ワンちゃん達と

毎朝、いっくんは食パンを1枚自分で持って食べます。
ベビーチェアの周りには、ワンちゃん達がスタンバイしています。
いっくんは、千切ったパンを両手で持つと、片方の手のパンへの意識がなくなります。
それをアトムが奪い取りました。
最初、いっくんは怖かったのかすごく驚いた顔して、少し間をおいてから大泣きしました。
それからアトムに向かって大きな声で、何を言っているのかは分からないのですが、怒っています。

3人共、いっくんのパンを狙っているのですが、身体の1番大きなアトムはいっくんのチェアーに前足が掛かるので、パンを1番奪いやすい位置にいます。
何度「駄目！」を言っても、3人はまったく聞いていません。

　　　　　　　　　　

アンはボール遊びが好きなので、ボールを持って来て、私が座っている前に置きます。
それをすぐ近くに放すと、アンは咥えます。
それを見ていたいっくんが、ボールをアンの口に持って行ったり、アンが咥えているボールを取ったりします。

いっくんが渡したボールを、アンが口に咥えたままどこかに行ってしまうと、いっくんは次に扇風機のリモコンを持って、マリーの口に近づけます。
マリーは、そんな物を咥えたくないので、ソファの下に隠れます。
すると次は、アトムにリモコンを咥えさせようとします。
もちろんアトムも嫌がって避けます。

いっくんとワンちゃん達を見ていると、とっても面白いです。

　　　　　　　　　　

いっくんは、絶えず何かをお喋りしています。
まだ、はっきりした言葉にはなっていないのですが、私にはどうしても日本語を話しているようには思えません。
娘が話し始める前（まだ何を言っているのか分からなかった頃）、もう少し日本語っぽい言葉をお喋りしていた様に思うのですが、姪は「フランス語じゃなくて、日本語でしょう。」と言います。

昨夜、娘も仕事がお休みだったので、みんなで揃って出掛けました。
土曜日の夜なので、どこも人が多いです。

「住吉川にほたるがいる。」ってご近所の人が教えてくださったので、帰りにほたるを見る為住吉川の下流地域から、歩いて帰って来ました。
いっくんがあまりにもぐずるので、真っ暗な川に入れてあげる事にしました。
川の水は、とっても冷たいです。
いっくんは気持がいいみたいで、セバスチャンと姪とで少しの間川に浸かって遊んでいました。

　　　　　　　　　　

教えてもらった時間より遅くに行ったので、ほたるを見る事はできませんでしたが、とってもたくさん歩いていい運動になりました。

何気ないお散歩なのですが、こんな『家族揃って』が、とっても大切な時間の様に思います。

『親子・夫婦って、何気ない時間を大切に共有しながら生きて行く中で、絆が深まって行くんだろうな。』って思いました。


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姪家族が

姪家族が揃って、3泊4日で我が家に来ています。
セバスチャンに会うのは、ほぼ4年ぶりです。
あの時学生だったセバスチャンが社会人になり、優しいお父さんになっています。

　　　　　　　　　　

いっくんは、すっかりお母さんっ子になってしまっていて、私が抱っこすると泣いてばかりいます。
フランスから帰って来て2日しか経っていないのに、また神戸へと移動が続いているので、疲れも出ているみたいでちょっと不機嫌気味です。

1人でヨチヨチ歩けるようになったいっくんが歩いているのを初めて見た時、いっくんのあまりの早足に驚いてしまいました。

　　　　　　　　　　

姪家族が来た日の夕食は、セバスチャンが作ってくれたフランスのお料理です。
「手伝った方がいい？」って尋ねると、
「1人で大丈夫。」と言うので、私は何にもお手伝いせずに、お料理が出来るまで姪といっくんと遊んでいました。
娘が仕事から帰って来たので、みんな揃っての夕食がスタートです。

「日本人が作る西洋料理と違う。」
「外国の味がする。」
「生ハムとチーズが合ってて美味しい！！」

生ハムもチーズも、フランスのものです。
器用なセバスチャンは、お料理がとっても上手です。

久しぶりに来たいっくんは、以前の事は何も覚えていない様で、ワンちゃん達を見て泣き叫んでいたのに、「交通整理がいるね。」って言う位、ワンちゃん達といっくんが入り混じって動き回っています。

狭い家の中に、人間5人ワンちゃん3匹の賑やかな日が始まりました。