probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

『ボブ・マーリー ONE LOVE』

2024-05-31 10:42:59 | 映画


2時間半超えは当たり前で、
ヘタすると、3時間オーバーの
作品まで出てくる近年ですが、
この作品の上映時間は、1時間48分で、
えっ?その長さで、
Bob Marleyの生涯を語れるの?
と思いましたら、やはり、
回想シーンはあるものの、
幼少期の話は、あまり無く、
登場場面から、すでに、
Bobさんはジャマイカの大スターで、
しかし、国内の政情が不安定で、
命の危険があることから、
ロンドンに渡った70年代後半から、
81年に、36才で亡くなるまでの、
短い時間を、さらに凝縮したような、
そんな映画でありました。

なので、Bob Marleyの
人となりについては、
あまり語られないため、
もうひとつ、感情移入しにくく、
さすがに、Bob Marleyや、
Third WorldのCDくらいは
持っていますので、
"Jar"はわかりましたが、
「ラスタファリ」については、
もう少し、説明シーンがあっても、
良かったのではないかな?
と思いました。

それでも、先日の、
John Lennonと同じで、
洋楽ハマり始めに亡くなった、
Bob Marleyのことも、70年代の話は、
ほとんど知りませんでしたので、
いろいろと興味深く、
観ることができました。

恥ずかしながら、
お父さんが、白人であることすら
知りませんでした...。

ロンドンに渡ったら、時代は、
パンク全盛で、The Clash?
らしきバンドに出会うところや、
Rita Marleyさんとは、
絆で結ばれながらも、
そこらじゅうで浮気して、
子どもを作っていたあたりの、
ダメダメさも垣間見られるのが、
また、面白かったです。

それにしても、国の融和のために、
命の危険があっても、あえて、
ステージに立つ姿が描かれますが、
そこは、やはり感動しますね。

今の、分断を煽る、
愚かな人たちばかりの世界を、
天国で眺めながら、何を思うやら...。

https://bobmarley-onelove.jp/
『ボブ・マーリー ONE LOVE』
日本公式サイト



※次回は、Time Machineです。

このアーティスト、あの一曲。(14)

2024-05-29 19:46:07 | 懐かし洋楽
シングルカットされていたけれど、
忘れられていそうな曲を選んで、
お送りしている、このコーナー、
今回は、本日29日が、
Cameoの中心人物であります、
Larry Blackmonさんの
誕生日ということで、
Cameoの、この曲を選びました。



88年リリースのアルバム
"Machismo"からのカット
"You Make Me Work"ですね。

まんま、"Word Up!"でないかい?
という曲でしたが、その、
タイトル曲や"Candy"の
ヒットを生んだ、86年リリースの
アルバムの次作となったのが、
"Machismo"でしたね。

二匹目のナントカを狙った感、
あまりにもアリアリな曲でしたが、
R&Bチャートでは、
最高位4位を記録したものの、
Hot100では85位に終わり、
R&B1位、Hot100では6位だった、
"Word Up!”のチャート成績には、
遠く及びませんでした。

"You Make Me Work"は、
Cameoの、何種かある、
2枚組のベストには
入っていることが多いですが、
1枚ものでは、たいてい、
スルーされておりまして、
案外、忘れられているのでは?
と思いましたので、今回、
選んでみました。

"Word Up!"と違う点、
あちらは赤でしたが、
こちらは、黒でしたね。(^^;)


・Machismo - Cameo

※次回は、映画感想文です。


今週の気になる新曲2曲。

2024-05-28 16:58:43 | 最近の洋楽
今回は、まったく、曲調は違いますが、
同じタイトルの新曲2曲です。
その題名は"Tonight"であります。

まずは、Adult R&Bチャートの常連、
個人的に推しております、
ボーカルグループSenturyの新曲です。



今月の初めにリリースされたようで、
すでに、チャートに入っているみたいです。
でもまた、決定的な1曲には、
ならん感じかなぁ...
そんなところも愛しいのですが。(^^;)

そして、もう1曲は、
これから、どんどん、
いろんなところで、かかりそうな、
このグループの"Tonight"です。



Black Eyed Peasの、日本でも、
来月21日から公開されます映画
『バッドボーイズ RIDE OR DIE』の
サントラからの曲のようで、
ラテン音楽界のスター2人、
El AlfaとBecky Gをft.しています。

そして、BEPといえば、
ネタ使いでも楽しませてくれる
グループでありますが、
今回も、80'sヲタ心をくすぐる、
Genesisの87年のヒット
"Tonight, Tonight, Tonight"を
サンプリングしておりますね。



※次回は、シングルカットはされたけど、
忘れられがちではないかと思う曲、
14曲目です。

80's #93

2024-05-27 10:36:27 | 80年代のお気に入り曲200曲
80年代のお気に入り曲、200曲、
第93位は、カリフォルニア出身の、
Wilson姉妹が中心になって、
シアトルで結成された、
こちらのバンドの、このナンバーです。



説明不要の、1987年の、
HeartのNo.1ヒット"Alone"ですね。
同年リリースの、
9枚目のスタジオアルバム
"Bad Animals"からの1stカットでした。

曲を書いていたのは、
Madonnaの"Like A Virgin"や、
Cyndiの"True Colors"などの、
ソングライターチームとして、
この時期、絶好調でした、
Tom KellyとBilly Steinbergでしたね。

あまりにも、HeartのAnnねいさんが、
自分のものとして歌っているので、
てっきり、オリジナル曲なのか?
と思ったら、じつはカバーで、
Tom KellyとBilly Steinbergが、
ユニットを組んで、1枚だけ、
リリースしていたアルバム、
i-Tenの”Taking a Cold Look”に、
収録されていたナンバーが、
オリジナルだと聞かされて、
驚いたものでした。



"Taking a Cold Look"を
プロデュースしていたのは、
Steve Lukatherと、
2020年に亡くなった、
Keith Olsenで、Totoからは、
Steveの他にも、レコーディングに、
David PaichとSteve Porcaroが
参加していたようで、
何で、売れなかったのかしら?
という感じなのですが、
Toto人気が高い日本では、
アルバムは、何度か、
再発されておりまして、現在でも、
廉価で入手できるようです。

Heartのほうなのですが、近年、
姉妹の関係が悪化しているという、
報道があって、心配されましたが、
今年は、仲良く、元気に、
ツアーに出ているようで、
公式サイトを見ると、
ちょっとびっくりするくらい、予定が、
年末まで、びっしりになっております。

https://www.heart-music.com/

Jimmy Fallonの「Tonight Show」で、
"Barracuda"をパフォーマンスする、
最近の映像がありましたので、
まだ、チェックしてなかったわよ!
という方は、ぜひご覧くださいませ。



※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1981~

2024-05-25 20:31:21 | 懐かし洋楽
今回は、1981年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Jefferson Starshipの
"Find Your Way Back"です。
(Pop #29)



Jefferson Starship名義では、
6枚目となったアルバム
"Modern Times"からのカットでした。
自分は、この曲で、
彼らのことを知りました。

元のバンド名が違っていたことも、
のちに、また名前が変わることも、
後者は、当たり前ですが、(^^;)
知らなかったですね。

”Modern Times”は、
Elvin Bishop Groupの
ボーカリストで、ソロ活動もしていた、
Mickey Thomasが加入後から、
2作目のアルバムで、前作では、
バンドを離れしまっていた、
Grace Slickが復帰した作品で、
このあと、2枚のアルバムを経て、
Pop路線へと進み、
Starshipへと名を変えることになる、
その流れを作った作品かもしれません。

なお、Grace Slickとともに、
離脱していたMarty Balinは、
バンドに戻ることはなく、
この同じ年に、ソロで、
"Hearts"の大ヒットを放ちましたね。

また、Marty Balin、
Grace Slickとともに、
78年にバンドから離れた、
ドラマーだった、John Barbataさんが、
8日に、79才で亡くなったことが、
先日、ニュースになっておりました。

https://amass.jp/175087/
タートルズ/CSNY/
ジェファーソン・エアプレイン
&スターシップ等 
ドラマーのジョン・バーベイタ死去
(amass)

1981年5月23日付けのビルボードHot100です。

1位は、この年、
5週連続で1位に輝き、
1週、2位にダウンしたものの、
また返り咲いて、4週1位を続け、
計9週No.1だった、
あのシンガーの、あの名曲です。

<1981年5月23日、何があったか?>

田中康夫さんのベストセラー小説の
映画化作品『なんとなく、クリスタル』が
劇場公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/38372/
『なんとなく、クリスタル』
(映画.com)

※次回は、80年代お気に入り曲、
第93位の発表です。