。
ホールの責任者が参加してくれると、現状がよく把握できていいですね。

会議は良かった点、問題点分析を中心に、QHA改善シートを活用して行います。緊急を要する案件、将来問題が発生すると予測できる案件などが何件かありました。

どんなに考え抜いた仕事でも、やってみたらうまく行かないことがたくさんあります。
それを改善していく上で大切なことは、できるだけシンプルに簡単にするということが大事です。

何故かというと、同じ店で働く一番レベルの低い人でもできるようにするためです。

内藤店長が言ってたように、まずはしっかりQHAがブレないようにしていきましょう。


◆◆松山地区青年農業者

夜は松山の青年農業者と食事会でした。

西条でやっているスタイルで、生産者の方に食材を持ってきていただき、それを調理しての食事会でした。

食材は…
トマト、新玉葱、アスパラ、茄子、赤えんどう、グリーンピース、ほうれん草、黒米、赤米、デコポン、イチゴ、筍、イノシン肉でした。

高岡料理長ありがとう。


しかし…最近農業関係の人との出会いが多いです。