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神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

タル・ファロウの生唾LPが

2008年03月18日 14時35分41秒 | FMわぃわぃ
現在、FMわぃわぃは、LPレコードをyahooオークションに出品しています。

今年になって本格的に出品しはじめたものの、まだ出品前のレコードがスタジオの中に山と積まれていて、まさに宝の山といった風情です。
その在庫データを見ていると、奄美の島唄もありました。「鹿児島県民謡」のB面にリリースされていたのです(現物のLPは見ていない)。
唄者の名前を見たのですが、知っている人はいなくて、世代的に3世代ぐらい前の人かもしれません。
これは各府県の民謡を集めたシリーズの中で企画・制作されたもののようです。また「甚句集」などもあって、民俗音楽研究者ならびに愛好者には垂涎の的となることでしょう(ちなみにまだこの民謡集はyahooオークションには出品されていません)。

昨日、たまたま空いている段ボール箱をのぞいていたら、私の好きなジャズギタリストであるタル・ファーロウ(Tal Farlow)のレコードが何枚かありました。中低音から競り上がってくるような骨太な音が好きで、人気を博したギタリストではありますが、どちらかというと、玄人好みな音を出す人です。

私は中学生から高校を経て大学まで熱心にジャズを聞いていました。当時のジャズ・ファンというのは、みんなどこかクレージーなところがあって、今で言うオタクでしょうね。聞くジャズの中身をはじめとして、聞く姿勢、そして生きる姿勢もどこか玄人っぽさを求めていたように思います。そんな硬派ジャズファンには、タル・ファーロウは崇敬の的でした。

この文章を書いている過程で、タル・ファーロウのことをネットで調べていたら、次のような解説に出会いました。

「1940年代にバーニー・ケッセルが開拓したバップ・ギターの技法をよりスケール・アップ、そして完成させ、ハード・バップへの架け橋となり、ウェス・モンゴメリーがシーンに登場するまで最も影響力の強いギタリストであった。ジム・ホールやパット・マルティーノら後進のギタリストにとどまらず、エルマー・スノーデンなどの老齢なミュージシャンにもフェイヴァリット・ギタリストに挙げらている事も面白い。」
( 「あさかぜのアイラブギター」http://blogs.yahoo.co.jp/niji212002/53888177.html)

そうか、ウェス・モンゴメリーのオクターブ奏法が出現するまでは影響力が強かったのですね。私はまずウェスを聞いたので、このジャズ史的変遷は内在化されていませんでした。

でも、このFMわぃわぃのLPレコードオークション、見逃せませんぞ。一度みなさんチェックしてみてください。


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