こちら、ホリデイシーズン一色です!
今年の「ハヌカ(ユダヤの年末行事)」は24日から8日間続き、
クリスマスと重なります(ユダヤ暦に則るため年によって違うんですよね)。
アフリカンアメリカンの出自を祝う「クワンザ(kwanzaa)」は26日から。
子供たちと話していると、
「○○君は、『ディワリ(Diwali)』をするからクリスマスしないんだよ。」
なんて言葉も聞かれます(今年のディワリは10月30日から5日間)。
昨夜は、玄関のドアをノックする音。
開けると、近所の4家族ぐらいかがずらりと並んでいて、
「歌っていい?」とクリスマスキャロルを3曲歌ってくれました。
この時期に街に溢れる雰囲気といえば、
何といっても「giving(差し出す)」です。
スーパーの入り口には、ベルをもち募金活動する人々。
小学校でも生徒達、
「何を差し出したいですか?(giving)」というテーマの作文を書いてました。
ここ数日は下の子たちも、
お友達や学校スタッフへの手紙やプレゼントをせっせと用意していました。
サンタクロースになってお手紙。
お友達へ。
先生方へ。
昨日は、かんかん照りでも、耳たぶがしびれるくらい寒くても、
毎朝横断歩道に立ち交通整理をしてくれる年配の女性スタッフへ。
こうして用意しているのをみていると、
子供って小さな頃ほど、
周りに「差し出すこと」が大好きなんだなあということ。
誰から言われることもなく、
ウキウキと手紙を書き、
ウキウキとプレゼントを選び袋につめ、
ウキウキと出かけていきます。
上の子たちや大人になると、
色々考えちゃうんですよね。
何をあげるべきか、何を書くべきか、
誰にあげるべきかといった人間関係のしがらみ、
立て込んだスケジュールの中、時間も労力もかかりすぎるし、
結局、「ま、しなくてもいいか」となったり。
それでもようやく差し出した後には、
単なる「やっつけ仕事を終わらせた」といった感覚しかなかったり。
「~すべき」や「考え」が重なる「コア」に、
このシンプルに「差し出すことを喜ぶ気持ち」を、
思い出していきたいですね。
そして、
シンプルに「あげたい!」と喜ぶ子供たち気持ちを、
大切にしてやりたいです。
さて、今日から冬休み!
5人とどっぷり過ごします。
みなさん、ハッピーホリデイ!
関連記事:(子供時代にたくさん体験させたい「差し出す喜び」)
追記:
・次男の「何を差し出したい?」の作文
「僕は、ハードワークをこの世界に差し出すんだ。
学校では、算数や読むことや科学にハードワークする。
家では、食器洗浄機からお皿を出して戸棚にいれ、
食卓をセットし、洗濯物をたたみ、時々ベッドを整えるんだ。
僕が世界に差し出すものは、ハードワークです。」
・・・
思わず、少し肩を揉んで、ほぐしたくなりましたよ。(笑)
・一連の手紙で、2人がはまっていたのが、
お友達や先生の名前の文字をとって
単語をならべていくというもの。
例えば「Crossing Guard(交通整理ガード)の文字をとって、
単語を作っていくんですよね。
Caring
Responsible
Optimistic
などなど。
何枚も手紙を書いているうちに、色んな単語を覚えたようです。