1960年代のメタファー論からときおこし、幅広く論を紹介しながら富氏は語りつづけたのです。
詩誌『Melange(メランジュ)』の第25回読書会・合評会のお知らせです。10月21日(日)に開催します。
三カ月ぶりとなる今回は、第一部の読書会に、富哲世氏による「詩とメタファーについて」です。詩論を読み込んでいる富氏ならではの濃い内容の発表が期待されます。参考文献が通知されましたら、またみなさんにお知らせします。
今回も開催日が早くなっていますので、合評会用の作品を書くタイミングを間違わないようお願いします。
第二部は、詩の合評会です。
詩稿の締め切りは、7月26日(木)です。
28日(土)朝にみなさんのもとに集まった詩稿をメール送信します。
ちなみに、詩稿は毎回小詩集に仕立てて、製本しています。出席されない方でご希望
ので、大橋まで請求してください。さて、今月も聞いて学ぶだけでなく自作品を携えて参加するわれらの読書会・合評会にみなさん参加してください。
では、詩稿送信をお待ちしています。
今年は、10月分をあわせてあと二回です。
みなさん、ふるっての参加を待っています。
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◆日時=10月21日(日)午後1時00分から第1部。午後3時00分から
第2部。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。 http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/
)。
◆第1部=読書会=富哲世氏による「詩とメタファーについて」の発表。
◆第2部=詩誌の合評会/詩稿締め切りは、10月18日(木)締め切りは必ず守ってください。送稿された作品は20日(土)朝に、みなさんあてにメール発信します。ではみなさん、積極果敢に詩稿を送ってくださいね。
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三カ月ぶりとなる今回は、第一部の読書会に、富哲世氏による「詩とメタファーについて」です。詩論を読み込んでいる富氏ならではの濃い内容の発表が期待されます。参考文献が通知されましたら、またみなさんにお知らせします。
今回も開催日が早くなっていますので、合評会用の作品を書くタイミングを間違わないようお願いします。
第二部は、詩の合評会です。
詩稿の締め切りは、7月26日(木)です。
28日(土)朝にみなさんのもとに集まった詩稿をメール送信します。
ちなみに、詩稿は毎回小詩集に仕立てて、製本しています。出席されない方でご希望
ので、大橋まで請求してください。さて、今月も聞いて学ぶだけでなく自作品を携えて参加するわれらの読書会・合評会にみなさん参加してください。
では、詩稿送信をお待ちしています。
今年は、10月分をあわせてあと二回です。
みなさん、ふるっての参加を待っています。
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◆日時=10月21日(日)午後1時00分から第1部。午後3時00分から
第2部。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。 http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/
)。
◆第1部=読書会=富哲世氏による「詩とメタファーについて」の発表。
◆第2部=詩誌の合評会/詩稿締め切りは、10月18日(木)締め切りは必ず守ってください。送稿された作品は20日(土)朝に、みなさんあてにメール発信します。ではみなさん、積極果敢に詩稿を送ってくださいね。
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『Melange』の合評会についてのお知らせです。
8月の恒例の「ロルカ詩祭」は、城戸朱理氏をゲストに迎えて、盛況のうちに終わりました。城戸朱理氏もブログで報告していますので、ご覧になってください。
http://kidoshuri.seesaa.net/
さて、詩誌『Melange』読書会・合評会についてですが、今月は本誌9号が7月に刊行され、その合評会を行うためにお休みとさせていただきます。10月と11月に今年はあと二回行いますので、参加して下さい。
さて、本誌『Melange』9号の合評会ですが、もっぱら同人向けの会合となりますが、誌友の方もどうぞ参加してください。参加自由です。3年ぶりに刊行された同誌のこれからの方向性なども話し合いたいと思っています。10号からは寺岡良信新編集長のもとで新しい誌面づくりが始まります。
また、10月は、(1)6日(土)神戸文学館で、「神戸から神戸ゆかりの女性作家を語るパネルディスカッション〈詩・短歌・俳句・川柳〉」を私が、企画・進行・司会をします。最初、このイベントは「Melange文学セミナー」と銘打っていたのですが、神戸文学館側から私的な名称は遠慮してほしいての申し出があり、看板をおろした経緯がありますが、パネラーには同人の彦坂美喜子さんや、読書会に参加している堀本吟さんも入っていることから、実質的には、「Melange文学セミナー」と思っています。
そして翌週13日(土)には、神戸ビエンナーレ協賛事業である「(第10.5回)ロルカ詩祭」をカルメンにて行います。詳細は下記を参照してください。
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◎『Melange』9号合評会
◆日時=9月16日(日)午後1時00分から。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。 http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/)。
◆順次、同人の作品を合評していきます。
◆このあと、10号について、「神戸から神戸ゆかりの女性作家を語るパネルディスカッション〈詩・短歌・俳句・川柳〉」、「(第10.5回)ロルカ詩祭」について話題としたいと思っています。
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8月の恒例の「ロルカ詩祭」は、城戸朱理氏をゲストに迎えて、盛況のうちに終わりました。城戸朱理氏もブログで報告していますので、ご覧になってください。
http://kidoshuri.seesaa.net/
さて、詩誌『Melange』読書会・合評会についてですが、今月は本誌9号が7月に刊行され、その合評会を行うためにお休みとさせていただきます。10月と11月に今年はあと二回行いますので、参加して下さい。
さて、本誌『Melange』9号の合評会ですが、もっぱら同人向けの会合となりますが、誌友の方もどうぞ参加してください。参加自由です。3年ぶりに刊行された同誌のこれからの方向性なども話し合いたいと思っています。10号からは寺岡良信新編集長のもとで新しい誌面づくりが始まります。
また、10月は、(1)6日(土)神戸文学館で、「神戸から神戸ゆかりの女性作家を語るパネルディスカッション〈詩・短歌・俳句・川柳〉」を私が、企画・進行・司会をします。最初、このイベントは「Melange文学セミナー」と銘打っていたのですが、神戸文学館側から私的な名称は遠慮してほしいての申し出があり、看板をおろした経緯がありますが、パネラーには同人の彦坂美喜子さんや、読書会に参加している堀本吟さんも入っていることから、実質的には、「Melange文学セミナー」と思っています。
そして翌週13日(土)には、神戸ビエンナーレ協賛事業である「(第10.5回)ロルカ詩祭」をカルメンにて行います。詳細は下記を参照してください。
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◎『Melange』9号合評会
◆日時=9月16日(日)午後1時00分から。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。 http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/)。
◆順次、同人の作品を合評していきます。
◆このあと、10号について、「神戸から神戸ゆかりの女性作家を語るパネルディスカッション〈詩・短歌・俳句・川柳〉」、「(第10.5回)ロルカ詩祭」について話題としたいと思っています。
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一足早くわたしのもとに、『Melange』9号の「部品」が到着しました。
まだ製本されていない本文の青焼きと、カバーの刷り見本です。
さて、私はこの号で『Melange』の編集人を降ります。
本文の組(QuarkによるDTP作業)は私が担当したので、編集作業とデザイナーというエディトリアル作業の全般を担当したことになります。もともと私はまろうど社という出版の仕事をしているので、これで飯を食っているのですから、仕上がりもプロの域でなければなりません。それにしても随分と神経を使いました。ミスがないことを願っています。
6月から約一カ月間、多くの時間をこの9号編集のために費やしてきたのです。
今後は、編集作業は新しい編集人あるいはその人が発注する誰かに任せることになります。
私は同人の一人として、編集作業には関わらず書き手に徹することにしましょう。
次の号では、神戸の詩誌らしい特集を同人の立場から提案していく予定です。
まだ製本されていない本文の青焼きと、カバーの刷り見本です。
さて、私はこの号で『Melange』の編集人を降ります。
本文の組(QuarkによるDTP作業)は私が担当したので、編集作業とデザイナーというエディトリアル作業の全般を担当したことになります。もともと私はまろうど社という出版の仕事をしているので、これで飯を食っているのですから、仕上がりもプロの域でなければなりません。それにしても随分と神経を使いました。ミスがないことを願っています。
6月から約一カ月間、多くの時間をこの9号編集のために費やしてきたのです。
今後は、編集作業は新しい編集人あるいはその人が発注する誰かに任せることになります。
私は同人の一人として、編集作業には関わらず書き手に徹することにしましょう。
次の号では、神戸の詩誌らしい特集を同人の立場から提案していく予定です。
今年で10回目を迎える「ロルカ詩祭」の案内をします。
東京から、城戸朱理氏をゲストとしてお招きします。
みなさん、どうぞ、お越し下さい。
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★第10回ロルカ詩祭へのお誘い
☆(挨拶)スペインの国民的詩人、ガルシア・ロルカの生誕百年(1998年)を記念してスタートした「ロルカ詩祭」。毎年ロルカが銃殺された8月に、神戸三宮のスペイン料理店「カルメン」で行っています。今回は10回目。東京から城戸朱理氏をお呼びして盛大に開催いたします。
★2007年8月18日〈土〉
★詩祭参加者/(1)安西佐有理(2)大西隆志(3)大橋愛由等(4)今野和代
(5)高谷和幸(6)富 哲世(7)寺岡良信(8)中堂けいこ(9)福田知子ほか
ゲスト詩人/城戸朱理
☆演奏/田中峰彦(シタール)
★スケジュール/開宴 午後5時
☆第1部(ロルカ詩の朗読)開演・午後6時~
☆第2部(自作詩の朗読)開演・午後6時30分~9時
当日の選択メニュー
★Aコース/2000円
ワンドリンク
+ワンフード
+チャージ
★Bコース/3500円
冷製スープ+季節のサラダ+肉か魚のメインディッシュを選択+パエリア+デザート+cafe+チャージ
-----------------------------------------------------------------
★ロルカ詩祭への思い
一九三六年のスペイン市民戦争とされる内戦勃発の一カ月後、フェデリコ・ガルシア・ロルカは故郷のグラナダで密告によりファシストに虐殺された。八月一九日は理不尽に銃殺された詩人を記憶する日。熱い夏のこの季節、ロルカの「死に続ける人」としての基点となった日でもある。日付にはそんなにこだわってはいないが、散歩の途中でふと佇むように立止まってみると世間の像が少しだけ違って見えるように、過ぎ去っていく日々の基点で立止まることで、その日からの磁場を形作っている記憶の実相が少しだけでも見えるかもしれない。散歩も暮しの中での破れ目であったはずなのに、健康志向を反映してウォーキングとしての散歩が増え、前へ先へと勤勉に進むだけである。寄り道をして、立止まって空を見上げたり、通り過ぎていく人の姿を眺め、古くて黒ずんでいるコンクリート壁の長い時間を思う、といったことは失われていく。視座を定めたとしても、基点とする場所や日付が虚ろなのかもしれない。観察してゆっくりと知識を得たりすることもなくなった。合理性と資本や富への一方的な偏り、安全への潔癖症的な依存、他人への関心の希薄さ、と共に排除の論理が顕在化しているのではないか。息苦しさは地域にも、職場にも増えている。社会のエートスそれ自体が問題だとしても、「小さき人々、細やかなる碁盤に碁打ちゐたり」(宇津保物語)のように、日付を打ってみることかもしれない。
それにしても、ぼくらは忘れやすくなっているようだ。「ロルカの死は悲痛きわまりないものである。その悲痛さを克服するためには、何をしなければいけないのか。それは祈ることではなく、記憶することだ。記憶が、たどたどしく築きあげる歴史から、われわれは学ぶことはできる」と四方田犬彦は書いたが、神戸の街においても同時代、ロルカのように銃殺はされなかったが、モダニズム、シュールレアリズムの詩を書いていたことで、デッチ上げと虚偽の自白を強要し逮捕、検挙された「神戸詩人事件」があった。知らず知らずのうちに、権力を持つ人が優しく語り掛ける言葉とも折り合いをつけてしまう。もう一度、時代の潮流の中で立止まり、基点となったものを想像してみること、記憶を丁寧になぞってみることで、聞こえてくるものがあるのだから。
(大西隆志)
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開催場所/スペイン料理カルメン
★阪急三宮駅西口の北出口を出て「青山」とドラッグストアの間の南北の筋を
北に30M歩き、一階が焼き肉屋「新撰組」が入る二階建てビルの2F
〒650-0012 神戸市中央区北長狭通1-7-1
問い合わせ、予約は、TEL&FAX 078-331-2228
駐車場は神戸市営駐車場か生田神社境内が便利です。
東京から、城戸朱理氏をゲストとしてお招きします。
みなさん、どうぞ、お越し下さい。
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★第10回ロルカ詩祭へのお誘い
☆(挨拶)スペインの国民的詩人、ガルシア・ロルカの生誕百年(1998年)を記念してスタートした「ロルカ詩祭」。毎年ロルカが銃殺された8月に、神戸三宮のスペイン料理店「カルメン」で行っています。今回は10回目。東京から城戸朱理氏をお呼びして盛大に開催いたします。
★2007年8月18日〈土〉
★詩祭参加者/(1)安西佐有理(2)大西隆志(3)大橋愛由等(4)今野和代
(5)高谷和幸(6)富 哲世(7)寺岡良信(8)中堂けいこ(9)福田知子ほか
ゲスト詩人/城戸朱理
☆演奏/田中峰彦(シタール)
★スケジュール/開宴 午後5時
☆第1部(ロルカ詩の朗読)開演・午後6時~
☆第2部(自作詩の朗読)開演・午後6時30分~9時
当日の選択メニュー
★Aコース/2000円
ワンドリンク
+ワンフード
+チャージ
★Bコース/3500円
冷製スープ+季節のサラダ+肉か魚のメインディッシュを選択+パエリア+デザート+cafe+チャージ
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★ロルカ詩祭への思い
一九三六年のスペイン市民戦争とされる内戦勃発の一カ月後、フェデリコ・ガルシア・ロルカは故郷のグラナダで密告によりファシストに虐殺された。八月一九日は理不尽に銃殺された詩人を記憶する日。熱い夏のこの季節、ロルカの「死に続ける人」としての基点となった日でもある。日付にはそんなにこだわってはいないが、散歩の途中でふと佇むように立止まってみると世間の像が少しだけ違って見えるように、過ぎ去っていく日々の基点で立止まることで、その日からの磁場を形作っている記憶の実相が少しだけでも見えるかもしれない。散歩も暮しの中での破れ目であったはずなのに、健康志向を反映してウォーキングとしての散歩が増え、前へ先へと勤勉に進むだけである。寄り道をして、立止まって空を見上げたり、通り過ぎていく人の姿を眺め、古くて黒ずんでいるコンクリート壁の長い時間を思う、といったことは失われていく。視座を定めたとしても、基点とする場所や日付が虚ろなのかもしれない。観察してゆっくりと知識を得たりすることもなくなった。合理性と資本や富への一方的な偏り、安全への潔癖症的な依存、他人への関心の希薄さ、と共に排除の論理が顕在化しているのではないか。息苦しさは地域にも、職場にも増えている。社会のエートスそれ自体が問題だとしても、「小さき人々、細やかなる碁盤に碁打ちゐたり」(宇津保物語)のように、日付を打ってみることかもしれない。
それにしても、ぼくらは忘れやすくなっているようだ。「ロルカの死は悲痛きわまりないものである。その悲痛さを克服するためには、何をしなければいけないのか。それは祈ることではなく、記憶することだ。記憶が、たどたどしく築きあげる歴史から、われわれは学ぶことはできる」と四方田犬彦は書いたが、神戸の街においても同時代、ロルカのように銃殺はされなかったが、モダニズム、シュールレアリズムの詩を書いていたことで、デッチ上げと虚偽の自白を強要し逮捕、検挙された「神戸詩人事件」があった。知らず知らずのうちに、権力を持つ人が優しく語り掛ける言葉とも折り合いをつけてしまう。もう一度、時代の潮流の中で立止まり、基点となったものを想像してみること、記憶を丁寧になぞってみることで、聞こえてくるものがあるのだから。
(大西隆志)
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開催場所/スペイン料理カルメン
★阪急三宮駅西口の北出口を出て「青山」とドラッグストアの間の南北の筋を
北に30M歩き、一階が焼き肉屋「新撰組」が入る二階建てビルの2F
〒650-0012 神戸市中央区北長狭通1-7-1
問い合わせ、予約は、TEL&FAX 078-331-2228
駐車場は神戸市営駐車場か生田神社境内が便利です。
『Melange』発行人の詩人・福田知子さんが、今度の日曜日に、兵庫詩人協会の主催による講演会を行います。
◆テーマ/「モダニズムの登場ー『亜』『詩と詩論』中心に」
◆日時/5月20日(日)午後2時から3時まで。
◆場所/「ラッセホール」神戸市中央区・県庁の北東に位置しています。場所はネット検索して行ってください(分かりやすいところです)。
◆テーマ/「モダニズムの登場ー『亜』『詩と詩論』中心に」
◆日時/5月20日(日)午後2時から3時まで。
◆場所/「ラッセホール」神戸市中央区・県庁の北東に位置しています。場所はネット検索して行ってください(分かりやすいところです)。
21回目となります詩誌『Melange』読書会・合評会のお知らせです。
今月の開催は4月29日(日)に行います。
今回の第一部の読書会の発表は、私・大橋愛由等です。
テーマは、詩人にもファンが多い俳人・佐藤鬼房の作品世界です。
鬼房の後半以降の作品を中心に取り扱いと思います。
ずっと宮城県塩竈に住み続けた鬼房は、自らの出自を「蝦夷」と定め、強烈な北方指向があるのです(わたしは全く逆の南指向なので、その対比を込めて語ります)。そして鬼房作品の魅力というのは、なんといってもそのむ自在性です。俳句という骨格を守りながらも、この文芸ジャンルを突き抜けた詩(うた)があり、それが多くの鬼房ファンを獲得する理由となっています。詩人のみなさんも、この鬼房俳句の魅力に触れてみてください。(今回の発表は、22日に「ヒコイズム研究会・読書会」で私が発表した佐藤鬼房論の後半部分です。
そして二部は詩の合評会をします。みなさん、ふるっての作品参加をお待ちしています。ただ、締め切りは4月29日(木)とします。締め切りはみなさん、守ってくださいね。集まった詩稿は、28日(土)朝にメール発信します。ちなみに、詩稿は毎回小詩集に仕立てて、製本しています。出席されない方でご希望ので、大橋まで請求してください。
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◆日時=4月29日(土)午後1時00分から第1部。午後3時00分から第2部。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。
http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/
◆第1部=読書会/大橋愛由等による「佐藤鬼房の北方性と詩性について」。
◆第2部=詩の合評会/詩稿締め切りは、4月26日(木)締め切りは必ず守ってください。
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今月の開催は4月29日(日)に行います。
今回の第一部の読書会の発表は、私・大橋愛由等です。
テーマは、詩人にもファンが多い俳人・佐藤鬼房の作品世界です。
鬼房の後半以降の作品を中心に取り扱いと思います。
ずっと宮城県塩竈に住み続けた鬼房は、自らの出自を「蝦夷」と定め、強烈な北方指向があるのです(わたしは全く逆の南指向なので、その対比を込めて語ります)。そして鬼房作品の魅力というのは、なんといってもそのむ自在性です。俳句という骨格を守りながらも、この文芸ジャンルを突き抜けた詩(うた)があり、それが多くの鬼房ファンを獲得する理由となっています。詩人のみなさんも、この鬼房俳句の魅力に触れてみてください。(今回の発表は、22日に「ヒコイズム研究会・読書会」で私が発表した佐藤鬼房論の後半部分です。
そして二部は詩の合評会をします。みなさん、ふるっての作品参加をお待ちしています。ただ、締め切りは4月29日(木)とします。締め切りはみなさん、守ってくださいね。集まった詩稿は、28日(土)朝にメール発信します。ちなみに、詩稿は毎回小詩集に仕立てて、製本しています。出席されない方でご希望ので、大橋まで請求してください。
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◆日時=4月29日(土)午後1時00分から第1部。午後3時00分から第2部。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。
http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/
◆第1部=読書会/大橋愛由等による「佐藤鬼房の北方性と詩性について」。
◆第2部=詩の合評会/詩稿締め切りは、4月26日(木)締め切りは必ず守ってください。
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五人目の配偶者にみとられて息をひきとった布村真理さん。晩年は肝硬変で身体がむくみ、腹水がたまって日常生活もままならなかったか。その真理さんから今月7日に電話をもらった。その時は元気な様子だった。
詩人という存在はつねに死と隣居しているのだろうか。
詩人という存在はつねに死と隣居しているのだろうか。
布村真理さんが45歳の生涯を閉じた(20日未明)。
本日午前中に大阪・玉出において葬儀。密葬ということもあり少人数での参加。富哲世、御着かおり、今野和代さんらと共に最期を見送る。
本日午前中に大阪・玉出において葬儀。密葬ということもあり少人数での参加。富哲世、御着かおり、今野和代さんらと共に最期を見送る。
京都で行われた「スペイン内戦勃発とガルシア・ロルカの死から70年を考えるイベント」に参加してきました。
パンフレットからその内容を転記してみることにしましょう。
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◆総合司会/坂東省次氏(京都外国語大学教授)
■基調講演/「スペイン内戦とガルシア・ロルカ」 川成洋(法政大学教授)
会場・京都外大国際交流会館 13時30分~ 9号館941教室
■シンポジウム 「ロルカ没後70年」
司会/川成洋(法政大学教授)
パネリスト/ 小川英晴(詩人)
富 哲世(詩人)
樋口正義(龍谷大学教授)
本田誠二(神田外語大学教授)
平井うらら(京都外大講師)
森 直香(龍谷大学講師)
■ロルカ詩の朗読
安西佐有理(詩人)
大橋愛由等(詩人)
福田知子(詩人)
今野和代(詩人)
富 哲世(詩人)
伴奏 (能管)野中久美子
アルベルト・シルバ(京都外大教授)
山崎信三(立命館大学教授)
伴奏 (ギター)伊佐晶子
小川英晴(詩人)
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このうち、わたしの肩書きが詩人となっていますが、俳人としての意識が強いなか、なんだか面映い気分です。
シンポジウムは研究者の言説が中心で、詩人としての二人の発言が、ロルカを切り込む際のもうすこし展開がほしかったところです。このシンポはさきほど行われた早稲田大学でのシンポと共に、南雲社という語学系出版社から上梓されるとのことです。それはそれでよかったですね。
朗読会は、〈神戸ロルカ詩祭グルーポ〉の精鋭たちの参加ですので、ひとつの雰囲気を出せたと思います。
平井うららさんが、詩人でもあるそうです。
来年のロルカ詩祭で、ゲストとしてお呼びしようかとしら。
パンフレットからその内容を転記してみることにしましょう。
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◆総合司会/坂東省次氏(京都外国語大学教授)
■基調講演/「スペイン内戦とガルシア・ロルカ」 川成洋(法政大学教授)
会場・京都外大国際交流会館 13時30分~ 9号館941教室
■シンポジウム 「ロルカ没後70年」
司会/川成洋(法政大学教授)
パネリスト/ 小川英晴(詩人)
富 哲世(詩人)
樋口正義(龍谷大学教授)
本田誠二(神田外語大学教授)
平井うらら(京都外大講師)
森 直香(龍谷大学講師)
■ロルカ詩の朗読
安西佐有理(詩人)
大橋愛由等(詩人)
福田知子(詩人)
今野和代(詩人)
富 哲世(詩人)
伴奏 (能管)野中久美子
アルベルト・シルバ(京都外大教授)
山崎信三(立命館大学教授)
伴奏 (ギター)伊佐晶子
小川英晴(詩人)
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このうち、わたしの肩書きが詩人となっていますが、俳人としての意識が強いなか、なんだか面映い気分です。
シンポジウムは研究者の言説が中心で、詩人としての二人の発言が、ロルカを切り込む際のもうすこし展開がほしかったところです。このシンポはさきほど行われた早稲田大学でのシンポと共に、南雲社という語学系出版社から上梓されるとのことです。それはそれでよかったですね。
朗読会は、〈神戸ロルカ詩祭グルーポ〉の精鋭たちの参加ですので、ひとつの雰囲気を出せたと思います。
平井うららさんが、詩人でもあるそうです。
来年のロルカ詩祭で、ゲストとしてお呼びしようかとしら。
寺岡良信さんの詩集『ボオカリーズ』(まろうど社刊)出版記念会が、神戸市内のレストランCで開催されました。
20人近く集まった詩人や友人たちは、閑かに、詩業をたたえ、宴もおだやかに進行していきます。
わたしは版元として、「鳴り響(とよ)む」と「嗚咽」というコトバをつかって、出版を言祝ぎました。
いい会でした。
しっとりとしていて、著者本人は多くを語らず、真ん中に座して、耳の人となっていました。
こういう会はいつまでも記憶に残ります。
寺岡氏はこの詩集刊行を機に詩人として大きく飛躍することでしよう。
20人近く集まった詩人や友人たちは、閑かに、詩業をたたえ、宴もおだやかに進行していきます。
わたしは版元として、「鳴り響(とよ)む」と「嗚咽」というコトバをつかって、出版を言祝ぎました。
いい会でした。
しっとりとしていて、著者本人は多くを語らず、真ん中に座して、耳の人となっていました。
こういう会はいつまでも記憶に残ります。
寺岡氏はこの詩集刊行を機に詩人として大きく飛躍することでしよう。
第15回詩誌『Melange』の読書会ならびに合評会が行われました。
第一部の発表は、高谷和幸さんの「もの派」についての所見。氏の詩が矩形をなし、その詩型の選択そのものも、「もの派」からの影響を感じられるということでも、永年にわたって、研究・沈思されてきただけに、中身の濃いものでした(いずれ、『Melange』で「もの派論」が展開されると思います)。
第2部は詩の合評会。わたしの本業は俳句だと思っているのですが、こうして去年から詩を毎月一篇書き、またロルカ詩祭で、朗読用の自作詩を書き、現代詩の最前線を呼吸している同人たちの評価に晒されていくと、詩を書くという意味が、少しずつ分かってきます。わたしにとって、俳句を書くというのは、自己との格闘であり、俳句という規定概念に対する闘争であるので、苦しむことが多いのですが、詩作は(詩人のみなさんには申しわけないのですが)、毎月詩を生み出すということが楽しくて仕方ないのです。それはおそらく〈断念の詩型〉たる俳句で表現しえない物語世界を表出できるからかもしれません。
ということで、今回の参加者は、富哲世、富岡和秀、山本かえ子、安西佐有理、河津聖恵、堀本吟と私という個性豊かなメンバーとなりました。珍しく寺岡良信氏は欠席。作品参加もありませんでした。
ちなみに、16回は10月29日(日)に開催。発表は、安西佐有理さんです。
また、11月は、寺岡良信さんの詩集『ヴオカリース』の出版記念会のために、読書会はお休み。合評会はします(11月19日か26日を予定)。また12月は、参加者多忙のために、休会します。
第一部の発表は、高谷和幸さんの「もの派」についての所見。氏の詩が矩形をなし、その詩型の選択そのものも、「もの派」からの影響を感じられるということでも、永年にわたって、研究・沈思されてきただけに、中身の濃いものでした(いずれ、『Melange』で「もの派論」が展開されると思います)。
第2部は詩の合評会。わたしの本業は俳句だと思っているのですが、こうして去年から詩を毎月一篇書き、またロルカ詩祭で、朗読用の自作詩を書き、現代詩の最前線を呼吸している同人たちの評価に晒されていくと、詩を書くという意味が、少しずつ分かってきます。わたしにとって、俳句を書くというのは、自己との格闘であり、俳句という規定概念に対する闘争であるので、苦しむことが多いのですが、詩作は(詩人のみなさんには申しわけないのですが)、毎月詩を生み出すということが楽しくて仕方ないのです。それはおそらく〈断念の詩型〉たる俳句で表現しえない物語世界を表出できるからかもしれません。
ということで、今回の参加者は、富哲世、富岡和秀、山本かえ子、安西佐有理、河津聖恵、堀本吟と私という個性豊かなメンバーとなりました。珍しく寺岡良信氏は欠席。作品参加もありませんでした。
ちなみに、16回は10月29日(日)に開催。発表は、安西佐有理さんです。
また、11月は、寺岡良信さんの詩集『ヴオカリース』の出版記念会のために、読書会はお休み。合評会はします(11月19日か26日を予定)。また12月は、参加者多忙のために、休会します。
『Melange』同人のみなさん ならびに 誌友のみなさんへ
第14回『Melange』詩の合評会のお知らせです。今月は7月23日(日)に行います。
今回は、読書会の発表はありません(発表者の都合がつきませんでした)。ただし、第二部の詩の合評会はいつものとおりいたします。
7月は、読書会をしない分、8月19日(土)に行われる「第9回 ロルカ詩祭」の打ち合わせをします。今年は、第1部のロルカ詩の朗読部分に、Sachicoさん(フラメンコのカンテ奏者)によるスペイン語の朗読が予定されています。
ロルカ詩祭の第一部と第二部に分かれるのは、いつもの通りにしたいと思っています。今回も、みなさんの意欲的な朗読をお待ちしています。
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◆日時=7月23日(日)午後1時00分から第1部。午後3時00分から第2部。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。 http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/ )。
◆第1部=「第9回ロルカ詩祭」の運営についての打ち合わせ
◆第2部=詩稿締め切りは、今回みなさんにお知らせするのが、遅れたので、締め切り設定もギリギリにします。21日(金)の締め切りは必ず守ってください。送稿された作品は22日(土)朝に、みなさんあてにメール発信します。
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第14回『Melange』詩の合評会のお知らせです。今月は7月23日(日)に行います。
今回は、読書会の発表はありません(発表者の都合がつきませんでした)。ただし、第二部の詩の合評会はいつものとおりいたします。
7月は、読書会をしない分、8月19日(土)に行われる「第9回 ロルカ詩祭」の打ち合わせをします。今年は、第1部のロルカ詩の朗読部分に、Sachicoさん(フラメンコのカンテ奏者)によるスペイン語の朗読が予定されています。
ロルカ詩祭の第一部と第二部に分かれるのは、いつもの通りにしたいと思っています。今回も、みなさんの意欲的な朗読をお待ちしています。
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◆日時=7月23日(日)午後1時00分から第1部。午後3時00分から第2部。
◆会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行います。
(カルメンの場所は以下のサイトを参照してください。阪急三宮駅西口の北へ徒歩2分の場所にあります。 http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/ )。
◆第1部=「第9回ロルカ詩祭」の運営についての打ち合わせ
◆第2部=詩稿締め切りは、今回みなさんにお知らせするのが、遅れたので、締め切り設定もギリギリにします。21日(金)の締め切りは必ず守ってください。送稿された作品は22日(土)朝に、みなさんあてにメール発信します。
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第13回『Melange』読書会は、わたしが発表することになりました。
今年2回目となるのですが、同人諸氏が多忙なために、再度の発表ということになったのです。
発表内容は、先月にわたしが「ヒコイズム研究会/読書会」で発表した摂津幸彦に関する俳句を考察したものと、そこから敷衍される〈現代俳句と現代詩〉〈俳句と詩における“わたし”と“わたしたち”〉について、思惟を展開していったのです。
特に、〈現代俳句と現代詩〉〈俳句と詩における“わたし”と“わたしたち”〉について、今回は詳しく述べることにしたのです。〈現代俳句〉というものが措定されたそもそもの事由を振り返ることで、いまでは俳句作家に共有されているとは思えないこの〈現代俳句〉なるものについて、その歴史性を含めて、考えのヒントを提示したのです。わたしがテキストに使った『現代俳句入門』(沖積舎)が刊行されたのが1991年。それから15年たった今の時点で「現代俳句」がどのような位相になっているのかも含めて、今後、本格的な論考を書いていきたいと思っています。
こうした読書会の発表の機会は面白いものですね。集中して該当テーマにむきあうチャンスだし、これから表現活動にもプラスになる。そして実作にも、理論的背景があるのかないのかが、少なからず影響してくるのです。
今年2回目となるのですが、同人諸氏が多忙なために、再度の発表ということになったのです。
発表内容は、先月にわたしが「ヒコイズム研究会/読書会」で発表した摂津幸彦に関する俳句を考察したものと、そこから敷衍される〈現代俳句と現代詩〉〈俳句と詩における“わたし”と“わたしたち”〉について、思惟を展開していったのです。
特に、〈現代俳句と現代詩〉〈俳句と詩における“わたし”と“わたしたち”〉について、今回は詳しく述べることにしたのです。〈現代俳句〉というものが措定されたそもそもの事由を振り返ることで、いまでは俳句作家に共有されているとは思えないこの〈現代俳句〉なるものについて、その歴史性を含めて、考えのヒントを提示したのです。わたしがテキストに使った『現代俳句入門』(沖積舎)が刊行されたのが1991年。それから15年たった今の時点で「現代俳句」がどのような位相になっているのかも含めて、今後、本格的な論考を書いていきたいと思っています。
こうした読書会の発表の機会は面白いものですね。集中して該当テーマにむきあうチャンスだし、これから表現活動にもプラスになる。そして実作にも、理論的背景があるのかないのかが、少なからず影響してくるのです。