日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

同級生の訃報

2020年09月08日 16時30分16秒 | 日々の暮らし

先日、高校のお友達から数十年ぶりに、電話がありました。

同級生の訃報です。
彼の訃報の話を聞いた後、
「M(私の旧姓)は、ちっとも変わってない!」
「高校の時のままだよね。」
「話し方も同じだぁ~!」
って電話をくれた彼女は、とっても嬉しそうに言ってくれました。

そう、いつも誰と話しても、
「あの時のままのMだ~!」
って言われます。

人として成長はしていると思うのですが・・・本当に驚く程、あの時のままの私です。

          

彼の訃報を聞いてから2日後、仲のいいN君に電話をしてその事を伝えると、
「Tからメールが来て彼の事を知って、Kとも話した。」って。
その後、彼についての話をいろいろしました。

彼との思い出は、2年3組みんなとの思い出です。
学年一賑やかだったクラスで、機嫌のいい人が多かったクラスです。
みんながお喋りで・・・『静かな時があったのかな・・・?』って思う程賑やかでした。

私は高校にバスで通っていました。
クラスの殆どの人達が、南海電車や地下鉄で通っていたので、学校の正門を出てまっすぐか、左に曲がるのですが、彼と私は右に曲がって帰るので、行き帰りに一緒になる事がよくありました。
彼の家は学校を出て10分も掛からない所にあります。
彼の家の角で別れると、私はそこからもう10分くらい先にあるバス停に向かいます。
一緒にいる10分間は、いつもいろんな話をしました。

「M(私の旧姓)は、本当に正直だなぁ。」
って感心して、
「何でも、そんなに正直に言う必要はないぞ~。」
って、笑顔で彼が言いました。

本当にたくさんの事を話したのに、鮮明に覚えているのはこの時の会話だけです。
あの時、きっと彼も正直に話してくれたので・・・彼の笑顔を覚えているのだと思います。

         

電話でN君が、
「みんなそれぞれの人生を生きてるよな。」
「彼も偉いよな。」
「しっかり社会に貢献していたんだよな。」って。

彼が大学を中退して・・・東京に行って・・・俳優になって・・・有名になってから後の人生は誰も知りません。

彼が亡くなった事は悲しい出来事なのですが、
『あの頃、仲のよかった友達の心はみんな繋がっている。』
って事を教えてくれた様な気がして・・・何だか心が温かくなりました。

みんなが純粋な心を持って・・・みんながキラキラ輝いていて・・・みんなが繋がっていて・・・青春の真っただ中だった高校生時代。

『あの頃深くは気づいていなかったけれど、こんなにいい人達(友達)に関わって生きていたんだ。』
『こんなにいい人達と仲良くしていたんだ。』
って事が、今とても嬉しいです。

彼はもういないけれど・・・彼はみんなを繋げてくれています。

『ありがとう!』


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