8日、マーケットでお買い物していると、携帯が鳴りました。
『誰?』
って思って出ると、
「お母さ~ん! 今どこにいるの?」
「お母さんちに行ったけど、誰もいなかったよ。」
っていっくんの声がします。
5月の連休に、いっくん達はシンガポールに引っ越ししたと思っていたので、
「えっ、神戸にいるの?」
って驚いて尋ねました。
「そうだよ。」
「おばあちゃんちだよ。」
「お母さんを驚かそうと思って、内緒にしてたの。」って嬉しそうにいっくん。
ビザの関係でシンガポールに行くのが遅くなるので、その間神戸のおばあちゃんちで暮らす事になったそうです。
「ねぇ、お母さん! 何時に帰ってくるの?」っていっくん。
「う~ん、分からない。」
「ここに来る?」って私。
・・・・・
「じゃあ、2階で待ってるから。」
って携帯を切りました。
久しぶりに会ういっくんとあっちゃん。
いっくんは1人で、3月末から5月迄フランスのパピィの家で、フランス留学していました。
その後、シンガポールに行く事になっていたので、こんなに突然会える事になるなんて思ってもいなかったので・・・本当に嬉しいです。
嬉しそうな顔して、階段を駆け上がって来るいっくん。
いつも通り、感情を表に出さずに、いっくんを追いかけて走って来るあっちゃん。
可愛い子供達です。
昨日は、いっくんの11歳のお誕生日です。
午前中に遊びに来たので(あっちゃんはおばあちゃんちで映画鑑賞)、プレゼントを渡して・・・いっくんのフランスでの話を聞きました。
話しているいっくんの顔を見てると、あまりにも整った顔、きれいな目をしているので、
「いっくん、ハンサムだね。」
「もてるでしょう?」
って尋ねてみました。
「ううん。もてないよ。」
「優しくないから・・・。」って照れながらいっくん。
そんないっくんが、とっても可愛いのです。
午後に、もう1度いっくんが、1人で遊びに来ました。
今度はパソコンを持って。
我が家にいた2時間、いっくんはずっと私に説明してくれながら、ゲームをしていました。
主人はその間ず~っとお昼寝。
「おばあちゃんが、4時に帰って来るようにって。」
「4時から、アイスクリームケーキ食べるんだ。」っていっくん。
アイスクリームが大好きないっくんの、お誕生日のケーキだそうです。
門まで見送ると、いっくんは何度も振り返って手を振りながら、帰って行きました。
とってもいい子に成長しています。
フランスでのパピィと2人で暮らした事が、いっくんにはよかったみたいです。
きちんとおもちゃのお片付けもするし、返事もきちんと「はい!」ってします。
お正月に会った時には、こんなにお利口さんではなかった様に思います。
歳を取っているマリーにも、とっても優しく接してくれます。
(アンはいつも通り、お台所などに隠れて出てきませんが。)
『このまま、いっくんがいい成長をして行ってくれます様に!』
とお母さんは願っています。
写真は(↓)、昨日のいっくんです。
ミニカーを並べて、遊んでいます。
想い出すと、
セバスチャンに連れられて神戸空港に着いたいっくんを迎えに行くと、満面の笑みで
「おかあた~ん!」って走って来てくれたいっくん。
私が不調が続いていた時、泊りに来ていた姪といっくんが帰る日、門扉まで歩いてから振り返って、
「おかあたんと、まだあそんでないから、かえらない!」
「おかあたさんと あそぶ。」
「こうべにいる。」
って泣いたいっくん。
「お母さんは、彩子のお母さんだからね。」
「いっくんのお母さんじゃないよ。」
って娘に意地悪言われて、
「いっくんのおかあたんだ!」
って怒ったいっくん。
想い出したら切りがないくらい一杯。
年月は、たくさんのいい思い出を、私達に残してくれます。
いっくんの心にも、たくさんのいい思い出として残ったなら、私達は嬉しいです。
きっとこんな風にして、幸せは大きく大きく育って行くのだと思います。