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マイコー雑記

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「全米優等生協会(NHS)」のセレモニー、学校以外での活動が認められる教育システム

2016年04月13日 | 中学・高校

昨夜は、

「全米優等生協会(National Honor Society)」のセレモニーに出席してきました。

学業

リーダーシップ

サービス(奉仕)

人格

の四つを満たした学生が選ばれるとのこと。

1921年から続く全米組織です。

 

選考過程としては、

まず、一定の学業成績をおさめた生徒に高校から通知が送られます。

全国組織ですが、各高校に部署(chapter)があり、

高校によって成績の基準には違いがあるようです。

 

その後、

課外活動やコミュニティー活動歴

高校の先生最低5人による推薦書

などを提出し、審査を受けるというものです。

 

審査をパスした生徒のほとんどが11年生12年生の中、

今回、10年生300人程から選ばれた10人以下に長男が入っていたんですが、

これは、本人含め家族で驚きでした。

 

長男より成績優秀なオールAのお友達皆ことごとく不合格となり、

本人も、何が起こったのかとしばらく呆然としていたほど。

頑張っていた数人のお友達に申し訳ないと

「NHSについては話したくない」とさえ。

 

本人もしみじみ思ったようですが、ひとえに、

12歳の時から続けているコミュニティー活動が認められたんですよね。

異例なほど長い推薦状を書いてくださったアラスカNPO団体のメンターの方、

そしてこちらのNPO団体のメンターの方。

 

彼は全ての先生に認められるようなタイプでは決してないのですが、

本人が夢中で続けてきたNPO活動では、

ちょこちょこ賞をとったりアラスカ中の部署を統括するリーダーとなったり、

こちらでも、今も週に2日、カリキュラムを整えたり講義(航空やレンジャー技術についてなど)をしたり。

 

 

 

セレモニーは、

ビジネスプロフェッショナルの服装で、

とのことで、スーツにネクタイ姿で。

生徒さん皆、一人前の大人のように見えましたよ。

長男の周りもですが、全体的に女の子の方がかなり多かったです。

 

 

協会のメンバーとして、

定期的に学校主催の様々なコミュニティー活動への参加

毎月学校内でのチューターが必須となっているようです。

 

「ハードワークを続けてください。

そうするならば、成功は必ずあなたを見出してくれます!」

と担当の方がスピーチの最後に。

 

 

学校という枠組みでは、

「優等生」からは果てしなく遠いと自他共に認めるような存在だった長男、

こんな機会を与えられたこと、ありがたいですね。

 

力を発揮できる場が、学校に限られず、

また、学校以外での働きが認められるといった教育システムにより、

長男のように、掬われる子供達も多いのじゃないか、

改めて、そう思わされる出来事でした。


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