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気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

The Artist : The First & The Final Hit (#58 Melanie Thornton)

2022-11-24 10:53:09 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
本日24日は、Freddie Mercuryの、
没後31年目の命日でありますが、
Freddieは、ずいぶん前に、
すでに登場しておりますので、
Freddieが亡くなった、その10年後の、
2001年に、この世を去った、
Melanie Thorntonを
取り上げることにしました。

Melanie Thorntonと聞いて、
ああ、あの人ね!とピンと来る方は、
かなりのダンスミュージックファン
ではないかと思われますが、
90年代に、"Sweet Dreams"などの、
ヒットを放った、La Boucheの
ボーカルをつとめていた人であります。
なんと、そのヒットから、
そんなに経ってない、2001年に、
34才という若さで亡くなっているんですね。

La Boucheは、Melanieさんと、
ラッパーで、歌も歌う、
Lane McCrayの2人組でしたね。
2人ともアメリカ人のようですが、
結成されたのはドイツで、
1994年に"Sweet Dreams"を、
そのドイツを中心に、ヨーロッパで、
大ヒットさせたのでしたが、
USチャートに初ランクインしたのは、
グループ最大のヒットとなっております、
こちらの"Be My Lover"でした。
最高位は、6位だったようです。



そして、La Boucheにとって、
最後のHot100入り曲となっているのは、
98年リリースの2ndアルバム
"S.O.S."からのカットでした
"You Won't Forget Me"になるようです。
最高位は、48位。



Melanieさんは、2000年に、
グループを離れ、2001年に、
ソロアルバム"Ready to Fly"を
リリースして、シングル
"Wonderful Dream
(Holidays Are Coming)"が、
ドイツなどで大ヒットしていたのですが、
その年の、11月24日に、
ドイツで起きた飛行機事故で、
この世を去ってしまっております。



なお、La Boucheのほうは、
活動休止期間もありながら、
女性ボーカルが何度がチェンジして、
2年前くらいまでは、
活動していたようでありますが、
現在は、SNSなどにも動向が無く、
詳しい近況はわかりませんでした。

https://www.instagram.com/laboucheofficial/

※次回は、80年代お気に入り曲、
第122位の発表です。

今週の気になる新曲2曲。

2022-11-22 20:17:19 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートを、
上昇している曲と、これから入ってくるかも?
と思われる曲の、2曲です。

まずは、上昇中の曲、
日本でも、人気あるみたいですね。
N.Y.のブルックリン出身のグループ、
Phony Pplの"Nowehre But Up"です。



先週、配信のみでリリースされた、
3rdアルバム"Euphonyus"からの、
先行カットだったようですが、
歌のほうは、今風でありますが、
まあ、何と言っても、音のほうは、
これですよね、これ。



クレジットのほうを確認出来てないのですが、
当然、サンプリングしているみたいですね。
Robert Palmerによるカバーも大ヒットした、
Cherrelleのあの曲であります。

そして、もう1曲は、
ライブはやるけど、新曲は出さない、
そんなベテランが多い中、ひとり、
コンスタントに新作を出して、
気を吐いている感じの、
Will Downingの新曲"Kinda Guy"です。



来年リリース予定のNewアルバム
"Pieces"からの先行カットみたいですね。
曲もいいですが、リリックビデオも、
可愛くていいですね。

※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
58人目です。

reminiscing ("true one-hit wonders") #10

2022-11-21 11:58:31 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
今回は、自分も生まれていない(マジ)
そんな時代のヒット曲なので、
懐かしいというのとは、少し違うのですが、
このグループの、この曲を選んでみました。



L.A.出身のDoo-Wopグループ、
The Penguinsの"Earth Angel"ですね。
サブタイトルは"Will You Be Mine"。

映像は、Wolfman JackがMCということは、
70年代のものであろうと思われますが、
もともとのスタジオバージョンは、
こんな感じですね。



ヒットしたのは、1954年から55年にかけてで、
Hot100での最高位は8位、
R&Bチャートでは1位になっていたようですが、
Hot100入りしたのは、この曲のみで、
R&Bチャートでも、もう1曲、
"Pledge of Love"というナンバーが、
57年に、15位まで上がっていた、
ヒットがあるのみみたいなのですが、
"Earth Angel"は、様々なアーティストが、
カバーをし、80年代には、あの傑作映画にも、
印象的なシーンで使われて、
クラシックソングとして
認知されたこともあってか、
The Penguinsは、2004年に、
The O'JaysやThe Stylisticsなどとともに、
「ボーカルグループの殿堂」入りを
みごと、果たしております。



80's洋楽ファンにとっては、
↓このグループのカバーが忘れられませんが、
こちらも、映画『ベスト・キッド2』の
サントラから生まれたヒットでありました。





The Penguinsのほうは、ヒットのあとも、
メンバーチェンジをしながら、
活動は続いていたようですが、2012年に、
最後のオリジナルメンバーだった、
Cleveland Duncanさんが亡くなったことで、
長い歴史に終止符が打たれたみたいですね。

※次回は、気になる新曲です。

あのアルバム、この一曲。(38)

2022-11-20 15:07:17 | 懐かし洋楽
シングルカットはされなかったけど、
これは名曲では?と思うナンバーを
ジャンルに関係なく、
あげていく、このコーナー、
今回は、こちらでも取り上げましたが、
Bruce Springsteenが、85年の大ヒット
"Nightshift"をカバーしたことで、
注目を浴びております、
Commodoresの、その収録アルバム
"Nightshift"から、この曲を選びました。



アルバムの8曲目、レコードだと、
B面の4曲目に入っておりました、
"The Woman In My Life"ですね。

タイトル曲が、ちょっと飛びぬけていた、
そんな感じのアルバムではあったのですが、
B面に行きますと、以前、
お名前ソングで取り上げた、
Bobby Caldwellが、曲作りに参加して、
のちに、セルフカバーしていた"Janet"や、
Diane Warren&Jeff Lober作の
ポップなラストチューン
"Lightin' Up The Night"と、
なかなかに、佳曲が入っておりまして、
その2曲に挟まれていた、この曲も、
じんわりと心に染みる
ナンバーだったように思います。

ただこの曲、オリジナルではありませんで、
こちらのシンガーが、先に歌っておりましたね。



81年のヒット"Steal The Night"で、
日本でも人気がありました、
Stevie Woodsが、その翌年にリリースした
2ndアルバムのタイトルトラックとして、
先に世に出ておりまして、
Stevie Woodsのほうは、
シングルカットもしていたようで、
R&Bチャートの42位まで、
当時、上がっていたみたいであります。


・Nightshift - Commodores

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第10回です。

Time Machine ~2005~

2022-11-19 10:53:50 | 懐かし洋楽
今回は、2005年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Twista ft. Trey Songzの
"Girl Tonite"です。
(Pop #14 R&B #3 Rap #2)



90年代から活躍しています、
シカゴ出身の高速ラッパー、
Twistaが、同年にリリースした、
5thアルバム"The Day After"からの
カットでしたね。

Trey Songzにとっては、
この年がデビューの年で、
1stアルバム"I Gotta Make It"の
タイトルカットで、リードシングルだった
"Gotta Make It"では、逆に、
Twistaのほうがft.されておりましたが、
そちらは、Hot100では87位、
R&Bチャートでは、21位が最高で、
もうひとつ上がりませんでしたので、
この"Girl Tonite"で、Treyのことを、
初めて知ったという方が、
多かったかもしれません。

さて、"Girl Tonite"は、
80's R&Bヒットを
サンプリングしておりますが、
ネタ元は、こちらのナンバーでした。



85年の"Oh, Sheila"の
No.1ヒットで知られます、
ミシガン州出身のグループ、
Ready For The Worldの、
自分たちの名前をタイトルにした
デビューアルバムからのナンバー、
"Tonight"ですね。(R&B #6)

"Oh, Sheila"で、颯爽と出てきた
そんなイメージがありますが、
じつは、"Oh, Sheila"は、
アルバムからの3rdカットで、
こちらの"Tonight"が、
最初のシングルだったんですね。

彼ら、翌年に、
2ndアルバムから、
"Love You Down"という、
スローナンバーで、
大ヒットを放ちますが、
"Love You Down"も、
最初のシングルでしたので、
もともとは、スローな曲のほうに、
自信があった人たちなのかもと思います。

2005年11月19日付けのビルボードHot100
です。

1位は、ことしは、問題発言で、
いろんな物を失ってしまった、
あのラッパーの、あの名曲です。

<2005年11月19日、何があったか?>

豊川悦司さん主演で、共演者も、
世代を超えた豪華キャストで話題になった
映画『大停電の夜』が公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/1350/
『大停電の夜』(映画.com)

※次回は、シングルカットされなかった名曲、
第37回です。